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【GOT7】強く、激しく、真っ直ぐに【Call My Name】

11月4日、GOT7(갓세븐/ガッセブン)が10thミニアルバム『Call My Name』、タイトル曲「니가 부르는 나의 이름(You Calling My Name/君が呼ぶ僕の名前)」を提げてカムバックを果たしました。

【GOT7】光と闇の7ィロソ7ィー【ECLIPSE】

本作は哲学的なテーマに挑んだ、5月20日の9thミニアルバム『SPINNING TOP:BETWEEN SECURITY&INSECURITY』から、5ヶ月半ぶりのリリースということになります。

新たなファン層を獲得しようとグループとしての幅を見せつけた前作、および最近のアルバムとは打って変わりI GOT7(GOT7ファンの総称/通称アガセ)に向けた、GOT7らしい王道スタイルの編成となっています。

ただリリース前に公開されたプロローグ・フィルムでは前回のコンセプトである“光と闇”をテーマにした映像が収められており、ベンベンの動画ではヨンジェが残したペンでポラロイド写真の上に本タイトル曲の「You Calling My Name」と書き記しており、物語としての継続を意味しています。

『SPINNING TOP:BETWEEN SECURITY&INSECURITY』のタイトル曲「ECLIPSE」では音楽番組3冠(M COUNTDOWN/ミュージック・バンク/人気歌謡)を獲得し、上々の評判ではありましたが、カムバック活動を2週間(通常は1ヶ月程度)ほどで切り上げ、6月の中旬からワールドツアー「KEEP SPINNING」の興行を開始しました。

ツアー中の7月19日には日本4thミニアルバム 『LOVE LOOP』をリリースします。

※香港出身のジャクソンはスケジュール調整、健康管理などを理由に、日本活動には参加しないことが公式よりアナウンスされています(実際は日中韓関係を配慮しているためと思われる)。

【KPOP】コラボの秋【海外】

ツアー終了後は、外国人メンバーであるジャクソンとベンベンは他アーティストと積極的にコラボを成功させ、グループとしての活動の幅をさらに広げました。

日本を含めた海外のファン、新たなファン層への向けて十分なアピールがなされたのちは、寂しい思いをさせた本国のI GOT7に向けて「忘れてないよ」と地盤固めに打って出ました。

「切ないセクシー」と銘打たれた今回のコンセプトで、GOT7は王道を真っ直ぐに表現しており、逆にストレートすぎてこれまでに見せたことのない姿となっています。

モードとレザー仕立てのハードな2つのスーツ・スタイリング、指先まで揃った群舞とパワフルで立体的なフォーメーション、ファルセットやラップ、ギターが際立つダンストラックに至るまでGOT7らしさが詰まったタイトル曲「니가 부르는 나의 이름(You Calling My Name/君が呼ぶ僕の名前)」は、どこを切り取ってもGOT7らしく、それでいてこれまでの楽曲らしさがない既視感と斬新さを併せ持つ魅力的な楽曲となっています。

所属事務所JYP代表のパク・ジニョンとリーダー・JB(DEFSOUL)との共作曲で、ファンが呼んでくれる“GOT7”という名前が持つ意味について表現した曲で「暗闇に閉じ込められた僕の名前を呼んでくれた君が、僕の存在の理由になった」という歌詞が印象的です。他にもグラミー賞の受賞者であり、チャーリー・プース(Charlie Puth)、ジェイソン・デルーロ(Jason Derülo)、エミネム(Eminem)といった有名なアーティストとのコラボ経験もあるデビッド・ブルック(David Brook)と、世界的なミックスエンジニアのマニー・マロクイン(Manny Marroquin)が参加するなど豪華な陣容となりました。

JBは他に「02.PRAY」「04.THURSDAY」の作詞・作曲にも参加し、ジニョンとユギョムはそれぞれ「05.RUN AWAY」「06.Crash & Burn」の作詞に参加し、「03.Now or Never」はリアム・ペイン(Liam Payne)、ジョー・ジョナス(Joe Jonas)などの著名なアーティストとのコラボで話題を集めた世界的DJのジョナス・ブルー(Jonas Blue)がプロデュースしています。

本作はセールスも好調で、4日には、HANTEO(ハント)デイリーアルバムチャートとGAON(ガオン)「Retail Album Chart」デイリーチャート、5日には、オーストラリア、ブラジル、メキシコ、ニュージーランドなど、海外28地域のiTunesアルバムチャート、6日にはNAVER MUSIC、Soribadaのリアルタイムチャートそれぞれで1位を獲得しました。後にHANTEOとGAONでは、週間アルバムチャートでも1位を獲得しました。

前作「ECLIPSE」では“光と闇”をテーマに人間的な苦悩を描きましたが、インタビューによると裏テーマとして「デビュー7年目に向けたアイドルの不安」が表現されてるそうです。

7年目のジンクス:Kポップではデビュー後、7年契約を結ぶことが多く、グループが7年目を迎えると契約が延長されるかどうかがメンバーの編成やグループの存続に関わるため、大きなターニングポイントとして知られている。

真逆のコンセプトに挑んだかに見える今作も「その不安もファンのおかげで乗り越えることができる」というメッセージとすれば、アンサー・ソングとして受け入れやすいのかなという印象です。

個人的には、「니가 부르는 나의 이름(You Calling My Name/君が呼ぶ僕の名前)」スーツのスタイリングや楽曲の雰囲気から事務所の先輩グループである2AMや2PMを思い出すとともに、オマージュを含めて事務所を引っ張っていく気概のようなものが感じられました。

グループとしての単純な売り上げはもしかしたら妹グループであるTWICEやITZYに及ばないかもしれません。しかしながら大手事務所には、長期的に活躍できる優秀なナムジャ(男)グループの支えが必要です。

JBとジニョンのユニットJJ Projectのデビューからは7年、グループとしては2020年に6年目に差し掛かる円熟のキャリアを迎えつつあるGOT7の『Call My Name』は、JYPにとっても重要な一枚になりそうです。

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