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【LOVELYZ】聖域を守る女神たち【取りに来てください】

11月26日、清純コンセプトの旗頭こと、LOVELYZがカムバックしました。

清純コンセプトといえば、他にはGFRIENDや少し前のApinkなどが思い浮かびますが、最近はめっきり少なくなり、最早クラシックなスタイルとなりつつあります。

当ブログではこれまでLOVELYZのカムバを取り扱うことができておらず、主な理由としては他のグループとカムバの時期が丸被りしていたからです。今回もたくさんのナムジャグループを始めEXIDMAMAMOO、そんでもってRed Velvetと競合しまくりのハードなカムバとなりました。清純コンセプトという希少種であるが故、同じ系統のグループさえ居なければ特に問題はないということなんでしょうかね。

個人的にはサムネにもなっているスジョン推しですが、ジスとイェインをちょくちょく間違ってしまうレベルのライトなファンということで、絶対に記事にしなければという使命感がなかったのも理由の一つではあります。


※前作「여름 한 조각(Wag-zak)」のイェイン(左)とジス(右)。制作サイドも双子コーデさせてネタにしているのでしょっちゅう言われている模様。

ただまぁ今回ちょっとお休みしていたJINの復帰作ということもありまして取り上げてみた次第です。

LOVELYZのグループとしての特徴は、メインボーカルが3人(Babysoul/Kei/JIN)いることと、不良の象徴(古)であるラッパーがいないという点です。そしてダンスも칼군무(カルグンム:切れ味のある群舞)と呼ばれるような、フォーメーションとして魅せる動きが非常に多く、アンサンブルを主体とした曲調も非常に感性的です。個性を前面に押し出して、現代的なEDMサウンドで決めまくるBLACKPINKなどとは対極に位置しています。

日本のように“会いに行ける”アイドルであったり、アーティストとの境目がなくなリつつある작곡돌(作曲ドル)のように、現在のアイドル像は日々変化し続けていますが、LOVELYZは偶像としてのアイドルの姿を、今も護り続けています。今回の5thミニアルバム『SANCTUARY』もその名の通り、俗世のままでは立ち入れない聖域となっています。きっとトイレもない世界でしょう。


オープニングはフォーメーションから、今回のコンセプトは女神です。


歌い出しはメインダンサーでビジュアルのミジュから始まります。


マンネのイェイン。ちょくちょく間違えるとは言ってますが、もうガラス越しでも見分けられるぐらいの判別はできてます。


愛嬌の申し子Keiちゃん。なぜかこの子だけ“ちゃん”付けで呼んじゃう。


サビ突入。LOVELYZのフォーメーションは常に美が意識されています。


推しの増殖。


Kポップ界のアグネス・チャン(誰も言ってません)ことジエ。



ジス→ベビソのリレーから再びサビ突入。


なんでビニ傘なんでしょ?ここはもうちょっと高級感のある傘の方が良かったような…


相変わらずCGみたいな顔してる(褒めてます)Keiちゃん


JINはみんながスケッチしていた月を鳥かごに入れて運んでいます。右奥にはドゥケが。なかなかカオスな世界観。


隠れメインボーカル(本当はリードボーカル)スジョンが歌えば


パートの増えたモッパンの申し子ミジュが歌い


ベビソも歌う。ちなみに本名はイ・スジョン。ここも何気にややこしや。


二十歳になって色気が増したイェイン


やっぱり美貌。この老けてんだか幼いんだか、よくわからない年齢不詳な雰囲気がいいんですよね。未亡人ぽいというか。喪服が似合いそう。


実はラップができるジエ


実は最年長のリーダー・ベビソ


大サビでKeiちゃんのご尊顔を拝んだら


神殿に住まう女神たちの物語はおしまいです。

タイトル曲である「찾아가세요(取りに来てください/Lost N Found)」は、初期のKARAを支えたSWEETUNEと、LOVELYZに長年曲を提供してきたOnePieceのSPACECOWBOYという2大御所作曲家集団が手を組んだ、LOVELYZにとってはスタンダードな陣容です。メジャーとマイナーを交互に繰り返すシンセサイザーとストリングスの調和は、まさにLOVELYZらしい曲調と言えるでしょう。また、3番だけコード進行を変える構造は、2016年2月に公開された2ndミニアルバム『A New Trilogy』のタイトル曲「나의 지구(Destiny)」の系譜と言えるでしょう。

歌詞も英語(コーラスでは少し入っています)などは一切なく、全編韓語のみで綴られています。歌詞を和訳してて気づいたことがありまして、日本のニュースサイト等では「찾아가세요(チャジャガセヨ)」の邦題が「取りに来てください」となっています。本記事もそれに倣っているんですが、英題や前後の歌詞から考えると「探しにきてください」の方が適切な気がします。

날 찾아가 오늘은 가득 쌓인 고백들을
私を取りに来て 今日は 山ほどたまった告白を

도통 닿질 않아서 초라한 나의 진심을
ちっとも届かなくて惨めな私の本音を

날 찾아가 턱 끝에서 삼킨 말들을
私を取りに来て 言いかけて飲み込んだ言葉を

이쯤 하면 알 텐데 하얗게 모르는 너야
もうそろそろ気づいていい頃なのに 何ひとつ気づかないあなた

그 또한 사랑이겠죠 바라만 보다 그친다 해도(Maybe not, Maybe not)
それもやっぱり愛でしょう? 見つめるだけで終わるとしても

그 또한 사랑이겠죠 내가 그렇게 부를 테니
それもやっぱり愛でしょう? 私がそう呼ぶから

그래도 그건 그대로 슬퍼
だけど それはそれで悲しい

이대로 널 보낼 순 없어
このままあなたを手放せない

こちらはサビからの引用ですが、片想いの少女が募る想いを胸に、気づかない少年に対して、探しにきて欲しいという願望を歌っています。叶わない恋だとしても、それを愛だと呼ぼうと決意するという世界観はLOVELYZの1stアルバム『Girl’s Invitation』のタイトル曲「Candy Jelly Love」の系譜と言われています。

こうして曲の全容を紹介し終えてみると、おなじみの作曲家を起用していたり、過去作へのオマージュを散りばめたりと、すごーく保守的な楽曲のようですが…

でもね、いいんです。

彼女たちにはアイドルの聖域を護るというお役目があるのですから。

※LOVELYZの曲は、なぜかApple Musicにほとんどありません。

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