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【365】#SaveLOONA【LOOΠΔ】

私の毎日を集めて 全てをあなたにあげるわ

12月13日、이달의 소녀(イダレソニョ)こと、今月の少女こと、LOONA(様式化:LOOΠΔ)が長い眠りから覚め、突如として新曲をリリースしました。

【まとめ】이달의 소녀/LOONA/今月の少女/LOOΠΔ【プロフ】

【Butterfly】X X【LOOΠΔ】

本作『365』は、2019年の2月19日にリリースされた1stミニアルバムのリパッケージアルバム『X X(マルチプル マルチプル)』(タイトル曲「Butterfly」)以来、おおよそ10カ月ぶりとなるデジタルシングルです。

こちらは12月14日にソウルのYES24ライブホールで開催されたファンミーティング「이달의 소녀 PREMIER GREETING : Meet & Up」に向けてリリースされたLOONA初のペンソン(ファンソング)で、メンバー12人がソロで紡いでいく構成となっています。

動画(TEASER)は、公演中に流すVCRとして作られたもので、タイトルにも[MV]とは付いていません。

10カ月というスパンは、グループによっては特筆するものではないかも知れませんが、LOONAにとっては異常事態だと言わざるを得ません。

LOONAはグループとしてのデビューは2018年8月20日の1stミニアルバム『+ +(プラス プラス)』(タイトル曲「Hi High」)になります。ただLOONAの場合、通常のグループとは逆行した「ソロ→ユニット→グループ」という順にデビューする手法をとっており、最初の少女であるヒジンのデビューは2016年10月5日まで遡ります。

이달의 소녀(=今月の少女)というグループ名の通り、月ごとにメンバーの少女を公開していくスタイルで、ユニットでの活動も含めると完全体のデビューまでは18か月後ほどを要しましたが、ほぼ毎月精力的に活動してきました。 完全体としてデビューした後は半年をかけてミニアルバム『+ +』とリパッケージアルバム『X X』をリリースしましたが、ソロのシングルとは違ったボリュームだったこともあり、停滞している感はまるでありませんでした。

というのもLOONAはリリースの手法以外にも、圧倒的で壮大な世界観とコンセプトを持っているグループという、大いなる特徴があるからです。

ソロの頃から紡いできた膨大なストーリーは諸説を含め、様々な考察を呼び、まるでアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のような複雑さと難解さを極めています。そのことが本国である韓国では初見殺しの障壁ともなり、デビューに投じられた99億ウォン(約10億円)とも言われる予算に見合う人気の獲得につながっていません。ただその分、考察が好きな外国人(特にLGBTQ層)には非常に受けが良く、国外に多くのORBIT(オービット:ファン)を生み出ました。現在では国内と海外で、最も人気にギャップがあるグループと言えるでしょう。

『365』のアートワークが公開された際も、ご覧の通りです。まぁLOONAサイドもそれを見越して毎回暗号のようなデザインに仕上げてくるわけですが。

国内での人気は低調ながらも、国外からは圧倒的な指示を受けていたLOONAですが、『X X』リリース後から不穏な動きを見せるようになります。

3月31日に公開された動画(TEASER)“#”は、ソロとユニットの融合を表す『+ +』で得た力を、掛け算である『X X』に変え、それらが重なり世界のトレンドになるという願いが込められた『#(ハッシュタグ)』へと変化を遂げる、新章の予告となるものでした。

しかし、それらは全貌を現すこともなく2カ月ほどが経過し、5月10日には当ブログのライターChaengの大のお気に入りで、LOONAのリーダーでもあるハスルが個人的な事情により、活動を一時的に休止することがアナウンスされます。

またLOONAには、その頃からバラードアルバムをリリースするという噂があったのですが、5月31日に公開された“La Maison LOONA”には、各曲のハイライトと最後には「delayed but Someday(遅れてしまったが、いつの日にか)」と、リリースが出来なくなってしまったことを示唆する動画が公開されました。

当初はハスルが休止しているからとも思われていましたが7月10日に復帰した以降も“La Maison LOONA”に続報はありません。それから4カ月ほどはサイン会のみで、リリースはもちろんコンサートやファンミーティングも行われない状況が続きます。

そして10月の中頃、その状況を裏付けるようなニュースが流れてきます。

その内容はLOONAの所属事務所であるBlock Berry Creativeの親会社であるPolaris Entertainmentが日本のIT企業であるDounutsに敗訴し、3億6千万ウォンの支払いを命じられたというものでした。2017年にDounutsは自社アプリMyLiveでのストリーミング配信を条件に、Polarisに4億ウォンを投資したとされており、それの返済が滞っていることから起きた訴訟のようです。

また一説によるとデビューに際し投じられたとされる99億ウォン(約10億円)は、6〜7割程度しか回収できていないという噂もあり、リリース及び活動が滞っている原因が金銭的なものであることが明らかになります。

LOONAはデビューからA&Rというポジションにジェイデン・ジョン(Jaden Jeong)ことチョン・ビョンギ(정병기)という人を擁していました。

A&Rとは“Artist and Repertoire”の略でアーティストの発掘からコンセプト企画、制作、広報に至るまでレコード会社の業務全般を指揮する責任者のことで、楽曲ごとのプロデューサーを統括してグループとしての方向性を示す、統括プロデューサーのような立ち位置です。チョン・ビョンギは活動の仕方や世界観が特異なLOONAの全てを創造した人物とも言えます。

そのチョン・ビョンギは8月24日に「『X X』が私が携わる最後のアルバムだ」と表現しており、莫大な負債の責任をとってLOONAのA&Rから下ろされたというのが大方の見方です。バラードアルバム「La Maison LOONA」もチョン・ビョンギが最後に手掛けたものとされており、「delayed but Someday(遅れてしまったが、いつの日にか)」も、今では彼からのメッセージと受け取られています。

またチョン・ビョンギが懇意にしており、これまでLOONAのほとんどの楽曲を手掛けていた作曲家のマネジメント会社であるMonoTreeも併せてLOONA関連から下ろされたという噂もあります。

金銭的な困窮と、LOONAを動かしてきた制作人たちの離脱というLOONAの窮地を知った世界中のORBITは、とある活動を開始します。

#SaveLOONA

Polaris敗訴のニュースが出回ったのち、この言葉がSNS上に広がり始め、世界のトレンドワードとなります。具体的にはiTunesでアルバム『X X』を購入することで、LOONA及びPolarisを金銭的に手助けしようという運動です。

結果として『X X』は、米国iTunesのKポップ、ポップというジャンルのチャートを含む総合チャートで、なんと1位を獲得します。KポップのガールズグループとしてはRed VelvetTWICEに次ぐ、3組目の偉業ということになります。その2グループとの人気の格差や、8カ月も前にリリースされたアルバムだということ、世界の歌姫テイラースイフトを抑え込んでの1位と言うことを鑑みれば、如何に凄いことかと言うのがご理解いただけるかと思います。

実際、海外ORBIT勢のパワーは凄まじく、10月頭にはデビューからずっと金髪だったジンソルが黒髪にしたと言うだけで大騒ぎとなり#JINSOULBLACKHAIRという言葉が世界中のSNSのトレンド入りしたこともあります。

世界中のORBITの後押しを受けたLOONAは遂に再始動し、『365』も世界22カ国及び米国iTunesのシングルチャートで1位を獲得しました。アルバムとシングルの両方で米国iTunesチャートの1位を獲得したことあるのは、これまでBTS(防弾少年団)だけで、ガールズグループとしては初の快挙ということになります。

『365』は全編、メンバーのソロで構成されていますが、曲の後半にはユニゾンで歌う箇所が登場し、ORBITに対する感謝の気持ちが歌われています。

Cuz you are my only one
チェリ
あなたは私にとって大切な人だから
단 하나의 ORBIT yeah
ヒョンジン
たった一つのORBIT

또 출 
겐 
チュウキム・リプ
どこまで行っても休まる場所は
あなたのところだけだから

늘 너의 마음속
(LOONA)
いつもあなたの胸の中に

눈부시게 떠올라
오직 너 하날 비출 게
チュウ
まばゆく浮かび上がって
ただあなただけを照らすから

You 넌 나의 중심
(LOONA)
You あなたは私の中心

나의 모든 날들을
전부 모아 다 네게 줄게
ヒジン
私の毎日を集めて
全てをあなたにあげるわ

そしてファンミーティング「이달의 소녀 PREMIER GREETING : Meet & Up」が開催された12月14日には“#1”の動画(TEASER)が公開され、『365』がリードシングルであることが明らかになります。

「Butterfy」の衣装に身を包んだヒジンが目覚めた場所、そこはMV「Hi High」のラストシーンで駆け昇った中空でした。ヒジンが再び天を見上げ、新たな一歩を刻み始めるという映像になっています。ファン(ORBIT)によって一命を取り止めるという夢の時間を与えられたLOONA、その恩義に応えるため、LOONAは再び動き始めました。

世界に愛された12人の少女

LOOΠΔ

それは世界を救う奇跡の名です。

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