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【CHANGMO】栄光までの8 Mile【METEOR】

今から18年前となる2002年。ある一本の映画が公開されました。

「8 Mile」

監督:カーティス・ハンソン 脚本:スコット・シルヴァー
撮影:ロドリゴ・プリエト  編集:ジェイ・ラビノウィッツ/クレイグ・キットソン

音楽:エミネム 出演:エミネム、ブリタニー・マーフィー、キャシー・ベイツ他

デトロイトの工場で働くラビットこと青年ジミーには夢があった。ラッパーとして成功し、どん底の日々から抜け出すこと。プロデビューを目指す彼は街で行なわれているラップ・バトルに出場しようとするが、繊細な性格ゆえにプレッシャーを感じ、棄権してしまう。モデル志望の娘アレックスとの恋、トレーラーハウスに暮らす家族との生活、そして仲間たちと思い描く成功の夢。ジミーは迷い、傷つきながらも、やがてラップのバトルステージに立つ……。

映画.comより

 

さすがにエミネムの名前を聞いた事のない人はいないと思いますが、この映画は彼の半自伝的な作品となっており、エミネムは映画初出演とは思えない好演を見せ、物語としても素晴らしい一本で、私はDVDとサントラまで買ってしまいました。
「8 Mile・映画レビュー」ではないので感想などは省きますが、劇中で主人公であるジミー(エミネム)が友人に呟くこんなセリフがあります。

なぁ、夢っていうのはいつ諦めたらいいんだ?
高望みを捨てて、地に足をつけるのはいつだ?

という事で、今回はこの方です。

CHANGMO
チャンモ
ク・チャンモ(구창모)
1994年5月31日
大韓民国・江原道 旌善郡
183cm/75kg/O型
所属レーベル:AMBITION MUSIK
所属クルー:Maserati & Porsche
InstagramsoundcloudYouTube

CHANGMOは、1LLIONAIRE RECORDS傘下であるAMBITION MUSICKに所属するラッパー/プロデューサー/ピアニストです。
彼は幼少期からピアノを習い始め、高校卒業後は플레임(プレイム)というバンドでピアノを担当していました。
2014年に最初のミックステープ「돈 벌 시간(金を稼ぐ時間)」を発表。同年6月にDeoksokids Crewのメンバーとしてシングル「Gangster」で正式デビュー。この年にはSHOW ME THE MONEY3にも参加しますが、1次予選で敗退しています。
2016年の9月に現所属レーベルであるAMBITION MUSIKに加入し、単独名義では2019年まで5枚のシングルと5枚のEPをリリースしており、ピアニストとしてはDok2の「My Love」や、自身の楽曲でもピアノを中心とした楽曲制作を行なっています。

2016年7月21日にリリースされた「돈 벌 시간(金を稼ぐ時間)2」のタイトル曲「Maestro」と収録曲である「아름다워」は2017年のMelOn年間チャートの55位と66位に入り、2017年4月14日にリリースされた元Sistarのヒョリンとコラボした「BLUE MOON」、そして同年4月27日にSURANにフィーチャリングした「오늘 취하면 Prod. SUGA」は共に音源チャートでも好成績を納めました。

CHANGMOがリリースした楽曲にはThe QuiettやDok2、Sik-K、Beenzinoなど錚々たる顔ぶれが参加しており、発音の明瞭な力強いラップを武器に、ピアノだけでなく様々な楽器を演奏する事の出来る才能を駆使し、ラッパー仲間も認める実力派として高い評価を受けています。

そのCHANGMOが2019年11月29日に初となるフルアルバム「Boyhood」をリリースしました。

タイトル曲である「METEOR」はCHANGMOの子供時代から現在まで経験した事が歌詞に綴られており、彼の自伝のような曲になっていますが、公開から半月ほど経った頃からチャートを逆走し始め、徐々に順位を上げていきます。12月21日にはgenieで1位を達成し、翌22日の午後8時頃にはMelOnでも1位を達成しました。

1月13日にペク・イェリンの「다시 난, 여기(사랑의 불시착 OST Part 4)」に抜かれるまで(同日、ZICOの「Any Song」が更にペク・イェリンを抜き1位の座に就きますが)約3週間ほどトップをキープし続け、現在でも「BTS/Black Swan」と接戦を繰り広げているものの、2位、或いは3位という上位に位置付けています。

2020年1月20日23:00 MelOnリアルタイムチャート

これまでの彼のキャリアを振り返れば、決してデビュー以降鳴かず飛ばずだった訳ではありません。けれども「METEOR」のMVにはこんなシーンが登場するのです。

これは、今や成功を手にしたCHANGMOが高級車で乗り付けたコンビニに、まだ名も無いCHANGMOがカップラーメンを啜っている横を通るというシーンです。
MVは全編を通してかつての自分と現在の自分が交互に映し出されるのですが、実際CHANGMOはまだ売れていない時代に毎日カップラーメンを食べて空腹をしのいでいたそうです。
この場面には、そんなまだ何者でもなかった自分が、大成する事を信じて必死に音楽に取り組んでいた当時の想いが込められているように思います。

MVにはもう一つこんなシーンがあります。

CHANGMOがエミネムの8 Mileを観たのかは分かりませんが、もしかしたら彼も「夢はいつ諦めたら良いんだ?」という言葉と自問自答しながら、活動を続けてきたのかもしれないと思わずにはいられないのです。

デビューから音源チャートで1位を獲得するまで約5年半。

映画・8 Mileの主人公であるジミーも、どん底の生活に身を置きながら、どうにかその場所から抜け出そうとスキルを磨き続けます。ジミーとCHANGMO。2人に共通するのは、やはり「自分自身を信じること」だったはずです。

もちろんその先に必ず成功が待っている訳ではありません。諦める事も生きていく上で必要な選択です。しかし、自分は「どこで、どうやって生きていきたいのか」という問いかけの答えが明確であればあるほど、何をするべきなのかはっきりするのではないでしょうか。

「Boyhood」のタイトルである「meteor」は「流星・隕石」という意味です。CHANGMOのこれまでのキャリアとあらゆる想いを詰め込んだ曲は見事に強烈な光りを放つ流星となり、より多くの聴衆に彼の存在を知らしめることに成功したのだと思います。

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