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【Apink】ピンクラッシュの新配合【%%(응응)】

昨年の年末から、ティーザーを公開しながら期待を高めていたApinkが1月7日に8thミニアルバム『PERCENT』タイトル曲「%%(응응/うんうん)」で待望のカムバックです!

7thミニアルバムに当たる前作『ONE&SIX』タイトル曲「1도 없어/I’m so sick/1つもない」から引き続き、今作も“ピンクラッシュと呼ばれる成熟した姿を披露してくれています。

ピンクラッシュ:「ピンク+ガールクラッシュ」を意味する造語で、Apinkの既存のイメージにカリスマ性をプラスしたコンセプトで、それまでに抱かれていた清純派のイメージを一新した。

最近は1年に一回だった活動のサイクルも、“魔の7年目”と呼ばれるジンクス(韓国のアイドルは一般的にデビューから7年間の契約を結ぶため、その前後で解散やメンバーの離脱などの問題に直面する)を乗り越えたことで、6ヶ月ぶりのリリースとなり、かつてのペースに戻りつつあります。

非常に目を惹くタイトルの「%%(응응)」ですが、日常的に使われる「ㅇㅇ(肯定の回答を意味するハングル)」を「%(응)」と並べることで「うんうん」という肯定の相槌として表しています。また事務所の公式発表では「今回のアルバム名『PERCENT』は数字を示す単位であるパーセントにどんな数字も付けない。単位だけを使って無限なApinkの可能性を見せるという意味が盛り込まれている」とあります。

楽曲はエレクトロニックサウンドの幻想的なダンス曲で、歌詞では時折訪れる寂しさに妥協せず、本当に良い人が現れるのを待つという女性の心を表現しています。前作のタイトル曲「1도 없어/I’m so sick/1つもない」から引き続き、ブラック・アイド・ピルスン(Black Eyed Pilseung)チョングン(전군)の3人が手掛けています。

ブラック・アイド・ピルスン:TWICEの初期三部作「Like OOH-AHH」「CHEER UP」「TT」などを手掛けたチェ・ギュソンとラドの二人からなる著名作曲家コンビ。チョングンとの共作多数。

このトリオは1月2日にリリースされたチョンハの「벌써 12시 (Gotta Go)」も手掛けており、新年から活動的なKポップ界においても、裏方でありながら一際目立っている印象です。両曲ともにセールスも好調な模様です。

メンバーの個人ティーザーを公開してきたこれまでのアプローチと異なり、今回は通常のアルバム・ティーザーMV・ティーザーに加え、Storytelling Ver.というものが公開されており、「%%(응응)」の世界観を補足してくれています。

I NEED A TOUCH OF LOVE
(私には愛の手が必要なの)
AND I JUST WANT YOU TO LISTEN TO ME
(そして、あなたに尋ねて欲しい)
ONLY ONE FOR ME
(私だけのために)
FLOWING FOR ME
(私に流れて)
AND PLEASE COME WITH ME EVERYWHERE
(そして、私と一緒にどこへでも)
LOOK AT ME ONLY
(私だけを見て)
A SWEET VOICE
(甘い声で)
CALLING ME
(私を呼んで)
PLEASE ANSWER ME?
(私に答えられる?)
COME TO ME, WHILE I ASLEEP
(私が眠ている間に現れて)

MVのカットに合わせたナウンのナレーションでは、未だ見ぬ運命の人を待ちわびる心情が詩的に語られており、本編のMVには登場しない魔法陣、さながら愛のレシピのようなものが写っています。
こちらでは明確に8つのエレメントを確認できるのですが、本編のMVでは、なんと11(+1)ものアイテムが登場します。


ハヨンが持っているのはクリスマスツリーの「オーナメント」で、こちらは魔法陣に描かれていません。


ナウンの横には「手」


ボミは様々な音響機器と「耳(EAR)」


チョロンは「唇(LIPS)」


ナムジュは「靴」


転送された5つのアイテムをウンジとチョロンが配合します。


ウンジ持っている点滴バッグもアイテムの一つのように見えますが、溶かすシーンがないので、おそらく溶解液そのものだと思います。ナウンの手のシーンにあるアイスクリームも同様に印象的なんですが、このあたり若干ややこしい演出となっています。


こちらは後にしっかり配合される「ハート形のキーチェーン」


ハウンの「ピンクの血液(BLOOD)」もウンジの点滴バッグに似ていて混乱します。


ナムジュの「懐中時計」はその造形から眼を表しているものと思われます。


チョロンの壷は直前に蜂蜜のようなものが写っているので「蜜壺」だと思いますが、下ネタかもしれません。こちらも魔法陣には描かれていません。


ボミのラグジュアリーな「ハンドガン」


そして最大の謎「クロワッサン」こちらも魔法陣には描かれていません。


後半に現れた6つのアイテムを新たに配合すると…


最後にはハート形のキーチェーンと混同してしまいそうな「ピンクの心臓」が完成します。


そして生身のないスーツに「ピンクの心臓=%%」を掲げることで、生命が宿ります。

最初に見たときは、伏線たっぷりのMVを作るApinkのことなので、当然経歴やディスコグラフィーと関連づけているんだろうなと思い込み、過去のMVとかを改めて見漁ったりしたんですが…なんかどうも関係ないようです。大ヒット曲の「Mr. Chu(미스터 츄)」など因果を感じるアイテムはいくつかあるんですが、その順序や数、どうにも関連づけれないアイテムがあったりと、いまいち辻褄が合わないんですよ。で、よくよく考えたら今回のMVを製作しているのがカオスな映像に定評があるTIGERCAVEだったんですよね(前作の「1도 없어/I’m so sick/1つもない」はVIKINGS LEAGUE)。


TIGERCAVE:ソウルのアンダーグラウンドヒップホップシーンから生まれ、ヒップホップカルチャーへの支持を身上とするイ・ギベク監督率いる映像制作チーム。過去にはZICO「Aritist」、SUPER JUNIOR「Lo Siento (Feat. Leslie Grace)」などを手掛ける。最近ではATEEZ「Treasure」「해적왕(Pirate King)」、EXID「알러뷰 (I LOVE YOU)」など。

どうやら「PINK FACTORY」で作られているのは“理想の人”で、各アイテムはその配合(=%)というだけのようです。

思わせぶりな演出に若干振り回されてしまった印象はありますが、「理想の人を願う(少女性=ピンク)」と「妥協しない(成熟性=クラッシュ)」として、Apinkらしさを少し取り戻した“新配合のピンクラッシュを提示しているのではないかと思います。世間的には好評ではあったものの180度方向性を変えたことでPINK PANDA(Apinkのファン)に少なからず混乱を与えた印象のある前作「1도 없어/I’m so sick/1つもない」を補完するような1曲となっています。

うん!うん!好き!

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