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【MAMAMOO】尻上がりでなにより【reality in BLACK】

11月14日、MAMAMOO(ママムー/마마무)が2ndアルバム『reality in BLACK』をリリースしました!

本作は2016年2月26日にリリースされた1stアルバム『Melting』以来となる、3年9ヶ月ぶりにリリースされたフルアルバムです。

「4 Seasons 4 Color Project」のシリーズの完結篇となる9thミニアルバム『White Wind』からは8ヶ月ぶり、突発的にリリースされた企業とのコラボシングル「다 빛이나(Gleam)」からは4ヶ月ぶりのリリースとなります。

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その以外にも、現在話題沸騰中のMnetで放送されていたカムバック合戦バラエティ「Queendom(퀸덤/クウィンドム)」にて、「QUEEN(優勝)」の称号の座を勝ち取ったり、フィインとファサがそれぞれソロ活動を行ったりと非常に活動がめざましく、今Kポップで最も躍動しているガールズグループの一つと言えるのではないでしょうか。

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昨年末には、忙しすぎてアーティストの体調を考慮していないとMOOMOO(ムームー:ファン)からコンサートのボイコットをされるなど、所属事務所であるRBWに対する不満が爆発しましたが、最近のMAMAMOOは当時以上に忙しそうで心配です。

それでもやはり新曲、しかもフルアルバムとなれば期待せざるを得ないというのも裏腹なファン心理として、否定できないところでもあります。

『reality in BLACK』は、メンバー四人の個性に合わせたシンボル/カラー/音楽を各季節に合わせたミニアルバムに封じ込め、MAMAMOOの大衆性と音楽性を改めて証明しようとするプロジェクト「4 Seasons 4 Color Project」を経て、リリースされたアルバムでプロジェクトでは4色4枚(6th『Yellow Flower』/7th『Red Moon』/8th『BLUE; S 』、9th『White Wind』)のミニアルバムがリリースされました。

「4 Seasons 4 Color Project」では、デビューから5年間の振り返りとMOOMOOへのこれまでの感謝を込め、より一層の飛躍を誓いました。正統な継続作品ではないとはいえ本作はその全ての色を混ぜて作られる“黒”を表しており、ロゴである4と4はメンバー四人と「4 Seasons 4 Color Project」の4枚を表しているものと思われます。また、その重なった部分が“0”になっていることから、MAMAMOOの再出発や新生といった意味が込められているものと思われます。

アルバムタイトルのBLACKは「Bless Life And Carry Knowledge」の略でもあり、「人生を祝福し、知識を伝える」という意味で「MAMAMOOとして活動してきた喜びを、成長した証とともにファンに還元する」と読み取れます。

また、アルバムは「今住んでいる世界ではなく平行線上にある、違う世界が存在するという“並行宇宙論”」という、いわゆるパラレル・ワールドがコンセプトになっており「What if… MMM is not MMM? (もしMAMAMOOでなければ?)」をテーマにMAMAMOOの“マルチバース(MULTI + UNIVERSE)”を描いたティーザー(予告)フォトが公開されています。公開は「2→3→4→1」の順番となっており、時間軸がリセットされていることがここでも表現されています。

2nd Universe
3rd Universe
4th Universe
1st Universe

2nd Universe(第2宇宙)ではソラ:お姫様、ムンビョル:MV監督、フィイン:環境活動家、ファサ:母親、3rd Universe(第3宇宙)ではソラ:ボクサー、ムンビョル:振付師、フィイン:画家、ファサ:ミュージカル俳優、4th Universe(第4宇宙)ではソラ:ロックスター、ムンビョル:エンタメ会社の社長、フィイン:インディーズ歌手、ファサ:大統領にそれぞれ扮しました。

そして最後の1st Universe(第1宇宙)でMAMAMOOに回帰しており、様々な可能性があったけど、結局私たちはMAMAMOOになるべき運命だったということが表現されています。

アルバムには前述の「Queendom」で栄冠を勝ち取った「Destiny(運命)」という曲がオープニングトラックとなっており、原題の「우린 결국 다시 만날 운명이었지 」は“私たちは結局出会う運命だった”という意味です。

「Queendom」番組参加が発表された当時、知名度も人気もあり多忙だったMAMAMOOが出演することに意味があるのかという疑問が上がっていましたが、この『reality in BLACK』に向けての長期プロモーションだったということがわかります。しかもその多忙に負荷をかけてまで参加したということが、このアルバムにかける意気込みや覚悟を表しています。

制作人にはMAMAMOOのプロデューサーとしてKポップ最高の作曲家に数えられるキム・ドフン(김도훈)とパク・ウサン(박우상)、イギ/ヨンベ(이기/용배)、コズミックサウンド(코스믹 사운드 )、コズミックガール(코스믹 걸 )など、これまでのMAMAMOOサウンドを支えてきた実力者たちが大集結しています。Track5「4x4ever」には私の大のお気に入り日本人作家Mayu Wakisakaの名もあり、豪華な陣容となっています。

11「I’m Your Fan」はソラの3曲目となる自作曲で、ラッパーのムンビョルも2「Universe」、5「4x4ever」、6「Better」、7「Hello Mama」、8「심심해 (ZzZz)」、9「춤을 춰 (High Tension)」と6曲のラップ・メイキングに参加しています。

その豪華なアルバムを引っ張るタイトル曲の「HIP」ですが、“お尻”の歌ではなく、“トレンド”や“かっこいい”というcoolなどと同じ使われ方をする、英語のスラングです。ファサのラップから曲が始まっているとおり、この曲はラッパーのムンビョルがラップ・メイキングに参加していません。代わりにファサが作詞に参加しており、構成としても新しい試みがなされています。

その作詞者であるファサは曲について「他人の視線を意識しない人生、一番私らしい人生について歌う曲だ。本当の“ヒップ”は、自分自身を愛する力から出てくる。私達がもっと自分自身を大切にし、愛すればいいと思う」と説明しており、ファサが最近の活動で示してきた“自分らしい生き方”を再提示するような内容となっており、MAMAMOOが体現してきた女性としてのカリスマを表現しています。

そして、この曲の最大の特徴は何と言っても、MAMAMOO史上最高レベルの激しいダンスです。

KBS 2TV「ハッピートゥゲザー4」にソラが出演した際にも「今までMAMAMOOの振り付けをリズム体操みたいだという方が多かったが、今回の振り付けはこれまでとは次元の異なる過去最高の振り付けだ」と紹介しています。

振り付けにはTWICE「TT」やソンミ「Gashina」など、多くのダンスアイコンを作ってきたソウル(江南)にある世界的な人気ダンススタジオ「1MILLION DANCE STUDIO」のチーフ振り付け師でもあるリア・キム(Lia Kim)、そして同所属のパク・ミニョン(Minny Park)の二人体制です。「Choreography Practice Film」というダンスを練習する動画が3回に分けて公開されており、カムバックに向けてメンバーの髪色などが変化していく様子など、見所盛りだくさんです。

完成品がこちら。

また「Queendom」でも特別に制作されたムンビョルのパファーマンス・ビデオと同様に、本作でもムンビョルのみ「Choreographer Performance Video」という動画が公開されています。

これまではメンバーの中では、どちらかというとサポート役になっていたファサとムンビョル、その二人が中心になっているということでも革新的な楽曲だということがわかります。

参照の過去記事や動画も含めて、冗長な内容となってしまったかもしれませんが、それだけ壮大な物語を摘むんだエポック・メイキング的なアルバムだということを理解してもらえれば幸いです。

非常に難解なコンセプトと膨大な前知識を必要とされる複雑なアルバムとなりましたが、私の答えはタイトル曲「HIP」が訴えているのと同様シンプルです。

MAMAMOO
最高だ!

これに尽きます。私にとって『reality in BLACK』は、MAMAMOO史上最高と言えるものになりました。

最新作が最高傑作!何と素晴らしいことでしょう!

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