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【赤頬思春期】Japan 1st Concert in 豊洲PIT【Bolbbalgan4】

음원깡패(ウムウォンカンベ/意味:音源ヤクザ)※という言葉をご存知でしょうか。
これは「음원(音源)」と「깡패(ヤクザ)」を合わせた合成語で、音楽番組の出演やコンサートなどのイベント出演が余りなくても、音源を出せばたちどころに音楽チャート上位に位置するミュージシャンのことを指します。

※깡패(ヤクザ)なんて言葉を使うと何やら物騒な印象がありますが、韓国では外見や能力に優れている人に対して깡패(ヤクザ)を付け足すことで、「비주얼(ビジュアル)깡패(ヤクザ)」のように褒め言葉として使ったりするようです。「音源強者」と表現することもあります。

赤頬思春期はアン・ジヨンとウ・ジユンの2人組のグループで、Bollbalgan4(ボルバルガンサチュンギ 意味:赤い頬の思春期)やBOL4と表記されているところもありますが、この「4」は結成当時4人組だったことから、そのまま残しているようです。なにやら表記が色々あってややこしいですが、日本での活動には赤頬思春期を正式名称としています。
デビューは2016年。所属事務所はSHOFAR MUSIC(ショバル・ミュージック)です。

さて、この赤頬思春期の2人、先の音源ヤクザと呼ばれるミュージシャンの1組で、例えば今年の5月24日にリリースされた最新作「Travel」は、25日午前9時に、韓国主要音楽チャートMELON、GENIE、Mnet、SORIBADA、BUGSに加えOllehミュージック、NAVERミュージックなどの7つでリアルタイム音源チャート1位を占領
5月31日から6月13日までGENIEデイリーチャートでは14日連続1位2週目のGENIE週間チャートでも1位に輝いています。ちなみにこの時の2位は「BTS(防弾少年団)」の「FAKE LOVE」、3位は「Wanna One」の「Light」
ついでにGAONチャートでは6月の月刊デジタル総合、ストリーミング総合ランキングで1位になり、2冠という、これだけ見ても見事なヤクザっぷり。
昨年にはゴールデンディスク賞デジタル音源部門新人賞を受賞している、いま最注目のデュオであります。

そんな音源ヤクザの赤頬ちゃん、初来日は今年2月28日(水)ZEPP TOKYOでSHOW CASEがありましたが、8月10日(金)に、豊洲PITにて日本での1stコンサートを開催しました!!

その名も

「赤頬思春期 1st concert in Japan -旅-」

ここまで前置きが長くなってしまいましたが、この1stコンサートに行ってまいりました。結果を先に言ってしまえば、もんのすごく素晴らしいステージでした!
先に紹介した「Travel」で幕を開け、公式に公開されている2人でのMVの曲は全て網羅、最新アルバム「Red Diary Page. 2」からも6曲中4曲を披露、Camila CabelloのHavanaとキング・オブ・ポップMichael JacksonのBeat Itという2曲のカバーを含め、全20曲!

最初に感じたのは、ボーカルのジヨンがとにかく歌が上手い!生歌なのに全く違和感がない!!ということに加え、特筆すべきはその表現力。歌詞がわからなくとも、何についてどんな感情を込めているのかがわかるようで、1曲目の「Travel」から2曲目「Imagine」、3曲目「Fix Me」の間、思っていた以上に私は感情が昂ぶってしまい、歯を噛み締めるようにして涙を堪えるのに必死でした。

安定した音程と声量、緩急と表情。どれも文句のつけようのないステージングで、更に驚いたのはカバーした「Beat It」。彼女の可愛らしく、赤というよりは淡いピンク色をした伸びやかな歌声とは全く異なり、低く、太く、芯のある歌唱法は、彼女たち特有のポップサウンドだけではなく、ロックやその他のジャンルまでこなせるだろう彼女のシンガーとしてのポテンシャルを大いに感じることの出来た発見でもありました。

そして今回の個人的なハイライトは17曲目に披露された「나의 사춘기에게( 私の思春期へ)」でした。

「私は自分がこの世界から消えたいと願ったことがある。自分が消えれば楽になるのかもしれない。両親や友達が私を見る視線がただ辛く、あの美しいはずの時代が苦しかった。時間が解決してくれるというのは本当だったけど、幸せに感じる時間がまた去ってしまうのではと考えると怖いの。それでももしかしたら私はこの世界の明るい光になれるんじゃないかと思うと、諦めきれないの」という歌詞(要約です)を歌うジヨンの表情とトーン。

この歌を目の前で聴き、「思春期」というグループ名には、ノスタルジックな感情や思い出だけでなく、現在進行形で次々と降りかかる人生における悩みや痛み、苦しみが入っていて、それを少しでも解消できる光になれればという彼女たちのメッセージが込められているように感じました。
実際、歌の最中にはスクリーンにこの歌の生まれた経緯と思いが込められた「痛みや苦しみで出来たかさぶたを無理やり剥がそうとしないで。それはやがて固まり、自分の糧になるはず。だから自分を愛してあげてください。全ての思春期たちへ」という言葉が日本語で綴られました(長かったので全ての言葉を覚えきれませんでしたが、だいたいこんな感じです。誰か知ってたら教えてください)。

と、ここまで書くとジヨン1人ばかりですが、ギター担当のジユンもスペシャルステージとしてMOMOLANDのBboom Bboom、ブルピンのDDU-DU DDU-DU、TWICEのDance The Night Away、そしてBTSのFake Loveのダンスを披露したり、サウンド面では細かいところまで気を配った演奏を見せたりと、しっかりと縁の下の力持ちの役割をこなしていました。

音源ヤクザと評される彼女たちですが、機会があれば是非とも直接その目と耳で確かめていただきたい。その時こそ音源ヤクザというだけではなく、「赤頬思春期」という生身のミュージシャンの真の姿がわかるはずですので。

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