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【おさらい】今月の少女_LOOΠΔ【ユニット3/3】

イダレソニョ(이달의 소녀/今月の少女)ことLOOΠΔ(LOONA)おさらい企画。ユニットまとめもついにラストです。これまでの軌跡は下記リンクよりお願いします。

第1回:ヒジン/ヒョンジン/ハスル
第2回:ヨジン/ビビ/キム・リプ
第3回:ジンソル/チェリ/イヴ
第4回:チュウ/ゴ・ウォン/オリビア・へ
第5回:LOONA1/3
第6回:ODD EYE CIRCLE
先行シングル:favOriTe


ユニットの最後はイヴ、チュウ、ゴウォン、オリビア・へによるyyxy(youth youth by young/ワイワイバイワイ)のおさらいまとめです。 

時系列(2018年)

3/30 12人目のメンバー・オリビア・へがシングル「Olivia Hye」でデビュー
5/30 ユニット「yyxy」のミニアルバム「beauty&thebeat」をリリース
6/2-3 完全体初のファンミーティング「PREMIER GREETING-Line&Up」を開催

Beauty&The Beat 2018/05/30


最初のユニットLOONA1/3では、世界中に散らばった“今月の少女”が集結し、初めてLOONAの世界観を披露しました。2番目のユニットODD EYE CIRCLEは多くの象徴と隠喩を持って、その世界観を紡いできました。そして最後のユニットyyxyは全ての物語を収束する役割を担っています。それぞれのシングルで少女たちは自己愛について語り、エデンの園を拒否し続けました。それは完全体として目指しているのが“楽園”と言われるような安寧の地ではなく、自らが葛藤し導き出した独自の道を歩もうとしていることを表しています。99億ウォンという莫大な予算をかけて構築された12人の少女たちはユニット活動を経て、新しい世界LOONAというユニバースを創造しようとしています。ちなみにユニット名には、人間が性別を決めるxx、xy染色体ではなく、yyxyという染色体を持つ新人類という意味が込められています。


1. dal segno

作曲・編曲:Artronic Waves/ビリー・ジーン(빌리진)<BADD>/SlyBerry<BADD>
タイトルのdal segno(ダルサーニョ)とは演奏記号でSegnoTeken.svgまで飛ばすという意。ギターのカッティングから始まり、スナップからシンセに移り高揚感が加速するインスト曲。


2. love4eva (Feat. Grimes)

作詞:ダリ(달리)/チョン・ビョンギ(Jaden Jeong/정병기)
作曲:E-TRIBE(이트라이브)/ビリー・ジーン(빌리진)<BADD>/ナレ(나래)<BADD>/キム・ジンヒョン(김진형)<BADD>
編曲:ビリー・ジーン(빌리진)<BADD>
超大物のE-TRIBEを作曲家に迎えた BADDチームとの共作。

E-TRIBE:元々は作詞・作曲を担当するアン・ミョンウォンと、プロデュースを担当するE.D(キム・ヨンドク)からなる2人組の作曲家で、代表曲にSE7EN「I KONW(난 알아요)」イ・ヒョリ「U-Go-Girl (유고걸) (With. 낯선)」少女時代「Gee」SUPER JUNIOR「너라고(It’s You/君だと)」T-ARA「yayaya(야야야)」miss A「Hush」などがあり、ダンスミュージックのマエストロと称される。2011年頃にはE.Dが大学で後進の指導にあたるためE-TRIBEを脱退。一方のアン・ミョンウォンは一人になってもE-TRIBEの名を残しながら活動を続けていたが、2013年以降は事業家として活動しているため、作曲業はかなり控えていた。タイトル曲への参加は約2年ぶりである。

跳ね上がるようなアップビートに、ツヤがあり大人びたイヴ、ハリのあるチュウ、あどけないゴウォン、エキゾチックなオリビア・へ、それぞれの声質が絡み合うガーリーなポップナンバー。ダンスも含めて非常に可愛らしく仕上がっているこの曲…正直、最初聞いた時はあまり好みではなく、それはLOONA1/3「Love&Live」の第一印象と同じようにスタンダードすぎると感じたのが理由です。ODD EYE CIRCLEを全面的に好んでいる趣向といえば多少理解してもらえるかなと。ただ、聴き込んでいるうちにその印象は徐々に変化することに。前述した声質の違いというものが聞き分けられるようになってくると、そのアンサンブルが心地よくなり、ドラムやシンセの音が粒立って、曲全体のグルーブ感みたいなものがクセになりました。もし、私のように第一印象で好まない人がいたら、何度も繰り返し聴いてみるという苦行がオススメ。

MVはハンガリーのブダペスト近郊、バロック様式のヴェンクヘイム邸(Wenckheim Castle)、 ラーダイ・マンション(Ráday Mansion)で撮影。ストーリーはそれぞれのシングル「new」「Heart Attack」「One&Only」「Egoist」で語られていたことに帰依しています。

構成としては終盤のシーンをオープニングに持ってくるフラッシュフォワードと呼ばれる技法を使っていて、どこからを物語の始まりとするかは、ノイズ的なエフェクトで表現されているタイトル部分が境界線だと推測できます。


yyxyの4人は厳格そうな大人の女性(エデンの園の管理人、世間や常識の象徴)に、厳しい躾けを受けています。


嫌気がさし、やる気をなくしたイヴはそっと抜け出し新しい扉を開けます。


その姿に感化されたチュウは心を撃たれ、招かれるまま後を追います。


イヴとチュウはゴウォンにも、自分たちは唯一の存在なのだから、型にはまる必要はないとそそのかします。


薔薇(外の世界、人生とも置き換えられる)の味を知ったイヴ、チュウ、ゴウォンはエデンの園を飛び出します。


一人残されるオリビア・へ。心配そうに振り返るゴ・ウォン。オリビア・へが靴を履いたまま追いかけても、3人は見つかりません。


4人だったyyxyの影は躾け役の賞賛の拍手により、強張った姿のオリビア・へ一人だということがわかります。一つ重要なこと、それはイヴがオリビア・へだけを誘惑していないという点です。ただ一人出て行かず、利己的にエデンの園に取り残されたオリビア・へ。12人が出揃うというLOONAの完成形において、ただ一人の反逆者。反乱分子という異物を残したままyyxyの最初の物語は終わります。

小ネタとして4人が着ている黄色いチェックの制服は1995年のアメリカの青春映画「Clueless(クルーレス)」をオマージュしています。

冒頭のナレーション「Hello、finally introducing LOONA. Are you girls ready?Okay、let’s go!」には、カナダのエレクトロ系アーティストのGrimes(グライムス)によるものです。彼女は以前よりKポップの熱心な愛好家(特にG-DRAGONペン)として知られており、LOONAのファンも公言していました。ODD EYE CIRCLEのアルバムリリース時にはファンの間で噂が立つほどでした(詳しくは前回のユニット記事参照)。それを受けてかは定かではありませんが、5月3日Grimesのインスタグラムの投稿にLOONA側がコメントを送ったことをきっかけに、待望のコラボレーションが実現する運びとなったのです。

Kポップが世界中のアーティストに認知されていること、またKポップ側からも世界的に著名なアーティストと簡単にコンタクトができ、さらにそれをファンが目撃できるという、現代のSNSの凄まじさを物語るやりとりです。


3. frozen
作詞・作曲・編曲:ファン・ヒョン(황현)<MonoTree>
東洋的な思想の歌詞を西洋的なピッチに乗せて四季の巡りを表現している。


4. one way

作詞:ダリ(달리)/감동is(パク・ジウォン/박지원)
作・編曲:감동is(パク・ジウォン/박지원)/ソ・ジェハ(서재하)/キム・ヨンジン(김영성)
2019年5月リリース予定の最もメロディが美しいバラードだけを抜き出すというコンセプトアルバム「LOOΠΔthe Ballad」用に製作された曲。こちらもバラードだけあって4人の声を堪能できる。


5. rendezvous 18.6y

作詞:G-high<MonoTree>
作・編曲:G-high<MonoTree>/ソン・ゴウォン(손고은)<MonoTree>
rendezvous(ランデブー)は「待ち合わせ(場所)/集合する/たまり場」などの意で、18.6(年)は月の交点周期を表しています。12人のシングル、ユニットのミニアルバム、完全体までの軌跡、それを支えてくれてきたファンに対する感謝が込められている。


定例であれば、この後リパケを紹介するのですが…

実はyyxyだけは、リパケがありません…存在しないのです。MV以外は余白が少なく、どうも完結している匂いがしてたんですが…おそらく完全体のスケジュールの都合で難しかったものと思われます。少しどころではなく、かなり残念ではありますが、その代わりこちらの映像が7月の13日に公開されています。


こちらは元々、釜山(プサン)で行われた3回目の映像会 CINEMA THEORY:Up&Line in BUSANにて公開されたものです。

タイトルに[]と何も記載されていない箇所がありますが、ここには本来[Teaser]や[MV]などのカテゴリーが表記されます。それがないということは、いずれにも該当しないということであり、新たな映像だけが公開されたことで物語としてはリパケが果たされたということであれば、間接的にリパケが存在しないことを指していると考えるのが普通ではないでしょうか。というか、そうでないとこの映像の存在意義がわかりません!なぜそんな憶測じみているかと言うと、この映像LOONA側からの説明がなく、情報が極端に少ないからです。だからこそ考察頑張っちゃおうってなるのがOrbitの性(サガ)なわけですが…ちなみに制作は言わずもがなDigipediです。

[] 이달의 소녀 yyxy (LOONA/yyxy) “one”

Your God person puts an apple tree in the middle of a garden and says,
あなたの神人は庭の真ん中に林檎の木を植え、そして言った
너희의 신이 정원 한가운데 다사과 나무를 하나 심고는 이렇게 말하지

Do what you like, guys
あなたたちの好きなようにしなさい
하고 싶은대로 뭐든지 마음대로해라.

Oh, but don’t eat the apple.
ああ、ただしリンゴは食べないでください
얘들 아,하지만 그 사과는 먹으면 안돼.


Faith
信仰
믿음


Love

사랑


Hope
希望
소망


Anger
怒り
분노


I don’t need no Garden of Eden
私にエデンの園は必要ない
에덴 같은 건 필요 없어


I am thou, thou art me.
私はあなたであり、あなたは私である
나는 그대, 그대는 나

映像にも流れるこの旧約聖書を引用したような文はこの映像が公開される以前からあるもので、ゴ・ウォンとオリビア・へのビジュアルティーザーが公開された時のキャプションから抜粋され構成したものです。ただ、オリビア・へからの引用は「私はあなたであり、あなたは私である」の一文のみなので、映像に流れる文章の大半はゴ・ウォンのキャプションからの抜粋です。そのことからもこの映像の主観はゴ・ウォンの感情であるということが読み解けます。また映像タイトルの「one」はゴウォンのタイトル曲「one&only」からの抜粋です。除かれた「only」とは何を指しているのでしょうか。

ユニット名であるyyxyとは登場順を表しており、それぞれの役割はシングルのMVで明らかにされています。イヴ(y)は好奇心を持って林檎(禁断の果実)をかじり、新しい世界へ到達するという決意を表します。チュウ(y)はイヴのペルソナに心を奪われ、理想を追いかけます。林檎は決意を理想から現実のものへと顕在化したことを表します。ゴウォン(x)はシングルの時にパイナップル(Pine“Apple”)を食べていたように、少し異質な存在です。イヴ(y)とチュウ(y)の力をゴウォン(x)が受け取ります。この場合の(x)はエックスではなく掛けるを意味し、増幅や成長を表します。2人と自分を合わせた3人分の力を持って鏡の間にたどり着いたゴウォンは、その力をもってオリビア・へ(y)との同調に成功します。yyxyという一つの融合体になり、ついに林檎を口にします。

この物語は今までのシングルの流れを大まかに【おさらい】するものであると同時に、元は別の生命体であった4人が1つになることで、バラバラだった今月の少女からLOONAという一つの完全体になるまでの俯瞰の構造を表しています。なによりイヴ、チュウ、ゴ・ウォンはlove4everで取り残されていたオリビア・へを救い出すために、エデンの園に戻ってきたとするのが、美しい結末と言えるんじゃないでしょうか。

画して、LOONA1/3、ODD EYE CIRCLE、yyxyは一つになり、完全体へと至るのでした。めでたし。めでたし。

はい、これでLOONAの紹介はおしまいです。

 

ここまで読んでくれた方、こんな長文にお付合いいただき、ありがとうございました!

ごほうびに、かわいいチュウちゃんの、かわいいジャンプをあげちゃいます!

 


今頃、本国Orbitは完全体デビューコンサートLOONAbirthを楽しんでるんだろうなぁ
羨ましい…

 

それは、それとして

8月20日はミニアルバム『+ +』のリリースです!

やっと… ようやく… ついに…

完全体がデビューしますよ!!

ランデブーで会いましょう!

 

 

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