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【DREAMCATCHER】玉座に刻まれし、裏切りの記憶【Deja Vu】

9月18日(水)、DREAMCATCHERがスペシャルミニアルバム「Raid of Dream」(タイトル曲「Deja Vu」)でカムバしました。

前作「The End of Nightmare」(タイトル曲「PIRI」)でデビューから続いた“悪夢シリーズ”は終わりを迎え、遂に新章突入…

かと思われましたが、さすが悪夢を体現してきたドゥケだけあり、一筋縄では行かないのです。

というのも、今回の「Deja Vu」は「全世界で1000万ダウンロードを突破した、超本格リアルタイム3DバトルRPGゲーム」である「KING’s RAID」とのコラボとなっています。

まぁユヒョンはゲーマーだし、先立って公開されていたティーザーがとにかくカッコ良かったので、ズッコケる事はないだろうと高を括っていた私。

そのティーザーですが、これまで中世を舞台にしたものはありましたが、白を基調に金色の装飾が施された衣装に、玉座、燭台とゴージャス&エレガントな装い。なんか存在感が増しています。おまけにメンバーをカラーとモノクロに分けた画像なんかもあったりして、「一体どんな物語になるのか…」と期待を膨らませていた訳です。

これがいざ公開されてみると…うーん、予想以上の出来栄え。いや、もう曲もMVもカッコいい。同日には「KING’s RAID」の映像を使用したバージョンも公開されたんですが、こちらもばっちりハマってます。

ちなみに「Japanese Ver.」もあります。

曲に関してはこれまでも数多くの楽曲をドゥケに提供してきたOllounder&LEEZ。今回は「The End of Nightmare」同様、「Raid of Dream」も全ての楽曲を手掛けています。
先日リリースされた日本1stアルバム「The Beginning Of The End」のタイトル曲「Breaking Out」もこの二人でしたが、こちらはちょっとパンチが足りないように感じていたところ、「Deja Vu」はOllounder&LEEZ節炸裂です。
美しいピアノの旋律に始まり、叙情的なメロディーから壮大なオーケストレーションに移行し、ヘヴィなギターリフと見事に融和する様は圧巻で、大サビを倍テン(テンポを上げること)にする事で疾走感を演出し、最後はオープニング同様の静かなピアノのメロディーで終わるという展開。
「PIRI」でそれまでのメタルサウンドから一歩抜け出し、重厚でありながら流麗という新たなドゥケのカラーを前面に打ち出してきたOllounder&LEEZ。「PIRI~笛を吹け~-Japanese ver」は日本で好評だった事もあり、おそらく今後もこちらの路線で行くのではないかと思われます。

アルバムとしても新章ではありませんが、これまで描けなかった“悪夢シリーズ”を補填するような作りになっています。

収録曲に「The curse of the Spider(蜘蛛の呪い)」というものがあるように、「悪夢はユヒョンが蜘蛛を焼き殺してしまったところから始まった」という物語を踏襲していたりと、外伝的な立ち位置と見るのが良いかもしれません。

そして肝心要のMV。
18日に行われたショーケースでジユが語ったところによると、「今回の『Deja Vu』にはKING’s RAIDの世界観が染み込んでいる。このゲームのテーマは“疑い、混乱、どんでん返し”なので、その3つのテーマを考えながらMVを観て欲しい」とのことでしたが、素晴らしい。ドゥケはこういった世界観や雰囲気、衣装がとてもよく似合います。

今回のキーパーソンはいつものごとく、物語における問題児・ユヒョン。

そのユヒョンは玉座につくことを渇望し、ダークサイドへ落ちていきます。

現王女はジユ。

このカットから、ユヒョンは最もジユに近い存在である事がわかります。姉妹設定だと話がより面白いと思うので、そのつもりで観るのがおすすめです。

王女とその妹、そして側近たち。そんな7人は和気あいあいとしていますが、ユヒョンは密かにジユを疎ましく思っていたのです。

「なぜ姉というだけで、あの人が王女なのだ。解せない。玉座には私が座るべきだ」

「そうだ、姉がいなくなればいいのだ。そうすれば私が…」

ダークサイドに落ちたユヒョンは遂にジユの殺害を企てますが、逆に窮地へと追い込まれてしまいます。

「姉を手にかけようとするとは…この裏切り者め…」

しかしジユがとった行動は突き立てた剣を手放し、背を向ける事でした。彼女は自分に最も近かった存在の裏切りを赦す事で恩情を与えたのです。

ところがユヒョンはすでにそんなジユの思いすら通じない深い闇へと落ちていました。

「さらば、かつての王女よ」

ユヒョンに疑いを持った仲間たちも次々と彼女の手にかけられます。

一人。そしてまた一人。

그리고 아무도 없었다(And there was no one left)」です。

そして遂にその座についたユヒョンは満足げな笑顔を浮かべるのです。


と、かなり好き勝手に解釈してみましたが、とにかくビジュアル面が抜群に美しい。彼女たちの佇まいや表情もカッコつけすぎてカッコいい。凛々しさすら漂っています。

タイトルの「Deja Vu=既視感」にしても、ジユとユヒョンがテレコになるシーンなどは、「PIRI」における「7人の少女は、実は一人の少女だった」的な感じで、「あなたは私、私はあなただったかもしれない」という、裏切りの物語に深みを与えています。

それはつまり、ジユとユヒョンがシヨンとハンドン、ダミとガヒョンなどでも成り立つ、ある種の悪夢的な世界観を成り立たせているようにも思います。
「Raid of Dream」が“悪夢シリーズ外伝”と考えれば、そういったギミックもあり得ると思いますが、いかがでしょうか。

さて、次こそ新章突入になるはず。
音楽的な方向性は決まったと思うので、後はどんなアプローチでDREAMCATCHERを表現してくるのか。
今回のアルバムタイトル「Raid of Dream」は「夢の襲撃」という意味でしたが、次も大いに「Raid」して、我々の期待を更に超えていって欲しいと思います。

 

 

 

 

 

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