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【パク・ボム】止まった時、動きだす時【フィイン】

明日5月7日(火)は、最大10連休とも言われる大型GWが開ける最初の平日です。

このブログに訪れていただいている社会人の方の中には、休みボケに調子が上がらず、一日仕事が手につかなくなる方も多いのではないでしょうか。

私も10連休ではありませんでしたが、長めの休みをもらい大阪に旅行してきました。

大きさにびっくりした太陽の塔(万博記念公園)

旅行自体は関西一のコリアンタウン鶴橋でKポップグッズを買い漁ったり、美味しいものを食べたりと満喫したんですが、泊まっていた宿のWi-Fiが死んでおり、Kポップはニュースサイトを覗く程度で、ほとんど触れ合う時間が持てませんでした。

そんな中、唯一聴いていたのが、行きの新幹線の中で紹介したOOHYO(ウヒョ / 우효)のアルバムで、そして改元翌日の5月2日に公開されたパク・ボム(박봄/Park Bom)『re:BLUE ROSE』が休暇の後半のお供となりました。

本作は3月13日に公開された1stシングル『Spring』のリパッケージアルバムにあたり、「My Lover」「Shameful」は同様に収録されていますが、タイトル曲であった「봄(Spring)」はレゲエver.とバラードver.が収録されています。

・【パク・ボム】8年ぶりの春【ダラ】

『Spring』は2NE1のラスト・シングルから約2年、ボムの最後のソロ曲からは約8年という、とてつもなく長い冬を越えた雪解けでした。

しかしながら『re:BLUE ROSE』はなんと『Spring』から2ヶ月ぶりという短い期間でのカムバックとなりました。リパケとしては一般的なスケジュールの範疇ではあるのですが、それまでが長すぎた故、まるで春を謳歌しているような印象さえ受けます。

短いスパンでリリースできた理由は、タイトル曲の「4:44」が元々「봄(Spring)」と3月にリリースするタイトル候補曲の一つだったからです。「4:44」も同じく春をイメージした曲なので、今の時期を逃せばリリースは難しくなるとの判断からリパケという形でのカムバックになりました。裏を返せば、それだけ日の目を見るに値する良曲だということでもあります。製作陣には「봄(Spring)」と同じく勇敢な兄弟RedCookieが名を連ねています。

アルバムタイトル名の『re:BLUE ROSE』に込められた意味はボム自身がインタビューで答えています。

“Blue Roseは好きな花ですし、花言葉は希望、奇跡です。前回のアルバムのタイトル「Spring」と今回の「4:44」のタイトルともよく似合っていると思いました。花が咲く前の暗かった姿、あるいは春がやってきて花を咲かせたが、花がまた散るストーリーとして解釈できます。花が散る理由は、より美しい実を結ぶためです。”

_Kstyleより

また、タイトル曲の「4:44」についても同インタビュー内で答えています。

“別れた恋人への思いを4時44分という時間で表現してみました。フィインのフィーチャリングでより切なく洗練された歌声と夢幻的なサウンドがうまく調和したと思います。”

_Kstyleより

「4:44」は天使の数字といわれる天使ナンバー“444”から取ったもので、「天使たちがあなたの近くで助けてくれて守ってくれている」という意味も含まれています。

上記のインタビューでも触れていますが、タイトル曲の大きな話題の一つとして、MAMAMOOの音源の象徴ことフィイン(휘인 / WHEEIN)が客演で参加しています。

この美人さんはフィインではありません。

MVに登場しないのは残念ですが、恐らく9tnミニアルバム「White Wind」、および単独コンサート「4Season F / W」の活動によってスケジュール的にMV撮影への参加が難しかったのではないかと思われます。ボムが『Spring』のカムバック活動時にMAMAMOOと一緒になり、仲良くなりたいと思っていたところ、偶然にもフィインのフィーチャリングの話が上がってきたと語っていることからも、かなり緊急的に組まれた参加だったように見受けられます。

ただ、そんな突貫工事を強いた、ボムおよび製作陣の判断は正しかったようで、『re:BLUE ROSE』は音源チャートを再び席巻しました。

リリース翌日である3日には韓国主要チャートのBugs!、Soribadaのリアルタイム音源配信チャートで1位になり、他の音源配信チャートでも上位にランクインをしました。海外でも同様で、マレーシア、フィリピン、シンガポールをはじめとする5ヶ国のiTunes のTOPアルバムチャート、タイトル曲「4:44」はカンボジアとラトビアの2ヶ国のiTunesのTOPソングチャートで1位にランクインし、『Spring』に続き連続で韓国内外の音源配信チャートの1位を達成したことになります。

前作「봄(Spring)」では長年にわたる空白を埋め、大いなる目覚めを告げました。本作「4:44」では止まってしまった時を示し、再び動き出す時を刻みました。歌詞には日本語や英語でも表記されていますが「몽환(夢幻 /  dreaming)」という言葉が、止まってしまったあの時(4:44)を表す言葉として、しばしば登場します。

これは当然ボムにとっては栄光に彩られた2NE1時代の輝きを指しています。それが今では儚く幻のように感じられる遠い記憶として表現されています。

しかしながら、MVでは止まった時の象徴として登場する時計に「MDCCLXXVI」と刻まれています。

細かい説明は省きますが、これはアメリカの1ドル紙幣にも書かれているアメリカ独立記念日「1776」を表す数字です。歌手としての夢を叶えるため13歳からアメリカに留学していたボムにとっては意味のある数字で、恐らくソロ歌手としての自立を表しているものと思われます。

そして、印象的に登場する蛇は歌詞にも登場しないので断言は難しいですが、尾を飲み込む蛇“ウロボロス”を表しているのではないでしょうか。

古代では蛇の脱皮が古い肉体を捨て、新しい肉体を手に入れたと解釈されており、老いた肉体を捨て若返るという事から、不慮の事故や何者かに殺されない限り不死身であるとされていました。ウロボロスは自身の尾を加えた形で円形になっており、始めもなく終わりもないことから、完全、永遠、不滅の象徴とされました。

ボムは「봄(Spring)」「4:44」という2作を持って、ようやくの春を謳歌し始めました。檜舞台に返り咲けるかどうかもわからないまま2年間を過ごし、不滅の歌手として再び輝ける時間を取り戻しました。

そう思えば、僅か十日ほどのブランクなんて、たわいも無いことのように思えてきませんか。ボムの美しい声色に彩られた『re:BLUE ROSE』を通勤のお供に携えてみるのはいかがでしょう。あなたの休み明けで鈍った心と体に「再びの春」を運んできてくれるはずです。

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