ゲリラコンサートでの一次評価である観客動員数で1位になったのは、ジヒョ、サナ、ミニョン、チェヨンのメジャーAチーム。4人は他の3チームに先立ち、メジャーへの残留を確定させます。
残るはステージを観た観客による二次投票。ここでメジャーの座を掴むのはどのチームなのか!?
前回までのエピソード | |
EP.0 | EP.1 |
EP.2 | EP.3 |
EP.4 | EP.5 |
EP.6 | EP.7 |
EP.8 |
二次投票の集計結果が出ますが、それを見て餅ゴリはいつもの通り頭を悩ませます。「観客の評価と僕の考えが違う…」。とすると、ステージを観てAプラスという評価をしたナヨン、ジョンヨン、ツウィのメジャーBチームは残留出来ないのか…。
そんな中、177票を獲得して1位となったのは、一次投票でもトップだったジヒョ、サナ、ミニョン、チェヨンのメジャーAチームでした。
そのメジャーAチームで餅ゴリが最も良い評価を下したのはチェヨン。「歌、ダンス、ラップ。チェヨンはなんでも出来る。ただいつも惜しいと思っていたのは、熱意が感じられなかった事だ。でも今日は違った。まるでスターだったよ」とベタ褒め。
一方で、ジヒョにはやや厳しい評価も。「SIXTEENが始まってから、歌やダンスで指摘された事はないはずだ。今回もない。ただ僕がずっとジヒョに言ってきたのは自己管理だ。これを甘くみてはダメだ。実際今日のダンスは鈍かった。他のメンバーの課題が歌ならば、ジヒョは自己管理をもっと徹底するべきだ。もっと努力を見せて欲しい」。
一次評価に続き、二次評価も1位はメジャーAチームだったので、ここでは2位になったチームがメジャーの座を手に入れる事になります。その投票結果は、メジャーBチームが116票、マイナーAチームは93票、マイナーBチームが120票という事で、見事メジャーへの昇格を果たしたのはマイナーBチーム!
そのマイナーBチームで最も餅ゴリが最も感動したメンバーとして名前を挙げたのはミナでした。「前回の“HAPPY”を歌った時とは比較できないほど進歩していた。いつも弱気で消極的に見えたけど、今回は本当に自信を持ってステージに立っていた」。それに対してミナは「私は元々オンニたちに付いていくタイプでしたが、今回は一番年上だったので、リーダーシップを発揮して行動しようと思っていました」と、ミッションに臨む心境の変化を語ります。餅ゴリも「それがプラスに働いたね」と、ミナの成長を喜んでいるようでした。
この結果により昇格・降格は以下のようになりました。
昇格 | ミナ | 降格 | ナヨン |
昇格 | ソミ | 降格 | ジョンヨン |
昇格 | ナッティ | 降格 | ツウィ |
続いて2つの審査結果の合計点数で最下位チームから脱落者が決定します。結果はメジャーBチームが209点、マイナーAチームが198点。
そのマイナーAチームから4人目の脱落者となったのは…
餅ゴリは言うのです。「ジウォンには期待しているんだ。“Tell Me”と言う難しい曲で、驚くほどの歌唱力を披露した。ただ、曲の合間で不安定なところが多かった。ダンスも他の2人とあっていなかった。今回の審査で見たかった情熱を、ジウォンから感じる事が出来なかったんだ」。彼女の実力を高く評価している餅ゴリはこう続けます。「早く頭の中をクリアにして欲しい。素晴らしい力を持っていて、才能もあるんだから、複雑に考えず、ただ誠実になれば良い。成功を期待しているよ」。
ステージを去らなければならない中、涙を流すメンバーたちに対し、ジウォンは気丈にも笑顔で接しますが…。
収録語の楽屋ではナヨンが「平気なふりをしないで。私が怒っている理由がわかる?」と1人で抱え込もうとするジウォンに悔しさと寂しさをぶつけます。
後のインタビューでジウォンはこう語ります。「今を乗り越えれば過去の出来事になるし、これからが重要だと思っています」。その言葉は、今回の経験を通し、後々確かな結果を生む事となるのです。
現在までのメジャー・マイナー推移は以下。
※メジャー☆/マイナー★で表記
メジャー | |
サナ | ★☆☆★☆☆☆ |
ミナ | ☆★☆☆★★☆ |
ジヒョ | ★☆★☆☆☆☆ |
ミニョン | ☆★★★☆☆☆ |
チェヨン | ☆☆☆★★☆☆ |
ソミ | ★☆☆☆☆★☆ |
ナッティ | ★☆☆☆☆★☆ |
マイナー | |
ナヨン | ☆★★☆★☆★ |
ジョンヨン | ★★☆☆★☆★ |
ダヒョン | ☆☆★★☆★★ |
ツウィ | ★★☆★☆☆★ |
チェリョン | ★☆★☆★★★ |
SIXTEENもいよいよ最終決戦へと突入しますが、餅ゴリはこれまでを振り返りながら「正直なことを言えば、これまでほとんど彼女たちの事を知りませんでした。だからステージごとに気持ちが変化していました。けれども、番組を通してよく理解出来るようになったと思います。そろそろTWICEのメンバーを決めるために、ステージに立つ事を想定して考えたいと思います」と、最終的な展開を見据えて評価するつもりだと語ります。
ファイナルミッションを伝えるために練習室を訪れた餅ゴリは、その内容を説明します。「今回は実際にグループとして公演する事で、最終評価をする実践的なミッションだ。メジャーとマイナーの2チームが、第1ラウンドでは別の曲を、第2ラウンドでは同じ曲で実力を競ってもらう」。
そしてメジャー7人、マイナー5人という数的バランスの均衡を取る為に「マイナーチームはメジャーチームから1人引き抜いて良い」という特典を与えます。ただし「引き抜かれたメンバーはメジャーのまま。公演だけを一緒にするんだ」と伝えます。
ジヒョとミニョンというメインボーカル、パフォーマーとして優れた能力を持ったサナとミナ、圧倒的な表現力を持つソミとナッティ、ラップをはじめオールラウンドな実力を持ったチェヨンと、すでにグループとしてバランスの取れたチームから誰が引き抜かれるのかと不安を隠せないメジャーチーム。
マイナーチームは「おそらく社長は歌、ダンスに加えて、グループとして総合的な判断をするはず。バランスを保てるメンバーが必要だ」と作戦会議をします。強力なメインボーカルもいないというウィークポイントも考慮し「高音に強いミニョンか、パワフルで統率力のあるジヒョ、もしくはラップも出来てエネルギッシュなチェヨンか」と人選を絞っていきますが、彼女たちが選んだのは…
メインボーカルの1人を引き抜かれた事に加え、ナヨン、ジョンヨン、ジヒョという強力な3人が揃った事にも焦りと不安を募らせるメジャーチーム。それでも「自分たちの個性を出すしかない」と気持ちを切り替えます。
その後、各チームはJYPのスタジオに集められます。目的は、もちろん課題曲の発表です。「それぞれの課題曲には、歌いにくいものを選んだ」と餅ゴリ。
メジャーチームが第1ラウンドで歌う事になるのは「미쳤나봐(Going Crazy)」。この曲について餅ゴリは「速くてリズミカルなので、心地よく歌うのではなく、テンポが重要な曲だ。大切なのは歌よりリズムに乗ることだ」と説明します。
一方のマイナーチームは「難しいラップと歌が重要な部分に分かれている」という「Truth」。そして餅ゴリはこう付け加えるのです。「歌とラップは確実に歌い上げて欲しい」。
そして両チームが第2ラウンドで披露するのが「TWICEのイメージに近いと思う」という「다시 해줘(Do it again)」。「振り付けも全く同じだ。確実に比較出来るからね」という餅ゴリの言葉に、緊張の高まるメンバーたち。
本番までは僅か6日間。メジャーチームは「미쳤나봐(Going Crazy)」のオープニングに演技を入れたら面白いんじゃないかとアイディアを出し合い、マイナーチームはナヨンを中心にパート割りを決めていくなど準備を重ねていきます。
そんな中、本国でSIXTENの映像が話題になっているという事で、台湾のテレビ局がツウィの取材に訪れます。韓国、そして母国である台湾からも注目が集まる中、ツウィは「視聴者の方たちからはよくビジュアルを褒めて頂きますが、最後の公演を観て実力もあると思って欲しいです」と意気込みを語ります。
最終公演に向け、時には笑い、時にはパート変更を繰り返すなど悩みながらも、ひたすら練習を重ねるメンバーたち。
そして遂に、多くの観客と餅ゴリが見守る中、最終決戦の開幕です。
観客はそれぞれ違う曲を披露する第1ラウンドと、全く同じ曲で振り付けも同じである第2ラウンドの計4ステージを観て、12人の中から7人を選択。それを元にTWICEのメンバーが決定します。
トップバッターはメジャーチームの「미쳤나봐(Going Crazy)」。
続いてマイナーチームの「Truth」。
餅ゴリは第1ラウンドを観て「過去のどの公演よりも緊張したと思うが、そのプレッシャーを跳ね除けて、楽しみながらパフォーマンスをしたメンバーが多くいたのはマイナーチームだ。メジャーチームは実力を出せていなかったように感じる。特にサナとミナは緊張して歌もダンスも消極的だった。楽しめなければ結果は付いてこない。ただ、チェヨンは前回から更に進歩を続けているようだ。マイナーチームで最も目を引いたのはジョンヨンとツウィだ。2人はとても自由で、そのおかげで誰よりも動きが大きく見えた。ただナヨンとジヒョは、責任感からか慎重になり過ぎていた。ダヒョンはカリスマ性があって良かったが、もっと楽しみながら動きを大きくするといい」という講評でした。
次は運命を決める最後の最後、
ファイナルステージ第2ラウンド!
TWICEに選ばれるのは…!?
次回予告「伝説の始まり」