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【YURI】黒い真珠が芽吹く季節【Into You】

10月4日、少女時代の“黒真珠”ことユリ(유리 / YURI)がミニアルバム『The First Scene』で待望のソロデビューを果たしました!

少女時代としては7番目のソロ活動にあたり、これでデビューを残しているのはサニーとスヨンのみということになります(OST等での個人参加は除いています)。ユリ個人の活動としては、これまでにSTATION(SMエンターテイメントが運営するデジタル音源配信プロジェクト)から2016年8月18日にメンバーのソヒョンとタッグを組んだ「Secret」、18年1月26日に韓国人DJのRaidenと組んだ「Always Find You」ちなみにこちらは英語版もあります。そしてつい先日9月5日の少女時代のユニットOh!GGによる「몰랐니 (Lil’ Touch)」があります。女優業を中心としながらアーティストとしての実力も着実に積み重ねてきたユリはデビューから12年目にして、ようやくソロとしての道を歩み始めました。個人的にも「몰랐니 (Lil’ Touch)」でのユリの出で立ちに魅了されたので、今回のソロは非常に期待していました。


タイトル曲である「빠져가 (Into You)」の「빠져가」は“のめり込む”“落ちていく”などの意味で、英題の「Into You」も“夢中になる”“あなたにハマっている”的な言葉なので、同じ意味合いです。伝統的なオリエンタル風の要素が加わった軽快なリズムとキャッチーなメロディが印象的で、リズミカルなパーカッション・サウンドと夢幻的なシンセサウンドが魅力的なポップ・ダンス曲で、歌詞では愛する人と一緒に深い愛に陥りたい気持ちを感覚的に表現しています。

また「꿈(夢/Illusion)」は愛する人を手放したくない想いを夢から覚めたくない気持ちになぞらえた歌詞で、ユリの物憂げなボーカルと重量感のあるベースが調和したアーバンポップの曲です。「C’est La Vie(That’s LIFE!)」は、すべての心配事やプレッシャーを振り払って、いろんな夢を見ようという人生賛歌をミドルテンポのレトロサウンドで情熱的に表現しています。「Butterfly」は愛する人に感じる美しい感情の歌詞を叙情的なミディアムテンポのボサノバサウンドです。将来への期待と夢を描くことにポジティブなメッセージを込めたロマンチックな雰囲気のアコースティックピアノバラード 「Chapter 2」。そして映画のエンドロールをモチーフに生活と人生の物語の余韻を描いたバラード「Ending Credit(To be continued)」と、多彩なジャンルの全6曲が『The First Scene』には収録されています。

ソロデビューのショーケースにおいて、ユリはこんなことを言っています。

練習生時代にもいつも『花も木もそうであるように、それぞれの季節がある』と思ってきた。今が私のタイミングだと思う。

少女時代という伝説的なアイドルグループ、さらには個人の活動としてマルチな才能を発揮してきたユリは練習生時代を含めると17年のキャリアがあります。そんな彼女でさえソロ・アーティストとして身を成すには、今が最も適したタイミングだと言うのです。SMエンターテイメントという超大手事務所に所属しているユリが言うことですから、Kポップがいかに厳しい世界であるかと言うことを物語っています。この記事も期待しているとか言ってるくせにリリースから1ヶ月以上もたって公開していますが、今が公開のベストタイミングだと言うことです(嘘)。

事実、国内での音源成績は奮いませんでしたが海外のiTunesチャートでは17カ国で1位を記録しており、それは少女時代の世界的な知名度とユリの築き上げてきたキャリアの賜物だと言えます。

少女時代はOh!GGのメンバー以外は他事務所に所属しており、グループとしての活動は実質難しい面もありますが、それぞれがソロで活動するとメンバーから応援のコメントやSNSでサポートする画像が上がったりと、その度にグループとしての絆を再確認させてくれます。
※テヨンのソロコンサートの応援に駆けつけたユリ

ユリもそうですが、他のメンバーもソロを公開するたびに、その確かな実力で少女時代にとってフレッシュな風を運んできてくれます。少女時代はその名の通り、一つの時代を築きました。しかしながらアイドルは政権や皇室と違い覇権を奪われたとしても、新しい魅力を披露することで返り咲くことができます。冬の後には春が来て、季節は巡り、繰り返すことで時を刻みます。『The First Scene』少女時代にとって、終わりのない物語、その始まりなのかもしれません。

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