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【EVERGLOW】アイデンティティのダンダンダン【DUN DUN】

2019年彗星のように現れた新人グループEVERGLOWエバーグロー에버글로우が、2月3日に1stミニアルバムとなる『reminiscence』をリリースしました。

【EVERGLOW】Kポップの歴史を覆す中国4000年【Bon Bon Chocolat】

中国の大手事務所の一つであるYUE HUA ENTERTAINMENTから初のガールズグループとしてデビューしたEVERGLOWは、これまで『ARRIVAL OF EVERGLOW』『HUSH』と二つのシングルをリリースし、Kポップのみならず世界中にファンを拡大してきました。リリースのスタイルとして、カムバックのたびに曲の雰囲気に合わせてグループのロゴを変更しています。

アルバムタイトルの“reminiscence(レミニセンス)”とは、「思い出すこと、回想、追想」などの意味で、プラトン哲学においての「イデア(アイディア)の想起」という意味もあります。過去の2作で果たしてきた新人らしからぬ実績を振り返ると共に、新たな試みを始めるためのミニアルバムという成長段階を意味しているものと思われます。

一般的なKポップファンであれば、資金力のある事務所とは言え、中国資本の新人グループが大それたことを言ってるように感じるかもしれませんが、EVERGLOWには、それを言えるだけの過去の実績があります。

わずか2作のシングルをリリースした新人であるにもかかわらず、音楽番組(2019年9月24日SBS MTV「THE SHOW」)1位をはじめ、iTunesのK-POPチャート26ヶ国で1位、Apple MusicのK-POPチャート10ヶ国で1位、ビルボード・ワールド・デジタル・ソング・セールス・チャートで2位など、特に海外チャートで高い人気を得ています。

【EVERGLOW】喧嘩上等ミニディスラブ【Adios】

個人的にはデビュータイトル曲「봉봉쇼콜라 (Bon Bon Chocolat)」が非常に好みだったのですが、2作目のタイトル曲「Adios」はBLACKPINKの「KILL THIS LOVE」に酷似していることからイマイチな評価でした。そのことからデビュー時の勢いからは下降線を辿った印象でした。

本作「DUN DUN」も一部では、Young Gods「Total Ape」に似ているという意見があるようですが「So You had better run You are so done」から始まるサビの部分は違いますし、何よりKポップのガールズグループという近しい存在から拝借するよりは、だいぶ別物に聞こえるので個人的には許容範囲です。

特に一発目の静寂の中から放たれる、イロンの「done」の繰り返しは、美しいご尊顔のおかげもあってか衝撃的なカリスマ度を誇っています。

「Adios」ラストシーン

MVも前作「Adios」で到着した、未開で孤独の地「南極大陸 アンタークティック・アイス・シールド 」が舞台となっており、ストーリー性のある世界観を含めて好印象です。ようやくEVERGLOWらしいデビュー時の気概、アイデンティティを取り戻したかなという印象で、個人的には満足な出来です。

あなたはどう感じたでしょうか?

このブログに訪れているということはEVERGLOWや「DUN DUN」の評価が気になっているからだと思います。

実はEVERGLOWの今回のカムバック、スケジュールが公開された時点で、SNSではある小競り合いが起きていました。

同日のカムバックを見た新規のKポップファンと見られるFθRΣVΣR(ファン)が、「今回イケるんじゃない?」「音楽番組1位たくさん獲れそう」と期待を込めた予想をしていたことに端を発します。

【GFRIEND】不安と希望の交差点【Crossroads】

それに対しKポップに造詣の深いベテランたちが「いやいやwヨチン舐めんなよ」「格が違うわw」と嘲笑していたのです。

後出しジャンケンで申し訳ないんですが、その答えは両方ハズレです。

ヨチンのタイトル曲「교차로 (Crossroads)」はOlleh、MelOn、Bugs、Mnet、Soribada、NAVERなど主要なチャートで軒並み上位に侵入しました。画像はMelOnのデイリーチャートでヨチンは本日(2/5)付で62位、リリース日の昨日は28位でしたがEVERGLOWはランクインすらしていません。

ここまではベテラン勢の見立て通りなのですが、前述にもあるようにEVERGLOWは海外勢から多くの支持を集めています。

こちらはYouTubeにおけるそれぞれのMV再生回数です。EVERGLOWは 韓国最大手のメディア会社CJ ENMが運営するMVチャンネルStone Music Entertainmentからリリースされているとは言え(ヨチンは所属事務所の親会社Big Hitのオフィシャルチャンネル)、本日付で約2700万回を記録しており、公開から24時間で1500万回を突破しました。この記録は歴代のMVの中で15位の記録だそうです。ヨチンの再生回数が低いというわけではもちろんなく、EVERGLOWが凄すぎるということです。

つまり正解は国内はヨチンの勝ちで、海外はEVERGLOWの圧勝というのが結論です。

「DUN DUN」はEXO「Growl」をはじめ、Red Velvet「Dumb Dumb」、OH MY GIRL「Secret Garden(비밀정원)」、LOVELYZ「Ah-Choo」など多くのヒット曲を手掛けたソ・ジウムが作詞を担当し、少女時代、SUPER JUNIOR、Red Velvet、宇宙少女、VIXXなどの曲を書いたヒットメーカOlof Lindskog(Ollipop)、Gavin Jones、Hayley Aitken、72が共同作曲家としてクレジットされた豪華な内容で、これまでに引き続いて海外受けを重視した陣容と言えます。

現在のKポップが海外を市場としているのは周知の事実です。国内人気が薄いことで活動に支障をきたすこともありますが、海外人気のおかげで復活を遂げる例もあります。もちろん両方とも良いに越したことはありませんがEVERGLOWの所属するYUE HUAは中国資本なので、韓国内に対する算段が希薄なところはある程度は仕方ないとも言えます。

兎にも角にもEVERGLOWは「DUN DUN」で爆発的な海外人気があることを示しました。それが今後のガールズグループの勢力図に影響を与えることは間違いないでしょう。

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