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【(G)I-DLE】百獣の女王【LION】

先月の31日、最終回を迎えたカムバック合戦バラエティ「Queendom(퀸덤/クウィンドム)」。

【おさらい】Queendom【その1】
【おさらい】Queendom【その2】
【おさらい】Queendom【ファイナル】

11月3日、そのファイナルステージで(G)I-DLEが披露したオリジナル曲「LION」のMVが公開となりました。

Queendomでの優勝は果たせませんでしたが、ファイナルステージ1週間前に公開された音源成績では6組中3位(最終順位は1位・2位以外公表されていないため不明)、ステージ映像は公開から3日で再生回数が450万回を超え、11月9日現在では800万回に迫ろうという勢いです。
番組終了後はBugs!で2位、genieで9位、MelOnでは13位と、各音源配信サイトで見事にチャート逆走を繰り広げており、MVは公開から1週間も経たずに約1000万回再生という数字を叩き出しています。
参考までに記しますと、優勝したMAMAMOO、そして2位だったオマゴルのステージ再生回数は現時点でそれぞれ約200万回なので、(G)I-DLEはなんとその4倍となります。
Queendomで優勝を逃した要因としては、単純に前記の2組がそれ以上のパフォーマンスを魅せたという事もありますが、Mnetというチャンネルが視聴者数の限られる有料のケーブルであること、そして順位を決定する投票が韓国国内のみだったことも挙げられるでしょう。
これはどういう事かと言えば、彼女たちの人気が韓国国内より海外での比重が大きく、それが番組終了後に生まれた再生回数の差に現れているように思うからです。

KーPOP関連のトレンドやデータを分析している民間研究所である「blip(ブルリップ)」が発表した「KーPOP世界地図」によれば、K-POPアーティストの韓国国内でのYouTube再生回数は全体の10.1%で、残りは海外だという事がわかりました。

データは2018年7月1日から2019年の6月30日までですが、再生回数の順位を見ると、(G)I-DLEは全76組中15位、ヨジャグルだけでは6位という成績です。
MAMAMOOは全体で14位ですが、(G)I-DLEとの差はほとんどなく、データ上ではデビューして1年しか経っていないグループがキャリアも人気もあるMAMAMOOとほとんど変わらない位置にいるというのは破格の事ではないかと思います。そしてここに示された傾向が、ステージ映像とMVの再生回数に反映されているのではないかというのが私の推測です。

今回の「LION」は「生まれながらに備えた“Queen”としての品格とカリスマ性をライオンに例え、王となる運命のために戦い、傷つきながらも遂にはその座を獲得する」という物語が、彼女たちの人気を支える海外勢にドンズバだったのではないでしょうか。そこにはまだまだ日本は遅れをとっている男女同権といったフェミニズム運動の支持者たちも含まれるかもしれません。

彼女たちはこの「LION」のMV前にも、Queendomで披露した「싫다고 말해 (Put It Straight )Nightmare Version」を、ハロウィーンにあわせて公開しています。

「LION」のMVを作ってしまう事もそうですが、商魂たくましいと言いますか、「番組だけでは終わらせないぞ」という意欲が感じられます。
おそらくこういう事はソヨンが「やりたい」と言って実現しているんじゃないかと思っているんですが、もしそうだとすれば事務所が相当な信頼を置いている表れだという気がしますし、実際、彼女のイマジネーションやグループとしての明確なビジョン、メンバーからの指示は確かなもので、それに加え、メインボーカルの1人・ミヨンの安定感、「I MADE」から加わった制作側の右腕としてのミンニ、ダンサーとしてズバ抜けた表現力を持つスジン、声質としてグループのボトムを支えるウギの存在感は、グループとしての個性を形作る要因として欠かせないものになっています。
そして個人的に思う彼女たちがQueendomで最も得たものと言えば、シュファの使い方でしょう。シュファはこれまで、メンバーの中では圧倒的に歌唱パートの割合が低く、あったとしてもコーラス部分。その原因が歌唱力なのか、韓国語の発音なのかはわかりませんが、2ndステージの「2NE1/Fire」終盤では印象深い高音パートを披露しました。

グループでの高音パートは、中音域から緩やかに伸びていくミヨンが担当していましたが、シュファの声色はミヨンのそれとは異なり、少女のような柔らかい音色と、絹のような滑らかさを持っています。サビ以外での高音パートを消化出来る存在として、ウギと対になるようなシュファの声は、グループとしての完成度をより高める役割を果たすでしょう。
「LION」ではビジュアル的にも象徴的なポジションを任されており、少女が女王となるべく成長していく過程を見事に表現しています。

その「LION」はなんと11月7日に放送されたM Countdownにてスペシャルステージが披露され、一瞬「Queendomの特典ってなんだっけ?」と思ってしまう節もありますが、それだけこの曲が注目されているという事でもありましょう。
MVは2000万ビューを達成したらスペシャル映像が公開されるという事なので、みなさん奮って再生しましょう。

(G)I-DLEはグループ以外での活動も好調で、先月の18日、ミンニが中国系オーストラリア人のYouTuber・WENGIE(ウェンジー)にフィーチャリングした「EMPIRE」は、Billboardの「World Digital Song Sales chart」に22位でチャートインしました。

【KPOP】コラボの秋【海外】

ソヨンは昨年に引き続き、今年は11月10日にフランス・パリにあるAccorHotels Arenaで行われるリーグ・オブ・レジェンド世界選手権決勝戦のオープニングセレモニーに「TRUEDAMAGE」というユニットグループで出場する事が発表されています。

【ソヨン&ミヨン from (G)I-DLE】K/DA – POP/STARS【ft Madison Beer, (G)I-DLE, Jaira Burns】

すでにソヨンは前乗りで現地入りしており、ヴィトンのパーティーだかなんだかに出席したりと、なかなかのVIP感を発揮しています。

更には来月、(G)I-DLEのオリジナルBluetoothイヤホンも発売が決定しており、観て聴いて身に付けてと、あらゆるシーンで(G)I-DLE尽くしになりそうです。

ちなみに価格は税抜き14,500円です。どうしよう…少し前にBluetoothイヤホンを買ったばかりなので迷いますが…もう少し迷っておきます。

さて、今回の「LION」MV公開もあった事なので、次回のカムバは冬の終わりくらいかなと予想しています。しかしその前に様々な年末特番に出演するはずなので、そちらのステージを楽しみにしたいところです。
昨年はウギがレドベル・イェリやTWICE・ダヒョンたちと共演したので、今年はシュファに期待です。或いは年長さんのミヨンが出ても面白いでしょう。いや、ミンニかな?スジンかな?やっぱりソヨンかな?まぁ出てくれるならば誰でも良いです。

11月6日には、国際市場拡大のために、Kポップではお馴染みの作曲家・David Amberも所属するアメリカのエージェンシー・ASIAN AGENTとの契約締結が発表された(G)I-DLE。
百獣の王ならぬ、Kポップの女王への道筋は着実に築かれつつあります。

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