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【ジョン・レジェンド X ウェンディ(RedVelvet)】2人の共演で見えたKポップの現在地【STATION X 0】

私はウェンディを愛しています。その歌唱力、歌声、楽曲にあわせて歌い分けることの出来る類まれな表現力、黒目がちな目、小さめのアメリカンドッグみたいな鼻、口角の上がった口元、プリティな顎、みんなが思っているより上手いダンス、暑い時にスタッフにデオドラントシートを渡す優しさ、動物好きなのに餌を上げようとすると象には水をかけられ、羊には逃げられ、カモメには指を突かれる愛おしさ、「YR」と連呼するイェリに「Y・E・R・I」と何度も正す生真面目さ、日本では猫をかぶってなかなか見せてくれないオバちゃんみたいな笑い方と強烈な変顔、気を抜くとすぐにムチムチになる体型、全力のテデンキュ〜。挙げたらキリがありません。とにかく私はウェンディの全てが大好きです。

そんな私のウェンディが、なぜかCrushとPENOMEKOを飛ばして「STATION × 0」の第5弾アーティストとして登場!!コラボレーションの相手はKポップしか聴かない人でも名前くらいは耳にした事のある(はずの)米R&B界の超大御所でスーパースター、ジョン・レジェンド!!

グラミー賞で10回の受賞、そして「EGOT(エミー、グラミー、オスカー、トニー賞)」でグランドスラムを達成し、最近では映画「ラ・ラ・ランド」なんかにも出演してた、まさに生きたレジェンド。まだ39歳。

そのジョン・レジェンドとウェンディがコ、コ、コ、コラボ!?第一報を目にした時、そりゃあもうたまげました。彼はこれまでアリアナ・グランデやサム・スミス、ヒップホップ・グループのザ・ルーツなどと共演していましたが、Kポップアーティストとは初。ど、どうなるんだ!?

と、それから約3週間後。10月18日にティーザーが公開。タイトルは「Written In The Stars」。

そして翌19日、「Written In The Stars」本編が公開されました。


もうほとんどショートムービーです。実際、最初にこれを観て真っ先に頭に浮かんだのは、ソフィア・コッポラが監督をした映画「ロスト・イン・トランスレーション」です。かつてスターだった俳優(ビル・マーレイ)と、カメラマンである夫の仕事に付いてきたものの、1人で時間を過ごさなければならない女性(スカーレット・ヨハンソン)が東京という異国の地で出会い、心を通わせていくという傑作映画です。
映画とはそれぞれの状況が違いますが、“一時的な滞在場所で出会った男女”というところは同じです。お互いが好意を持っていながら、なかなか上手く伝える事ができない、もう一歩を踏み出す事が出来ないという展開は、物語のバックグラウンドをあれこれと想像させます。中盤でウェンディが電話番号を渡しますが、ジョン・レジェンドがコールした時には、彼女は電話に出ることが出来ずに、最後はジョン・レジェンドが去っていくとうお話。
2人が距離を縮めることが出来ないのは、それぞれに何らかの事情があるのかもしれません。それこそ「ロスト・イン・トランスレーション」のような状況(俳優にはアメリカに妻子がいて、女性も夫がいる)の中、そこで生まれた恋心に思い悩むストーリーだという事も考えられます。曲のタイトルである「Written In The Stars」は「そうなる運命」という意味合いを持っているそうです。それがどちらを意味するのか。「STATION X 0」で発表された楽曲である事を考えれば、国や距離、時間を超えても2人はいずれ結ばれる運命だと考えるのが妥当かもしれません。信じる力、とでも言いましょうか。確かに曲中に映し出されるウェンディの表情は、希望を伴った眼差しに見えます。

Billboardのインタビューでウェンディは「私はジョン・レジェンドの歌を聞いて育ちましたが、彼と一緒に仕事をしたというのが未だに信じられません。実際、出来上がった曲を聴くと、あまりにも非現実的です。私は氷のように固まって彼と話すことができなかったように、撮影全体を通してとても緊張していたことを覚えています。それはまさしく夢のようでした。」と語っています。

さて、この発言を踏まえて今回のコラボで見えたのは、“Kポップの現在地”であるような気がします。この楽曲でのウェンディはとても艶のある歌い方で、歌詞に書かれた心情を見事に歌い上げています。
が、やはりジョン・レジェンド。格が違いました。確かにウェンディはKポップ界でトップクラスの歌唱力と表現力を持った素晴らしいアーティストだと思います。しかし彼の実力は、ちょっと別物だと痛感せずにはいられませんでした。これが真の世界トップレベル。どうしてもジョン・レジェンド力が強すぎて、あのウェンディをもってしてもややアンバランスだとさえ感じた程です。

しかし、“Kポップの現在地”と書いたのは、「まだまだだな」という意味ではありません。むしろ逆の意味で、もうここまで来ているのです。世界のトップとコラボ出来るようにまでなったのは、本当に驚くべき事です。Kポップの実力を世間に知らしめたのは言わずもがなBTSですが、彼らはグループであり、今回は1対1。個人としての技量を推し量るには絶好の機会でした。
R&B界のレジェンドとのコラボの背景が、SMという超大手事務所と韓国最大の携帯電話会社「SKテレコム」が運営する1020カルチャーブランド 「0(영, Young」が仕掛けた「STATION × 0」という場だったのは無視できません。しかしKポップアーティストと共演する事に対し、ジョン・レジェンドが首を縦に振ったのは事実であり、そのアーティストがウェンディだったというのは、彼女を愛する私としては感無量であります。

このコラボをきっかけに、より多くの人がKポップを聴くのは間違いないと思います。そして近い将来、“Kポップ”ではなく、“世界のスタンダードポップス”になるのは「Written In The Stars」なのではないでしょうか。

ウェンディ、頑張ったね!!サランへ〜!!!!

 

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