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【Punch】サントラ妖精ポンチちゃん【Love Me】

サントラ。それはSound Track(サウンド・トラック)の略で、ドラマや映画などの挿入歌やBGMのことであり、それらをまとめた音源を指す日本での総称です。

韓国では「OST(Original Sound Track)」と呼ばれ、ドラマ大国である韓国では、そのOSTに力が入れられ、ドラマによっては1枚だけではなく、2枚もリリースされMVやフォトブックなども同梱されており非常に充実しています。Kポップの音楽シーンには、そのOSTを主戦場とし、音楽番組に出演せず、知名度や売り上げを獲得している歌手が存在します。

OSTの妖精

そう呼ばれているのが、6月30日にシングルアルバム『럽미 (Love Me)』をリリースしたポンチちゃんです。

Punch(펀치/ポンチ)
ぺ・ジニョン(배진영)
1993年2月19日(29歳)
ソウル特別市
냠냠(ニャムニャム)エンターテインメント

ポンチちゃんは、ラップとボーカルができる多芸多才な実力派ミュージシャンとして知られており、発表する楽曲がいずれもヒットしたことから“信頼して聴ける音源強者”というOST歌手ではおなじみの称賛を受けています。

そのポンチちゃんの実績は、やはりOSTを主戦場に培われたものですが、最初はもちろん普通に歌手としてソロ歌手The One(ドウォン)とのコラボ曲「아프다니까 (Sick)」で、2014年1月にデビューしました。

その後もシングルをリリースしたり、OSTに参加したりして、徐々に知名度を上げていきます。

2016年に大韓民国のKBS2で放送された大ヒットドラマ『太陽の末裔』のOST(Part 2)でEXOのチェンと共演し、この曲「Everytime」でMelonの週間チャートで1位を獲得します。

また同年、『太陽の末裔』を手がけた作家キム・ウンスクの次回作である、これまた大ヒットドラマ『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』のOST(Part 1)に、EXOのチャニョルと「Stay With Me」で共演し、再びMelonの週間チャートの1位を獲得します。

この2曲により、ポンチちゃんはEXO-L(エクセル:EXOのファンダム)からの支持と、世間の認知を得ることになります。

翌年2017年にはOSTではなく、一般の歌手として「夜になるから(밤이 되니까)」をリリースし、チャート圏外からの逆走行を果たします。

「夜になるから(밤이 되니까)」は夜三部作と言われるシリーズで、2018年2月には「今夜も(오늘밤도)」、5月には「この夜の終わり(이 밤의 끝)」をリリースしています。

夜三部作のヒットにより“逆走行アイコン”という新たな呼び名を得たことで人気を博し、主要フェスティバルや大学の学園祭などのオファーランキングで名だたるアーティストを抑え1位となります。そのオファー数はひと月でなんと50ほどもあったそうです。

歌手としての基盤を固めたポンチちゃんは2018年の9月2日に『別れる途中(헤어지는 중)』をリリースし、BTSの『LOVE YOURSELF 結 ‘Answer’』ソンミの『WARNING』などの錚々たるライバルを抑え、6日間もMelonのデイリー・チャートで1位を獲得し続けます。

音楽番組への出演もなしにロングヒットを飛ばしたことが世間の嫉妬を買ったのか、音源買い占め疑惑などが浮上しますが、メディアへの露出が少ない(公式TwitterやFacebookもありません)ポンチちゃんはどこ吹く風とばかりに、2019年1月16日に自身初となるミニアルバム『Dream of You』をリリースします。

このアルバムに収録されているTrack3の「Love is You」が、もう一つのタイトル曲(MVなし)でダブルタイトル曲となっています。ストリーミングにはありませんが、CDのTrack5には「この夜の終わり(이 밤의 끝)」も収録されています。

そしてリリースされたのが『럽미 (Love Me)』です。

今回の楽曲はポンチちゃんが今までやったことのないラテン系のジャンルでヴィンテージな質感のサウンドを実現したギターリフにアコースティックベース、ピアノ、ストリングなどでリズム感を加えた重量感のあるサウンドです。多数のOSTで披露してきたものと異なり、ポンチちゃんのボーカルのパワフルさを味わえる珠玉の1曲となっています。

またIUやヨ・ジング、gugudanのミナが出演していることでも話題となっている現在放送中のドラマ『ホテルデルーナ』のOST(Part 1)に、ボーカルグループMonday Kizとのコラボ曲で参加しており、OST活動の方ももちろん抜かりはありません。


この世の中には「妖精が見える」などとのたまう人が一定数存在します。基本的に私はそういうエピソードを聞くとドゥン引きしてしまう側の人間なのですが、軽く調べてみたところ子供の世界では稀にある症状らしく、大人になるにつれなくなっていく傾向にあるようです。なので大人になってまで、そう言っている人は童心を失っていないか、嘘を付いているということなのでしょう。

一般的な大人の皆さんがもし「妖精が見える」と言ってるイカレポンチに出会ったら、「妖精はね。見るんじゃなくて聴くんだよ」って、やさしく教えてあげてください。

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