ALL YOU NEED IS KPOP!

【iKON】“NEW KIDS”の先へ【I’M OK】

iKONの「NEW KIDSシリーズ」が「iKON NEW KIDS REPACKAGE<THE NEW KIDS>」をもって遂に完結!

2017年リリースの「NEW KIDS:BEGIN」、2018年リリースの「Return」「NEW KIDS:CONTINUE」「NEW KIDS:THE FINAL」、そして今回のリパケ「THE NEW KIDS」の全5作からなる「NEW KIDSシリーズ」。
このシリーズはiKONにとって何だったのか。そして彼らに何をもたらしたのか。

ヤン・ヒョンソクはシリーズ開始に関して以下のような事を言っていました。

iKONの復活のコンセプトは ‘NEW KIDS’だ。これは、iKONの「新しい始まり」と「新しいスタイル」を意味する。

これはYG側として「ネクストBIGBANG」を狙っての流れとしては当然だったかもしれません。

しかし。

2015年11月16日に「WELCOME BACK」で華々しくデビューし、2016年5月30日リリースの1stデジタルシングル「오늘 모해(#WYD)」を経て2017年5月21日にリリースされた「NEW KIDSシリーズ」の始まりである「NEW KIDS:BEGIN」。

これは1年ぶりの国内カムバではありましたが、それまでの勢いとはうって変わってチャート・セールスともに全く振るわないという苦難のスタートでした。
その理由として、ダブルタイトル曲である「BLING BLING」「벌떼 (B-DAY)」が、グループとしての新しい姿を提示するに至らなかった点や、2016年が日本でのツアーなどを中心に活動していたことが挙げられるようです。しかしながらスタイルの継続や国外での活動で幅を広げようという戦略は、彼らにとって間違ったものだったのかというのは難しいところです。それはマーケティングの領域ではありますが、とはいえ一つの事実として“NEW KIDS:BEGINは大衆の支持を得られなかった”という点においては、グループとしての方向性を見直さざるをえなかった出来事となったかもしれません。

それでも挫折や大きな失敗というのは、時に反動として更なる発展を生み出します。

2018年1月25日にリリースされた2ndフルアルバム「Return」のタイトル曲「LOVE SCENARIO」は爆発的な人気を博し、今や老若男女を問わず多くの人々からの支持を得る曲となりました。
2018年10月31日には「LOVE SCENARIO」のMV視聴数が2億回を達成し、12月1日に開催されたMelon Music Awardsでは見事に「ベストソング賞」を受賞するなど3冠を達成し、名実ともに国民的アーティストの仲間入りを果たすにまで至りました。

その後、「NEW KIDS:CONTINUE」に続いてリリースされた同年3度目のカムバックとなる「NEW KIDS:THE FINAL」のタイトル曲「Goodbye Road」では音楽番組で7冠を達成。これにより、iKONは大衆性とアーティスト性を兼ね備えた真の実力を持ったグループであるという事を改めて証明してみせました。

今回の「THE NEW KIDS」リリース時、シリーズを振り返るインタビュー動画が公開されました。

この中でBOBBYは、「NEW KIDSシリーズ」を「TURNING POINTだ」と評しました。

これまでiKONは、ヒップホップをするグループだと言われていましたが『LOVE SCENARIO』以来、多くの年齢層に愛されるグループとして認めてもらったように思います。誰でも知っている楽曲をひとつは持っているグループになれたので、メンバー全員で本当に喜びました。

この成功により、「よく笑うようになったし、メンバーの雰囲気も和気あいあいとして、ポジティブなエネルギーをもたらしてくれる楽曲でした」とも言っています。それは裏を返せば、おそらく「NEW KIDS:BEGIN」以降、グループのスタイルや活動に望む姿勢に対し、多くの苦悩を抱えた歩みだったと言えるかもしれません。
チャヌが同インタビューで「CHALLENGE」だったと言い、「たくさん悩んだシリーズだった」と語っていますが、この1年半ほどの間に大きな成長をもたらした意義のある経験だったはずです。
それはジュネも同様で、彼は「GROWTH(成長)」というキーワードを用い「GOODBYE ROAD」そして「NEW KIDS: THE FINAL」は「成長とプレゼントのようなありがたいアルバムだった」と言いました。
そして今回のタイトル曲「I’M OK」についてB.Iは、「時には慰めるよりも、ただそっとしておいて欲しいという、孤独と寂しさについての曲だ」と解説しています。
それはVM Project Architectureが手がけるMVの中にもよく表れていてるように思います。


ミュージックシーンという戦場の中で、時に大きな傷を負いながらも


付きまとう大衆やファンの期待に応えなければならないというプレッシャー


孤独に苛まれ


やり場のない憤りを抱えても


それらと向き合い、乗り越えてきた彼らは


前を見て歩き続けます。


iKONというグループが、唯一無二となる感性を示すことに成功した「NEW KIDSシリーズ」の終わり。

これは結果論かもしれませんが、「NEW KIDS:BEGIN」の挫折から始まり、「Return」での復活、「NEW KIDS: THE FINAL」での実力者としての証明、そして「I’M OK」と言えるまでの道のりは、まさしく“少年”というモラトリアム期を抜け、青年期を経て大人への階段を上がった“成長譚”となったのではないかと思います。

その「I’M OK」が収録されたリパケ「THE NEW KIDS」。通常のリパケというと既存のアルバムの冒頭に新曲が収録されているパターンがほとんどかと思いますが、これはまさしくシリーズの集大成にふさわしく、2枚のシングル、2枚のEP、そして1枚のアルバムを組み合わせて再構成された珍しい1枚になっています。CDは2枚組の仕様で、TRACK1〜12がDisc1、TRACK13〜23がDisc2です。

1 BLING BLING NEW KIDS:BEGIN
2 LOVE SCENARIO Return
3 KILLING ME NEW KIDS:CONTINUE
4 FREEDOM NEW KIDS:CONTINUE
5 B-DAY NEW KIDS:BEGIN
6 RUBBER BAND RUBBER BAND
7 BEAUTIFUL  Return
8 COCKTAIL NEW KIDS:CONTINUE
9 ONLY YOU NEW KIDS:CONTINUE
10 EVERYTHING Return
11 LOVE ME Return
12 DON’T LET ME KNOW NEW KIDS:THE FINAL
13 I’M OK THE NEW KIDS
14 GOODBYE ROAD NEW KIDS:THE FINAL
15 LONG TIME NO SEE Return
16 BEST FRIEND Return
17 JUST GO Return
18 ADORE YOU NEW KIDS:THE FINAL
19 DON’T FORGET Return
20 JERK Return
21 PERFECT NEW KIDS:THE FINAL
22 HUG ME Return
23 JUST FOR YOU NEW KIDS:CONTINUE

B.Iは「NEW KIDSのアルバムを始める前、iKONは意味なく彷徨いました。しかしアルバムが完成するまでの間、その彷徨いには意味がありました。これからのiKONは、もう彷徨わないでしょう」と語っています。

次なるiKONという姿。

それはもうすでに彼らの中で見えているのかもしれません。

最新情報をチェックしよう!