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【GFRIEND】情熱洗練ヨジャチング【FEVER】

6月28日、ヨジャチング(여자친구/GFRIEND:以下ヨチン)が7thミニアルバム『FEVER SEASON』、タイトル曲「열대야 (Fever)」でカムバックしました。

「私たちが夢見る少女たち」というキャッチフレーズでデビュー(2015年1月16日)したヨチンはこれまで、パワフルなダンスと清純派なイメージで“パワー清純”、そして激情的な歌詞とおぼろげな音楽で“激情おぼろげ”という、語呂の悪い不思議な2つのコンセプトを両立させてきました。その二つのコンセプトはBUDDY(ファンダム)のみならず一般的にも浸透しており、それがいわゆるグループとしてのイメージを形作ってきました。

ソウォンユジュシンビイェリンウナオムジ

しかしながら本作『FEVER SEASON』では、軽快なムーンバートンのリズムとドロップ(EDMにおけるサビ)が合わさったメロディーに、スワッグ(Swag:その人が持つ固有のスタイル、センス、魅力)溢れるパフォーマンスで、これまでに見せたことのない新たな姿を披露しています。

タイトル曲「열대야 (Fever)」は、日本人の感覚だとパリピ的に盛り上がってる様子をイメージしちゃうかと思いますが、原題の“열대야”は熱帯夜のことで、夜になっても冷めることのない熱気を歌った曲となっています、また英題の“Fever”は発熱や熱病が本来の意味で、内からこみ上げてくるような熱さとするとしっくりくるかもしれません。

新しいコンセプトについてユジュは「意図的に音楽の色を変えたというよりは、自然な成長過程だ」と語り、オムジは「成長してきた証としても、楽曲も成長する必要があると思った」と語っています。

ここまで聞くと、全く新しいことに挑戦しているように思えますが、本アルバム名はデビューミニアルバム「Season of Glass」から着想されたもので、メンバー全員が二十歳を超えたことや、「밤 (Time For The Moon Night)」「여름여름해 (Sunny Summer)」「해야 (Sunrise)」の三部作が完結したことで、『FEVER SEASON』はヨチンの新しいシーズンの始まりとして位置付けられています。

“情熱洗練”という、またまた語呂の悪いコンセプトが付けられた本アルバムには、新たな始まり原点回帰が示されています。

ヨチンはアルバムや単独コンサートのたびに、コンセプトに合わせてロゴを変えていますが、今回はこれまでになくクールでスタイリッシュなデザインとなっており、歴代でも最もモダンな雰囲気を持っています。

メンバー別のティザー映像が作られたことも今回が初めての試みで、ヨチンの洗練されたビジュアルを余すことなく堪能できます。

Yerin
SinB
Sowon
Umji
Yuju
Eunha

逆にティザー写真にあるウナのロング・ヘアーはデビュー当時を思い出させ、古参BUDDYからすれば懐かしさを感じられるスタイリングといったところでしょうか。

またダンスでは、ヨチンの代名詞である“カル群舞(体の細部まできっちりと揃ったダンス)”を維持しながらもスワッグ感を加えることで、より“自由”な印象に変化しました。

直線的でフォーメーションの移動が多かった従来と比べ、移動を抑え曲線的な動きを多く取り入れることで、メンバーの個性を表現しつつより優雅な印象を与えてくれます。振り付けはIZ*ONEの「라비앙로즈(La Vie en Rose)」「Violeta(비올레타)」、またヨチンの「LOVE BUG(러브벅)」「VACATION」で知られるダソムが手掛けています。また歌唱が少ないドロップが特徴的なムーンバートンでは、踊りをサビとして強調することが可能で、今作には印象的な3つのフリが盛り込まれています。

チェギチャギダンス
コンパスダンス
ゴリラダンス

原点回帰の一つとしてあげられるのは、タイトル曲「열대야 (Fever)」を提供しているのが、初期ヨチンのタイトル曲を手掛けていたイギ/ヨンベ(이기/용배)のイギ率いる作曲家集団OREO(오레오)の手に戻っているということです。

ヨンベの方が携わっていないのは残念ですが、初期から応援しているBUDDYにとっては非常に感慨深いポイントかも知れません。

また、Track6「기대 (Hope)」は初めてメンバーが作詞に参加したニュージャックスイングを取り入れたレトロ曲で、BUDDYに向けたペンソン(ファンソング)となっています。

【GFRIEND】フィリリリリリ♪スルルルルル♪【FLOWER】

そして、Track7.には日本オリジナル曲として発売され、ヨチンのアジアツアーGO GO GFRIEND!でも先行公開された「FLOWER」の韓国語ver.が収録されています。リリース当時はこんな良曲を日本オリジナルで出しちゃっていいいのかな?とさえ思っていましたが、はっきり言ってこの曲に関しては日本語の方が良いです。韓国語だとサビの「フィリリリリリ♪」と「スルルルルル♪」の可愛さが埋没しちゃうんですよね。原曲を日本語ver.が超えることがないのと同じように、日本オリジナル曲を韓国語ver.が凌駕することも無いということが証明されたような気がします。まぁ韓国語で先に作ったものを日本語に置き換えてリリースしただけなのかも知れないので真偽のほどはわかりませんけどね。

ただ、ひとつ残念なのは今回のカムバック期間が2週間程度という、これまででも最も短いカムバック活動ということです。

カムバックのショーケースでリーダーのソウォンは「成績や人々の反応も気になるけれど、私たち6人はこの曲を聞いた時、とてもいいと思った。曲がいいから“私たちが好きな曲で活動したら、これ以上の幸せはない”と思った」と答え「今回のアルバム作業ではアイデアもたくさん出して、事務所とたくさん話し合った。私たちは結果や反応に関係なく、私たちが好きな曲だから幸せだ」と付け加えました。

過去とファンに感謝を示し、未来を見据えて変化を志し、現在の自分たちを愛せるヨチンこそが、今もっとも熱いガールズグループだと言えそうです。

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