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【ATEEZ】夢を忘れた大人たちへ【Say My Name】

2018年10月24日、「TREASURE EP.1:All To Zero」(タイトル曲「Treasure」「Pirate King」)でデビューしたATEEZが「TREASURE EP.2: Zero To One」(タイトル曲「Say My Name」)で早くもカムバック!

 

おい、ATEEZよ、

なんだ、これはいったい?

おじさん、熱くなってしまったじゃないか。

 

いや、デビュー曲の「Treasure」も「Pirate King」もカッコいいとは思っていましたよ。とはいえ前作はまだ俄然10代の勢いそのままって感じで、青臭さも残るビジュアルだったと思います。まぁ彼らのグループ名に込められた意味が

“「10代のA to Z(全てのもの)」という意味を持っており、10代の若者が熱狂できる全てのものを備えたグループを目指す”

なので、当たり前といえばそうなんですが。

この「ATEEZ」って書かれた旗なんて持ってるあたりも「おーおー、気合い入ってますなー。暴走族の出陣式ですか?」っていうくらいのイキり感がプンプンしていましたし。

それが今回、これですよ。

たった1作で随分と洗練されたというか、いや、もちろん若さは溢れているんですけれども、過剰にそれをアピールする訳ではなく、成長とも自信とも言える若干の秘めた色気を伴いつつも、勢いはそのままキープしているというのか。

それを顕著にしているのはやはり楽曲だと思います。
アコースティックギターの異国情緒溢れるリフで始まり、そのギターを軸にVerse1ではボーカルを中心に据え、Bridgeでは今風にビルドアップされて「Say my name」と繰り返されるChorusへと入り、Verse2ではラップ中心に持っていくという展開も含め、他のグループにはないオリエンタルな匂いがするところなどはATEEZらしさと言っても良いでしょう。
曲自体は前回同様「Eden/Buddy/LeeZ」という名前がクレジットされていますが、リーダーでラッパーのホンジュンが作曲を担当しているので、このいずれかが彼の作曲家としての名義なんだと思われます。

顔はわかりづらいけど、雰囲気満点カットのホンジュン。

そしてビジュアルです。
海賊コンセプトではありますが、そこに全てを落とし込むのではなく、全体的に80年代から90年代のアドベンチャー映画の要素もありつつ、ただしその頃の映画が持っていた陽気さは排除され、MARVELというよりも最近のDC的なダークさを纏った(決して退屈という意味ではありません。あの物憂げな雰囲気のことです)冒険物とでも言いましょうか。この見せ方が10代のみならず、大人(特に男性)まで惹きつけてしまう要素だと思っています。


やはり海賊と言ったら大仰な服でしょう。ホンジュンは毛皮を着ていますが、ゴージャス感が出ていて良いです。そしてラッパも欠かせません。


冒険物といったらやはりお宝でしょう。そこをうろつく黒づくめの男も怪しげな雰囲気を出していてそれっぽいです。ちなみにスモークが炊かれたボックスの中にいるのはヨサンです。


海賊には欠かせない懐中時計や


洒落たアンティークの小物。インディー・ジョーンズに出てきそうな雰囲気です。テーブルランプがカッコよすぎです。


そして先ほども出て着た黒づくめの男たち。やはり敵といえば黒づくめです。ATEEZが身につけるレザージャケットやバンダナ、ブーツという出で立ちもアウトロー感があり、加えて全体的な衣装の色味を黒や茶色にすることで、セットも含めて現代と大航海時代や開拓時代が組み合わされたような演出になっていて、その辺りがまた彼らの独特な音色をビジュアルとして魅せることに一役買っているのは間違いないでしょう。


その敵と思っていた男が実は…というような映画的展開も、ATEEZというグループの個性をより際立たせ、彼らだけが持つコンセプチュアルな表現を強く押し出したものになっているように思います。

ダンスは前回にも増して力強くなっているだけでなく、ヒップホップ色の強いグループでありながら、華麗なカルグンム(칼군무。칼=刃物、군무=群舞で、切れ味の鋭いダンスという意味)も披露してくれています。

それはこの「Say My Name」の前に公開されていた「TREASURE EP.2: Zero To One」の収録曲「HALA HALA (Hearts Awakened, Live Alive)」のパフォーマンス動画でも見ることが出来ます。

はい、気づきましたか?そうです。


黒づくめの男たちです。

まぁこっちが先に公開なんで順を追って見ていれば分かることなんですが。とはいえ、ストリーミング全盛の現代では、割とタイトル曲とEP・アルバムに収録されているそれ以外の曲は別なテイストだったりする事は珍しくありません(例えばDreamcatcheのタイトル曲は基本的にメタル調ですが、それ以外は結構別物が多いです。実を言うと私はそっちの方が好きだったりします)。タイトル曲以外は聴かないor知らないという人も少なくないと思いますが、こうやってビジュアル面で連動させたりして、EPやアルバムも含めてのアーティストなんだというスタイルは、CDのアルバムを聴いていた世代としては非常に嬉しくなります。

それだけではないのがこの

2Dなのに3Dの感じを出してくる演出。白い枠内に収められた黒づくめの衣装に黒いマスクの彼らとモノクロの映像は、どこか不気味さも感じさせながら、ハッと目を引くような凝った撮り方をすることで全体的なシャープさが増し、見事なカルグンムをより効果的に魅せることに成功しているように思います。

曲・ビジュアル・コンセプトと、細部にまでこだわりを感じる今回のATEEZ。10代に限らず、大人でも高揚するATEEZ。

ここで宣言しちゃいましょうか。

彼ら、間違いなくこれからもっとキマすよ。なんなら賞レースにも絡んできますよ。

ATEEZという船はまだ出航したばかり。まだ間に合います。一緒にKポップという大海原へ冒険の旅へと出ようじゃありませんか。

そして近い将来、彼らが世界に「Say My Name?」と聴けば、こう返ってくるでしょう。

ATEEZ


2月11日追記

2月7日に「HALA HALA (Hearts Awakened, Live Alive)」(Performance ver.)が公開されたので、貼っておきます。

曲・ダンスは言わずもがな、サムネにもある拡声器が、見事な編集で突如現れるところとか、非常にカッコいい演出になっています。

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