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【WINNER】勝利の名を継ぐもの【AH YEAH】

我が愛しのEXIDにアルバム名もタイトル曲名もカムバック日さえも被せてきた、憎っくきナムジャWINNER(위너/ウィノ)が、5月15日ミニアルバム『WE』&タイトル曲「AH YEAH (아예)」で強烈にカムバック!

ちなみにタイトル曲名が被ってんのは、今回のタイトル曲ではなく、2015年4月にリリースされた2ndミニアルバムおよびタイトル曲の「아예 (Ah Yeah)」です。今回EXIDが全チャートの中で最も好成績を収めたのはBugs!の15日のデイリーチャートでの2位なのですが、その時1位だったのがWINNERの「AH YEAH (아예)」です。

WINNERはそれ以外の主要チャートMelOn、Mnet、NAVER、Olleh、Soribada、Genie、Monkey3など、合わせて8つの配信サイトでも1位を記録しています(16日)。海外ではアルゼンチン、ボリビア、ブラジル、インドネシア、フィリピン、シンガポール、ベトナムなど19ヶ国のiTunesトップアルバムチャートで1位を記録し、日本国内でもiTunesトップアルバムチャート、ポップチャート、K-POPチャート1位と初の3冠を獲得しており、韓国のみならず世界中のチャートを席巻しています。

ぶっちゃけWINNERに関してはドヤ顔でINNER CIRCLE(ファンダム)だ!と言い切れるほどではありませんが、普通に好きなグループなので特に恨みもないですし、単に相手が悪かったなぁってのが、いちLEGGO(EXIDのファンダム)の素直な感想です。そもそもお互いにとって被せることのメリットはないですし、むしろ話題になってWIN-WINだったのかなといったところです。

WINNERは2018年の12月末にリリースされた前作MILLIONSから5ヶ月後と、YGのアーティストにしては珍しくまともなスケジュールでのカムバックとなりました。それに関してはWINNERだけの話ではなく、同所属のiKONやBLACKPINKも同様で、果ては“飼い殺しの歌姫”ことイ・ハイですらカムバックが決定するなど、YG勢全体が忙しなくなっている傾向にあります。

やればできるやんけ!!

と言いたいところですが、理由はもちろんBIGBANG兄さんたちが兵役中&マンネの問題児のせいで株価&ブランド評価がウナギ下りだからです。スンちゃんは根っからのエンターテイナーなので事件が勃発してしばらく経った今でも、容疑を認めたりしつつ炎上に薪をくべ続けてくれています。逆を介せば元々YGは少数精鋭の事務所なので、BIGBANGに割いていた人数を廻せば「こんぐらいはできまっせ」ってことなんだと思います。

ミニアルバムとしては2作目にあたる『WE』は、2月に計画されていたフルアルバムを延期させてまで作ったものですが、予告されていたはずのジヌとスンフンのソロ曲は収録されておらず、その辺のすぐ嘘つくところは相変わらずのYGクオリティといった感じではあります。

※YOONはスンユン、HOONYはスンフンのペンネーム

驚くべきは、今回のタイトル曲「AH YEAH (아예)」が新境地を開拓した前作「MILLIONS」と同じくパーティー・チューンだと言うことです。サビの振りとかもなんとなく似てるし。

前作は真冬にも関わらずトロピカル・サウンドをぶちかまし、季節感なんてなんのその、寒さに凍えるみんなのハートをアゲアゲにしてくれました。サマー・チューン自体は元々WINNERお得意のジャンルではあるものの、今作はリズミカルなギターリフが印象的なフューチャーベースで初夏を感じるような楽曲となっています。MVはYGではお馴染み、前作「MILLIONS」と同じソ・スンヒョン監督が手がけています。

韓題の“아예”は「初めから」と言う意味で、英題のポジティブな叫び声とは裏腹に明るい別れの歌となっています。MVの中には相反する言葉がいくつも登場し、“別れることは、全てが辛く悲しいことばかりではない”と歌っています。「I don’t care=気にしない」「It’s over=もう終わり」と繰り返される歌詞とWINNERの明るい表情は、YGの現状の悪い流れ(スンリとの別れ)と、WINNERの今後の活躍を示唆している様に思います。

ショービズ界に生きていると「変化なくして進化なし」と思っている人が多いのか、仮に大成功したスタイルでも次作では全然違う楽曲にチャレンジしてしまうことがままありますが、私はそのやり方には基本的に反対です。

ロングヒットでもしてしまうとアーティストやファンが、その楽曲に食傷気味になってしまうのはわかります。ただ一般的な消費者が新鮮さを失っていないのであれば、同じようなスタイルを提供し続け、アーティストのイメージの定着を測ることが重要だと考えています。特にWINNERの様に巨大なファンダムを持つグループはKポップファンと言う枠組みを超え、一般層の認知を得ることが求められているレベルのグループだと思うからです。簡単に言えばBIGBANGの「FANTASTIC BABY」の様に誰でも知っているシグネチャーな楽曲を手に入れる必要があると言うことです(「REALLY REALLY」はそれに値する楽曲ではありますが)。

そう言う意味では今回のWINNERの「MILLIONS」から「AH YEAH (아예)」の流れは大大大正解だと思います。なのでもう1曲ぐらいは、この路線で続けて欲しいですね。

WINNERは今回のミニアルバムをプレスリリースにて「[WE] or Never(=私たちにしかない) WINNERが示す、WINNERにしか出来ない“WINNERだけのジャンル”」と定義付けています。

YGにおいて“勝利”の二文字は、これまでは愛称(승리)であるスンちゃんのものでした。彼の功罪はYGとBIGBANGに大打撃を与えたこと、そしてYG所属のアーティストを活性化させたことにあります。事件当初こそ、ほとぼりが冷めれば戻ってくるだろうと甘く考えていた私ですが、経過を見るにつけ、その規模や社会的な余波から楽観的な気持ちは完全に失われてしまいました。

そうこうしている間にEXIDにWIN、チャートにWIN、マーケティングにWIN、ブランディングにWINと、連勝続きのWINNERは、YGの顔役としての基盤と実績を手にしました。

スンリが去った勝利の玉座に座るのは?もう聞くまでもありませんよね。

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