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【CLC】チェシャ猫は燃えているか…!?【No】

あなたは犬派ですか?

それとも猫派ですか?

なんて小ざかしい前置きはやめましょう。

タイトルを見ればわかる通り、CLCを取り上げるんだから猫派に決まっています。

昨日まで犬派でも、さっきまで鳥派でも、白樺派でもかめはめ波でも構いません。

今この瞬間は猫派。それでいいでしょう?

だって約1年ぶりにカムバックですよ?

正確を記せば、前作「BLACK DRESS」がリリースされたのが2018年2月22日(奇しくも猫の日)。

そして今回の8th EP「No.1」(タイトル曲「No」)が2019年1月30日ですので、11ヶ月と8日ぶり。

長かった。余りにも長かった。

あ、ちなみになんでネッコヤネッコヤ言ってたのか分からない人がいるとアレなので説明させて頂くと、CLCが使用しているマークがチェシャ猫だからです。

CLCは「CRYSTAL CLEAR」の略です。

話を戻します。

なぜカムバまでそんなに時間がかかったのか。

それは所属事務所であるCUBEエンタが他のグループにかまけていたからです。

2018年の4月にはPENTAGONがナナナンナン、5月には(G)I-IDLEがデビューでラタタ、続けて8月にハンッヌ、9月にはまたしてもPENTAGONでゲコゲコ

おまけに8月2日からはそのPENTAGONのイドンとHyunAの熱愛問題があり、収束まで3ヶ月を要しました。

そんなゴタゴタもありつつ、カムバが遅れた理由がもう一つあります。

少し前からまことしやかに囁かれていた噂。それは

IZ*ONEのデビュー曲「La Vie en Rose」って、元々CLCの曲だったんじゃね?

です。

これは「La Vie en Rose」の振り付けチームが、そのダンス動画を公開したところ、そこで使われていた音源が「CLCのものじゃないか?」という指摘があったというものです。

先日行われたCLCのメディアショーケースではこの質問が出ましたが、実際「レコーディングまで終えた曲」だったとのこと。

あるアーティストの曲が他のアーティストに渡るというのはKポップ界でよくある話らしいですし、イェウンは「別に悲しいとかはない。より良い歌い手に渡ったと思う」と答えています。

しかしですよ、レコーディングまで終えた曲を大型プロジェクトとはいえ新人にかっさらわれ、おまけにそれが大ヒット。そしてIZ*ONEは一気にトップスターの仲間入り。自分たちはカムバ延期。

これで心中穏やかだった訳がありません。特に負けん気の強いウンビンなんて

こんな顔でテレビ画面に向かって「大人の事情?知らねーし。IZ*ONE?その米印みたいなやつ、PC入力しずれーんだよ」と激しくメンチを切っていたのではないかと思います。

そんなこんながあってのカムバ。

作詞・作曲には後輩である(G)I-DLEのソヨンが参加という熱い展開。

しっかり宣伝も忘れない愛すべき後輩。

EPのタイトルは「No.1」、タイトル曲は「No」。これだけでも色々と想像を掻き立てます。
そしてその歌詞。

Red lip NO

Earrings NO

High heels NO

Handbag NO

いわゆる“他者が求める女性像”をきっぱり拒否。さらには

하고 싶음 해봐
(やりたければやったら)

구두 NO
(靴 NO)

향수 NO
(香水 NO)

가방 NO
(バッグ NO)

화장 NO
(化粧 NO)

청순 NO
(清純 NO)

섹시 NO
(セクシー NO)

애교 NO
(愛嬌 NO)

착한 척
(可愛いふり)

Red lip NO

「あなたたちが求めるアイドル像なんてまっぴらごめんだね」とでも言わんばかりの挑発的な内容。

「私は私」というこのカットも非常に良いです。

これにはしっかり布石があります。

少し時間を遡りますと、CLCは元々5人組で、2016年にエルキーとウンビンが加入して現在の体制になったのですが、エルビン(エルキー+ウンビン。私が勝手に言っています)加入前はチェシャ猫マーク同様に可愛い路線でした。
それが4th EPのタイトル曲「아니야(No oh oh)」から僅かながら生意気っぽい感じを出してきて、次の「도깨비(Hobgoblin)」では釘付バットなんぞ持ち出して猫から鬼へと変貌し、初期からのファンをチビらせました。

私はウンビンありきでグループを見ているので(その前はあまり気にもとめていなかった)、エルビン加入後であるこのコンセプトチェンジは大いにウェルカムです。
結果的にスンヨンのビジュアルもイェウンのラッパーとしての声質もこっちの方がバッチリハマっている気がしますし、それはウンビンのクソ生意気な顔つき(褒め言葉です)がグループの方向性を決めたのだと思ってもいます。まぁユジンに関してはハマっているとは言い難いですが、何をしても可愛いので問題ないでしょう。

「아니야(No oh oh)」の時は、大人びてはいるけれど、恋愛においてはまだ未熟な少女が「だめ。今はまだ違うの」という、ちょっとエロさを匂わせる歌詞だった訳ですが、「도깨비(Hobgoblin)」では「あなたも私が欲しいんでしょ」となり、「BLACK DRESS」では「どうなの?あなたは準備出来てるの?私はオッケーよ」と作品を重ねるごとに少女から女性への成長を見せました。
そんな彼女たちが経験した2018年の出来事をMVや歌詞として昇華する事で、CLCなりの手打ちにしたんじゃないかと。もちろん彼女たちはアイドルですので、ヒップホップにおけるディス戦というようなハードな感じではなく、事務所や「La Vie en Rose」に対してプロレス的なエンターテイメントを展開した、と見る方が面白いのではないかと思います。

「女性らしさ?アイドルらしさ?全部No!私たちは燃えてるんだ。っていうか全部燃やしてやるぜ!薔薇(La Vie en Rose)もな」

gifs website「ファイヤ〜!!」

っていうヒール的なポジション。
後輩の(G)I-DLEは他者に迎合しない独自のポジションを築きましたが、CLCはコンセプトチェンジがあったからこそ、今回のような表現が出来たのだと思います。

一つだけMVで残念だったのは、ウンビンのふてぶてしさがちょっと少なかったかなと。

こんな可愛い顔しちゃダメよ。もっと見下すような目つきをしてくれないと物足りないです。

とはいえ、今回はこの人がこれまで以上に目を引いたので、プラマイゼロです。

普段は一番フニャっとしてるのに、MVやステージではしっかり決めてくれるイェウン。金髪にしたのも大正解。株が爆上がりです。

さて、そんなCLCはLOVELYZ同様、Apple Musicに韓国語の曲がアップされないグループ(※)ですので、その代わりにこの「8th Mini Album “No.1” Audio Snippet」を。

しばらくはカムバ活動があるのでそれを観るとして、次は夏くらいに戻ってきてくれると嬉しいです。
そして叶うならば来日&イベントをやってもらって、私はサイン会でウンビンを引き当て、そのウンビンは無言でサインを書き、半ば放り投げるように返したあと「なに?終わったんだからさっさと帰れよ。お前なんかNoだよNo」という視線を投げかけてもらえれば最高です。
改めて、スンヒ、ユジン、スンヨン、ソン、イェウン、エルキー、ウンビン、お帰りなさい。

※追記:なんといつの間にかApple Musicで公開されていましたので、貼っておきます。

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