ALL YOU NEED IS KPOP!

【TAEYEON】親愛なる自分へ【Dear Me】

1月15日、少女時代のテヨン(태연/TAEYEON)「내게 들려주고 싶은 말 (Dear Me)」のMVを公開しました。

テヨン
(TAEYEON/태연)
キム・テヨン(김태연)
1989年3月9日(30歳)
全羅北道 全州市 完山区
158cm/45kg/A型
少女時代/少女時代 テティソ/少女時代 Oh!GG
リーダー/メインボーカル
HP
Instagram
YouTube

【TAEYEON】こぼれ落ちる涙を火花に変えて【Purpose】

本作は10月28日にリリースされた2ndフルアルバム『Purpose』のリパッケージ・アルバムのタイトル曲です。

リパッケージとは、既にリリースされている製品に何らかの変更・修正を加え、新たにリリースし直すこと。 または、そのようにしてリリースされた製品のこと。Kポップでは、ミニアルバムの評判(売上)が好調だった場合に更なる購買を狙って、数曲を追加してリリースされることが多い。

『Purpose』は各種音楽配信ランキング、アルバムチャートで1位を席巻し、iTunesトップアルバムチャートでも世界21地域で1位を獲得し、韓国の女性ソロ歌手のアルバム史上最多1位を記録しました。

今回リリースされたリパッケージのアルバム・タイトルも同名ですがビジュアルの表記としては()が付いていることから、便宜上『(PURPOSE)』とさせていただきます。

『(PURPOSE)』は『Purpose』にタイトル曲の01.「내게 들려주고 싶은 말 (Dear Me)」、02「월식 (My Tragedy)」、13「너를 그리는 시간 (Drawing Our Moments)」の3曲を追加した15曲が収録されています。

原題の「월식」は“月蝕”、英題の「Tragedy」は“悲劇”のことで、オルガンで始まりオーケストラアレンジに続く凄絶なサウンドと、別れの痛ましい気持ちを月蝕に例えた歌詞が特徴的なトリポップジャンルの曲です。

原題の「너를 그리는 시간」は“君を描く時間”、英題の「Drawing Our Moments」はともに“私たちの時間を描く”と言うことで一人称に違いがあります。アコースティック・ギターとフルートの繊細な演奏が童話のように広がり、テヨンの感性溢れる歌声に溶け込むバラードナンバーとなっています。愛する人とともにする平凡な日常の中で訪れる眩しい瞬間が歌詞に盛り込まれています。

今回のリリースにあたり、上記で紹介した追加曲の「Repackage Highlight Clip」とは別に「Repackage Mood Sampler」という、アルバム全体の雰囲気を伝える動画が2つ公開されています。

30秒ほどに収められた短い動画ではありますが、海外のコマーシャルや映画のような雰囲気を醸し出しており、美しい仕上がりとなっています。

タイトル曲の「내게 들려주고 싶은 말 (Dear Me)」の原題は“私が聴かせたい話”、英題は“親愛なる私へ”というタイトルの通り、「I love myself I trust myself(私は私を愛し 私は私を信じる)」と自己愛が繰り返され、自身をより信じ、より愛そうという前向きなメッセージが込められています。アコースティックギターとストリングスのメロディーの調和にテヨンの感性的なボーカルが加わったバラード曲です。

テヨンのボーカリストとしての才能、リパッケージという条件付きではありますが、バラード曲がタイトルというのは非常に珍しいことのように思います。追加された他2曲も明るくはない曲調で、テヨンのボーカリストとしての集大成を魅せた煌びやかな仕上がりの『Purpose』から、リパッケージされたことで落ち着いた雰囲気の1枚となりました。

アルバム全体を通して感じられること、それは鎮魂です。

テヨンの所属するSMエンターテイメントは、2017年12月に亡くなったジョンヒョンに続き、2019年10月14日にソルリという音楽的才能を失いました。そしてそのソルリの死から1ヶ月後に少女時代とKARAでしのぎを削った戦友ともいえるハラまでもが亡くなりました。テヨンはその3人と同じく“うつ病”を抱えており、現在も治療中であることを明かしています。

そのテヨンは2019年の最後に自身のInstagramに「よくない記憶を振り返ることはあまりにも辛いから最大限よかった記憶を思い出そうとしているのに、どうしてしきりに痕が残って痛いんだろう」というメッセージを投稿しました。

そして「2020年には再生治療に力を入れ、自分を慰める余裕が出来たらいいな。自分自身をよく知っているから。みんな、たくさん愛してね。愛せる時に、それが何であっても。」と続けました。

自分を愛する

一見単純なことであり、当たり前のことのようですが、人は時にそれを忘れがちです。

テヨンたちと同じような病と闘う人々や、人生が辛く悲しいものである人々にとっては、自分自身を苦しめる最も困難な課題でもあります。

だからこそ、それは唯一の希望なのかもしれません。

最新情報をチェックしよう!