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【HyunA】問題児たちのブーケトス【DAWN】

11月5日、R&B歌手のCrushが加入したことでも話題となったP NATIONから、HyunAそしてDAWNの二人が同時にニューシングルをリリースしました。

【Crush】新天地での一発目【NAPPA】

P NATIONは歌手のPSYがYGエンターテイメントと契約解除後の今年1月24日に設立した新事務所です。

HyunA
(현아/ヒョナ)
DAWN
(던/ドン)
キム・ヒョナ(김현아) キム・ヒョジョン(김효종)
1992年6月6日(30歳) 1994年6月1日(28歳)
ソウル特別市 西大門区 弘済洞 全羅南道 和順郡
164cm/43kg/O型 173cm/60kg/O型
建国大学芸術学部映画専攻(中退) 全羅南道技術科学高校(卒業)
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ご存知の通り、HyunAとDAWNはCUBEエンターテイメントに所属していたソロ・アーティストとPENTAGONというボーイズグループのメンバー(当時の名前はE’DAWN(이던/イドン))でした。

【HyunA】愛の果てに生まれたアマガエル【E’DAWN】

同じくPENTAGONのメンバーであるHUI(후이/フイ)と3人で組んだユニットTRIPLE H(트리플 H/トリプル H)の活動中に熱愛が発覚し、それを公に肯定したことでCUBEおよびUNIVERSE(PENTAGONのファンダム)との関係が悪化し、最終的に契約解除となりました。

騒動後しばらくは、ニートカップルとして双方のInstagramなどでイチャついた近況を垂れ流していましたが、2019年の1月27日に設立から僅か3日後のP NATIONから、HyunAとDAWNが専属契約を締結したと発表されました。

『FLOWER SHOWER』はHyunAにとって移籍第1弾となるシングルで、『MONEY』はDAWNにとっても移籍第1弾となるシングルであることはもちろん、ソロデビューとなるシングルです。なぜ同日にリリースすることになったのかは話題性ということ以外は特に理由がなさそうです。カムバック・ショーケースのインタビューではDAWNはHyunAのことを「ライバル」だと思っているのに対し、HyunAはDAWNのことを「心強いサポーター」だと答えており、今回のカムバックに対しての思惑が違うことも明らかにしています。

騒動からは、すでに1年以上が経過しており、時の流れの速さを実感していますがPENTAGONはその後2つのミニアルバムをリリースし、9人体制の新生PENTAGONの道を着実に歩んでいます。

【PENTAGON】九角形のペンタゴン【SHA LA LA】

【PENTAGON】接禁のギリギリボーイズ【Humph!】

私はPENTAGONおよび、その楽曲の多くを手がけていたE’DAWNことDAWNの音楽的才能に惹かれていた一人で、PENTAGONからの脱退が決まってしまった時には残念で仕方ありませんでした。

DAWNのソロ・デビュー曲「MONEY」は「お金の価値に対する考えを淡白なボーカルとタイトなラップで表現し、青年と大人の間、青春の時間の中感じるお金の価値に対して真摯な疑問を投じた」と説明されたシンセベースとドラムビートが印象的な楽曲は、やはりDAWNの音楽的才能を証明するものとなりました。スタイリングも含めてDAWNらしさが詰まっていて、個人的にも安心しました。DAWN自身が作詞・作曲に参加しているのはもちろん、事務所の代表であるPSYも作詞・作曲に参加しておりDAWNに事務所として最大限のサポートをしていることが見て取れます。

そういう意味ではCUBE所属時の境遇からは解き放たれ、ソロ・アーティストとしての飛躍の一歩を刻んだわけですが、やはりPENTAGONで披露していた頃ほどのグループとしてのパワーは超えられていないというのが音楽的な評価とは裏腹な直感的な感想でもあります。やはり10人の中で不良っぽくやんちゃに振舞っていた個性も、一人になることで異端な感じが薄れてしまうということが要因なのかなと思います。

ただ、それでもソロとしてはこれが1作目ですし、これからの成長の余地を期待するなら充分なのかもしれません。個人的にはフィーチャリングなどを迎えた時に、その本領は発揮されるような気がしています。

一方の「FLOWER SHOWER」もHyunAにとって約2年ぶりにリリースされた新作ですが、ソロ・アーティストとしての色が確立されている彼女にとって、最も大事な“HyunAらしい”楽曲となりました。上記はdingo musicが配信するMOVE RECというシリーズですが、もちろんDAWNのもあります。

「ムーンバートンリズムに重い808系(日本では“やおや”として知られているRolandが1980年に発売したTR-808というリズムマシンが由来の低音の総称)ベースが加わったフューチャー・ベースの曲だ。明るいサウンドと対比される人生の華やかな一時を、咲いて散る花にたとえた歌詞は、キム・ヒョナ自身の話だ」と説明されており、HyunA自身も上記のショーケースにおいて「散る時が来るとしても、一度ぐらいは華やかに咲いてみるという私の覚悟を込めた」と話しており、一連の騒動から今回のリリースに至るまでの経緯を込めていることを示唆しています。

CUBEという大手事務所の反感を買った二人は、インフルエンサーとしての影響力はありつつも、アーティストとして復帰することは難しいのかもしれないと私は危惧していました。しかしながら世界を知るPSYにとって、それは些細なことだったようです。

共演経験もあるHyunAの音楽的才能を眠らせておくには勿体なかったのか、その彼氏にまで救いの手を差し伸べるとは体型のみならず太っ腹です。兎にも角にもKポップの世界へ文字通りのカムバックを果たしたHyunAとDAWNの二人にとって、本作の同時リリースは恋愛を公開するという戦いへの勝利宣言であり、嫉妬や反感を超えた公開プロポーズとも呼べるような出来事だと言えます。

“変えない”それはたいていの場合、停滞を意味し、良くないことに使われます。

しかしながらこの二人の境遇において、それは肯定するべきことでした。

恋人としての関係は“変えない”。事務所が変わってもアーティストとしての個性は“変えない”。

それは二人にとって、お金では“買えない”価値だったということでしょう。

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