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【YUBIN】過去の先の未来【無声映画】

10月30日、元Wonder Girls(원더걸스/ワンダーガールズ)Yubin(유빈/ユビン)が3rdソロ・アルバム『Start of the End』をリリースしました。

ユビン
(유빈 / YUBIN)
キム・ユビン(김유빈)
1988年10月4日(31歳)
光州広域市 光山区
161cm/45kg/O型
メインラッパー/サブボーカル
(WONDER GIRLS)
明智大学校映画音楽学科(休学)
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ティーザー(TEASER/予告)はタイトル曲「무성영화 (Silent Movie/無声映画)」になぞらえて“TEASER SCENE”というタイトルになっています。

「001」はトラック・リスト、「010〜012」はサイレント・ムービー(Twitter)、「014・015」は歌詞の一部「행복한 장면에 너는 말이 없었다 수많은 컷에도 너는 말이 없었다 모노드라마가 흑백 시네마로 언제쯤부턴지 우린 말이 없었다(幸せシーンに、あなたは何も言わなかった。数多くのカットにも、あなたは言葉がなかった。モノドラマ(1人の俳優によって演じられる劇)で、モノクロ映画。いつからか、私たちには言葉がなかった。)」「우리 그때 왜 웃었더라 뭐가 그리 웃겼더라 맘이 먹먹해지니 귀도 멀었나봐(私達あのとき、なぜ笑ったんだろう。何がそんなに面白かったのだろう。心が遠くなると耳も聞こえなくなったみたい)」が掲載されています。

アルバム・タイトル『Start of the End(終わりの始まり)』が示す通り、「무성영화」はユビンがデビュー以来、初めて作詞・作曲の両方に挑戦した曲で、アイドルやラッパーではないシンガー・ソング・ライターとして手がけた曲になります。また、収録曲の「Not Yours」の作詞も手がけています。

「무성영화」は別れを前に会話がなくなった関係から、まるで無声映画のような記憶を思い出しながら疎遠になる過程を表現していますが、自伝として新たなシンガー・ソング・ライターのユビンの誕生として、アイドルやラッパーからの別れという意味も含まれているものと思われます。

その証拠に、ユビンの代名詞の一つであるラップ・パート、アイドルとしての側面であるMVに、二人の大物ゲストを迎えています。

ユン・ミレ
(윤미래 / Yoonmirae)
米:ナターシャ・シャンタ・レイド(Natasha Shanta Reid)
韓:ユン・ミレ(윤미래)
1981年5月31日(38歳)
アメリカ テキサス州
162cm/46kg/AB型
高卒認定(合格)
FEELGHOOD MUSIC
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韓国ヒップホップ第1世代でもあり“韓国最高の女性ラッパー”と知られるユン・ミレはアメリカ出身でアフリカ系アメリカ人の父と韓国人の母を持つハーフのレジェンド・ラッパーです。

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夫はレーベルFEELGHOOD MUSICで共に代表取締役を務める、同じく韓国系アメリカン人ラッパーのタイガーJK(타이거 JK)です。二人は同じレーベルに所属し、同じくアメリカ出身のBizzy(비지)と共にMFBTYというユニットを結成しており、11月10日にミニ・アルバム『Dream Catcher』をリリースする予定です。

ユン・ミレは本作でラップではなくボーカルを披露しています。また作詞にも参加しておらず、ラップパートも含めユビンが書き上げたということになります。


パク・ナレ
(박나래)
パク・ナレ(박나래)
1985年10月25日(34歳)
全羅南道 務安郡
148cm/55kg/B型
祥明大学 演劇学科(中退)
JTB ENTERTAINMENT
Instagram

もう一人はMVでレトロ風の衣装でクラシック映画の中の主人公を演じているコメディアンのパク・ナレです。現在も様々なバラエティで活躍していますが、変装の達人としても知られており、Instagramでは様々な仮装(特殊メイク)を確認することができます。


【Yubin】個性と特性のジレンマ【#TUSM】

ソロ・デビューしてからのユビンは1st『都市女子』、2nd『#TUSM』でシティ・ポップという、Kポップのみならず世界中で流行しているスタイルに挑戦してきました。

シティ・ポップ:1970〜80年代の日本で流行したポップスのジャンル。 詞やサウンドに「都会的な雰囲気」を含んでいることが大きな特徴とされており、2015年前後にネットから火がつきブーム再来となり、海外のポピュラー音楽にまで概念の幅が広がった。代表的なアーティストは山下達郎や竹内まりや、大瀧詠一など。

過去記事でも訴えていますが、私はユビンがシティ・ポップというジャンルに挑戦するのは反対で、前回は違うジャンルに挑戦してほしいと願いつつレビューを締めくくりました。今回の新曲を一聴した時はMVにも引っ張られ「あー、またシティ・ポップかー」と思ってしまいましたが、ちゃんと聴くと、どうやら今回はLo-Hiヒップホップというこれまた世界中でブームが起きているジャンルのようです。

Lo-fi Hip Hop:Lo-fi beatsとも呼ばれる。特徴は意図的にノイズを含んだジャズなどの元ネタと、レイド・バック気味のヨレたビートで構成されるインスト。2017年にYouTube上で同時多発的に始まった”Lo-fi Hip Hop”というキーワードを含んだライブ・ストリーミングが発祥と言われている。発祥元と言われるチャンネルはChilled cowで日本のアニメを背景にビートを延々と流すスタイルで認知された。「日本のアニメ+ループ」の形式はシティ・ポップの発生とも非常に似ている。

というわけで、過去ばかり見据えているのかと思いきや、しっかり最先端を追っていたユビンなのでした。

それでもやっぱり個人的には90’sヒップホップとかがマッチすると思うんですけどね。

90’sブームこないかなぁ。

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