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【パク・ボラム】秋の夜長は艶のある一杯を【One More Shot】

綺麗の定義とは何でしょう。辞書によると

① 目に見て美しく心地よいさま。美麗。 ② 耳に聞いて美しく心地よいさま。③ よごれがなくさっぱりしているさま。清潔。④ やましい点のないさま。けがれのないさま。潔白。⑤ 男女間の肉体的交渉がないさま。清純。純潔。⑥ きちんと整っているさま。整然。

などとあります。なるほど。しかし私はここに1つ加えたいと思います。それは

⑦艶のあるさま

ではその“艶”とは?

①なまめかしく、あでやかである・こと(さま)。②風流なさま。風情のあるさま。 ③何ともいえずすてきであるさま。

「何ともいえずすてきである」というのが良いですね。それは容姿ばかりに限った事ではなく、その人から醸し出されるものとも言えると思います。①の「なまめかしさ」も、抽象的でありながら妙に納得してしまうものです。

そんな“艶っぽい人”が今日の主役です。

パク・ボラム(Park Boram)
パク・ボラム(박보람)
1994年3月1日
大韓民国・江原道春川市
164cm/O型
所属事務所:MMO Entertainment
デビュー:2014年8月7日シングル「예뻐졌다」

彼女は2010年にMnetで放送されたオーディション番組「スーパースターK2」に参加し、5位という成績を残しました。ちなみにこの「スーパースターK2」にはWINNERのYOON(カン・スンユン)も参加していました。彼女は「鼓膜彼氏」こと「日本語上手すぎてもはや日本人化しつつあるんじゃないの?」ことソン・シギョン氏のいた当時のJELLY FISH ENTERTAINMENTで練習生生活を送り、CJ E&M系列のStonemusic Entertainment傘下のMMO Entertainment(ややこしい)へと移ります。そして2014年8月7日、Block BのZicoをフィーチャリングに迎え、「BEAUTIFUL(예뻐졌다)」でデビューを果たします。

この曲で「Gaon Chart K-Pop賞」の「Artist of the Year(今月のアーティスト)8月」を受賞。他にも受賞には至りませんでしたが、「Mnet Asia Music」で「ベストニューアーティスト」、「ゴールデンディスクアワード」の「ゴールデンディスク賞 」、「 メロン音楽賞」の「ベストニューアーティスト」にノミネートされるなど、その実力を持って知名度を上げて行きます。ちなみに彼女はデビューするにあたり32kgのダイエットに成功。32kg…。当時の映像を見ても、そこまでする必要あったの?という感じもしますが。

まぁでもコロコロしてるのも可愛らしいですが、確かに綺麗になりましたね。2015年以降、賞レースに絡んだりという事はありませんが、コンスタントにシングルをリリースし、数多くのOSTにも参加したりと、着実にキャリアを重ねていきます。2016年には、私が「この人、ガチで歌ウマいんだな」というのを知るのにお世話になっている「King of Mask Singer」にも出場。

そんな彼女が9月13日に「one more shot(한 잔만 더 하면 )」でカムバ。
今年は2月に「Will Be Fine(애쓰지 마요)」 、4月には「Please, Stop Me(말려줘)Feat. Lil Boi(릴보이)of Geeks(긱스)」、5月は2人組みのボーカルデュオ・GB9(길구봉구/キルグボング)と共演した「GB9(길구봉구), Park Bo Ram(박보람) / If you」、7月は「How about U(괜찮을까)」(ちなみにこのMVのエンドクレジットでのおまけ映像みたいなのが、すごい好きです)と、怒涛のリリースラッシュ。

さて、お聴きいただければわかると思いますが、彼女の声は非常にしっとりと艶があって、心が落ち着くような、チルアウトボイスであります。けれどもデビュー曲「BEAUTIFUL(예뻐졌다)」から2016年の「Dynamic Love」まではまだ“少女”の初々しさが残っていて、今のような歌い方とは少し違います。

現在ではバラード歌手としてその世界観が確率されつつありますが、その声に艶めいたものが出てきたのは2017年の「Why, You?(넌 왜?)Feat. 서사무엘 」からではないかと思います(2015年に「Sorry(미안해요)」というバラード曲も出していますが、この時はまだバリエーションの内の1曲という印象です)。

2018年に入ってからの曲は、デビュー時のハツラツとした雰囲気から変わり、曲調も相まって艶のある色気を醸し出しています。あのグッと見入ってしまうようなアンニュイな表情も、24歳とは思えない表現力です。おそらくこれは2017年に母親を病気で亡くし(父親は2010年に他界)、2018年には恋人との別れがあった事なども少なからず影響しているのだと思います。大きな悲しみや別れといったものは、人を成長させるきっかけにもなり得ますから。

これからますます気候が落ち着き、秋めいてくる今日この頃。1日の仕事を終え、恋人と今日の出来事を語り合いながら、彼女の声をBGMにしっとりとした時間を過ごす。あるいは、1人、暗い部屋に明かりを灯し、彼女の声に浸りながらグラスを傾ける。そんな艶っぽい時間を過ごされるのもいいのではないでしょうか。

「one more shot(한 잔만 더 하면 )」は訳すと「もう1杯だけ飲んだら」ですが、たまには私も慌ただしく流れていく時間から離れ、ゆっくりと1杯を楽しんでみようか。そんな自分のさまを想像しながら、まずはグラスを用意する前にもう一回、曲をお代わりしたいと思います。では。

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