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【Sik-K】世界へ向けて弾くトリガー【ADDICT】

今年の1月11日、日本のラッパー・JP THE WAVYの楽曲「Just A Lil Bit 」にフィーチャリングした事が記憶に新しいSik-K(シッケイ、シックケイ)が、2019年最初のシングル「ADDICT Prod. Girlnexxtdoor」をリリースしました。

2018年はSik-K名義として5曲のシングルをリリースし、フィーチャリングなどでも精力的に活動した年でした。

そんなSik-Kですが、どうやら今年は特別な1年になりそうです。というのも彼は2月26日に26歳の誕生日を迎えるのですが、それにあわせてついに1stアルバムをリリースします。

するんですが。
「1stアルバムリリース」という報を見て思ったのが、「あれ、Sik-Kってアルバム出していなかったっけ?」という事です。そこでちょっと調べてみました。

① The Lonely Sound(2011年/全16曲)
② Young Hot Yellow(2013年/全11曲)
③ FLIP(2016年/全11曲)
④ HALF(Have A Little Fun)(2017年/全11曲)
⑤ TRAPART(2018年/全11曲)

出てるし。

と思いきや、①②が“MIXTAPE”、③〜⑤が“EP”という括りになっていました。

MIXTAPEというのは元をただせばその名の通り、カセットテープに様々な楽曲を録音したものです。
それをサンプリングがメインとなる楽曲制作となるヒップホップで、リミックス元の製作者の許可なしに路上などで販売していたもの、また、後にはプロモーション用に作られていたものがいわゆるMIXTAPEでした。
ダウンロードやストリーミング全盛になった現代では、「無料でダウンロード(ストリーミング)出来るもの」というイメージがあるかもしれませんが、実際は販売されているものもあります。

以上のことを踏まえると「MIXTAPE」と「アルバム」の違いを明確に定義するのは難しく、やや乱暴な言い方になりますが、作ったアーティストが「MIXTAPE」と言えば「MIXTAPE」、「アルバム」と言えば「アルバム」という事になります。

Sik-Kの「MIXTAPE」と「EP」の違いは③以降がH1GHR MUSICからリリースされているので、「自主制作だったかどうか」でしょう。

しかし11曲入りの作品を“アルバム”ではなく“EP”としたのは、韓国における「アルバムリリース」という位置付けが日本とは違うからだと思います。あのTWICEでさえも1stアルバムを出すまで2年かかっていると言えば分かりやすいかもしれません。

「これまでの実績は申し分なし。機は熟した。」

という事でしょう。

そしてそれが

FL1P(フリップ)」。

2016年の「FLIP」と同名ではありますが、アルファベットの“I”ではなく数字の“1”になっています。「Flip」は「(指先などで)(…を)弾く、ぽんと打つ」という意味なので、「トップに躍り出る」という意味か、もしくは「ADDICT」の最初に引き金を弾くような音も入っているので「これが本当の1発目だぜ」って感じかもしれません。

現時点で14曲目のCrush以外、他のフィーチャリングは不明です。

その「FL1P」に先行して公開されたのが「ADDICT Prod. Girlnexxtdoor (GXXD)」です。そして今年はその「FL1P」がリリースされるだけではなく、アメリカ、カナダ、オーストラリアを巡るワールドツアーまで開催されます。これはまさしく彼の人気を表しています。

さて、今回のタイトルになっている「ADDICT」は「(薬物などの)依存症になる、中毒になる (趣味などに)熱中する、病みつきになる」という意味ですが、「君に夢中なんだ」というラブソングになっています。

楽曲に関しては、若干ではありますが、いつもよりオートチューンのかかりが弱く、その分量も減っているように思いました。厳密にいえば、サビ前までですが。
“オートチューン”というのは通称「ケロケロボイス」とも言われていて、音程の補正や独特の音程変化を得られるエフェクトの事です。

このオートチューンはSik-Kの特徴である一方、前記したように音程補正も行える為、Sik-Kに限らずその使用には批判的な声が一定数います。実際以前のSik-Kはオートチューンを多様することからライブでの実力を疑問視されていた時期がありました。

こちらは2017年リリースの「H.A.L.F (Have.A.Little.Fun)」に収録された「Ring Ring (feat. Gaeko)」のライブバージョンです。ここでは生歌で質の高い歌唱を披露しています。このことからも現在ではオートチューンがなくともしっかりとした実力を伴っていることが分かります。

オートチューンの使用は、Sik-Kの音楽性を表現するのに欠かせないエフェクトとなっている事は確かです。しかし、今後は国外へも積極的に進出することを考えれば、「表現の幅」としてそれ以外の見せ方があってもいいのではないかと思います。

とはいえ、実際どのようなアプローチをしてくるのかは間もなく分かります。

2月26日。

注目したいと思います。

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