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【HAON】天才は情熱と読書と瞑想とTWICEで作られる【NOAH feat. ジェイ・パーク, Hoody】

わかってるんです。このブログでヒップホップの記事が人気ないことw みんなTWICEとかLOONAに夢中でしょ?それは私も同じです。GG大好きです。でもね、こういうラッパーが出てきたら紹介しない訳にはいきません!!
日本で韓国ヒップホップの情報を知るならここ!という「BLOOMINT MUSIC」というウェブサイトがあります。サイトの創設者で編集長でもある鳥居咲子氏は、日本での韓国ヒップホップ普及に長らく尽力しておられます。私みたいな末端の韓国ヒップホップファンがこんな事を言うのも大変おこがましくてなんなんですが、公園の砂つぶ程度でもそれに貢献できればなぁ、なんて考えている訳です。K-POP、それもGGを中心としたブログに書く事で、興味を持つ人の裾野が広がれば良いなと。

はい、という訳で今回はこちら。

HAON
キム・ハオン(김하온)
2000年7月7日
大韓民国・全羅南道 木浦市
所属レーベル/H1GHR MUSIC RECORDS
所属クルー/KIFF CLAN
趣味/瞑想、太極拳、読書、映画鑑賞

彼はね、enfant terrible(おそるべき子供たち)ですよ。マジで。enHAON terribleとか言っちゃいましょうか。彼はこのブログでも何度か名前の出てきたラップサバイバルオーディション:SHOW ME THE MONEYのスピンオフ「高等ラッパー」のシーズン2で優勝し、一躍その名を轟かせました。1stラウンドから決勝まで、常に高い評価を得ていて、2ndラウンドではメンターであるGroovyRoomのギュジョンから「彼はプロだ」という言葉まで飛び出しました。ある意味優勝するべくして優勝した訳ですが、抜群のスキルはもちろんのこと、特異なのは彼の姿勢と人柄でしょう。

明瞭な発音とトーン、高速ラップをしても乱れない心肺機能と、一瞬「どこで息継ぎしてるの?」と疑いたくなるような呼吸法、そしていわゆるFワード的なものを使う事なく、彼の中にある思想や哲学、文学的素養をリリックに昇華させるというスタイル。賛辞を送られてもはにかんで体を小さくさせながら「あ、どうもありがとうございます」とモゴモゴ応える控えめな態度。


頭に手をやり「え、あ、はい、えぇ、どうしよう…めっちゃ褒められてるわぁ」って感じで、常に低姿勢。


一方で当初めちゃくちゃ人を寄せ付けないオーラを出していたイ・ピョンジェ(이병재)こと現VINXENにも普通に話しかける分け隔てのなさ。のちに2人は兄弟のような関係に。VINXENのことはまたその内書きたいと思っています。

しかし、彼のラップへの情熱は尋常ではありません。彼は「高等ラッパー」のシーズン1にも出演していますが、シーズン2に参加した時は高校を退学していました。理由は「時間の無駄だから」。学校への登下校、授業、勉強。そしてストレスを伴う人間関係。そういった全てのものがラッパーになるのに全く必要のないものだと判断したようです。当然親は反対しましたが、彼は「MIDIとピアノ、英語を勉強し、必要なものは自分でバイトをして買う。読書も続ける」という計画書を作り、親を説得。更には「20歳までにネイティブレベルの英語の取得と、音楽での成功、金銭的自立、親への仕送り」という目標を掲げ、「もしお金も稼げず中途半端な状態になったら軍隊に行く」とまで。あんた、できたコだよう。そうはいっても「言うは易く行うは難し」と申しますから、有言実行で優勝するのは揺ぎない情熱と努力による結果でしょう。


高等ラッパー2の決勝で、その大きな歓声に照れるHAONくんと


同決勝でのパフォーマンス後の晴れやかな笑顔

趣味に「読書・映画鑑賞」とあるように、それは彼にとって大きな一つの武器になっています。事実、「高等ラッパー」での歌詞には「リアリティ・トランサーフィン(元量子物理学者でロシア人作家のヴァジム・ゼランドが書いた自己啓発本)」や、かの名監督スタンリー・キューブリックを引用し、詩などからも大いにインスパイアを受けながら感性を磨いているという紛れもない努力型の天才。
一方で、やっぱり10代だな、と思わせる可愛らしさも。ハオンくん、なんとTWICE・ダヒョンの大ファン。出演したラジオで愛嬌を披露しなければならない時に発覚。照れながらも「ノムへ」やってましたw リリックにも「What is love!? We can fly girl when you see me twice.」とか入れちゃうんだから。


ノムへをやる前に「うへぇ」と照れるHAONくん

笑顔がたまらなく可愛い彼ですが、もう一つの魅力に擬音の入れ方があります。効果的に擬音を入れる事によって、フロウにはリズムと緩急がつき、曲はよりスキルフルに。

そんなキュートさを持ちながらも、瞑想(10代ですよ!?瞑想ってw)で心を整え、独自の世界観を築いているHAONくん。今年5月にはいよいよプロの夢が叶いH1GHR MUSICと契約。6月28日にはデジタルシングル「LOVE!DANCE!」を、そして先日9月5日には1stEP「Travel:NOAH」リリース!

このイラスト、彼が描いているようです。

タイトル曲「NOAH」(←逆から読むと…)にはH1GHR MUSICのボス、ジェイ・パークとAOMG所属のシンガー・Hoodyがfeat.で参加、プロデュースには「高等ラッパー2」のメンターでもありH1GHR MUSICの先輩・GroovyRoomというレーベル完全バックアップ体制。曲もね、良いのよ。ラテン調のギターをメインに、3人の声が良く合う。渋いっ!


我らが若大将J.P.と


Hoodyと

イケメン×2

EPについてもうひとつだけ。これ、LAST TRACKが「INTRO」というタイトルの曲。思わずニヤリとするような、彼らしいEP構成なんじゃないかなと。

さて、彼を知って改めて韓国ヒップホップのレベルの高さと、音楽としての根付きかたに驚いた訳ですが、実は…まだまだあちらでは凄いことが起こっていましたよ。9月7日に始まったSMTMの新シーズン「「SHOW ME THE MONEY 777」。なんとそこには15歳(日本では14歳)のコが2人!しかも観ている人が笑っちゃうくらい、ちゃんとしたスキル持ってんの。どうなってんだよ韓国www

まだ予定は決まっていないけど、近いうちに韓国旅行に行ってみようと思っているので、そこでサイファーとか見れれば、もっと肌感覚でその熱気が感じられるんだろうな、などと想像を膨らませながら、今回はこの辺で。

圧巻の「高等ラッパー2」ファイナルでのステージもぜひ。

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