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【今月の少女】燃やし尽くされたLOONAVERSE【So What】



え?…へ?…
なんで?
や、やばい…やばい…
やばいよ…
困った…困ったぞ…
どーしよ…
どーしたらいいんだ…

全然、好きになれない…
なれそうにない

이달의 소녀(イダレソニョ/今月の少女/LOONA)が、2ndミニアルバム『#』タイトル曲「So What」を2月5日にリリースしました。

【365】#SaveLOONA【LOOΠΔ】

こちらは紆余曲折のあった約1年ぶりとなるリリースで、今月の少女およびOrbit(オービット:ファン)にとっては、まさに待望のカムバックと言えます。

ただ今回のカムバックは、体調不良によりハスル(HaSeul)が参加しておらず、リーダー不在の11人体制なので、全てのOrbitが諸手を挙げての万々歳という訳ではありません。

冒頭の嘆きは、リリースから3日を過ぎても変化することのない、いちOrbitである私の心境です。

私がどのような立ち位置であるかということを明かしておくと話が見えやすいと思うので、今月の少女のリリース歴と好きになったタイミングを先に説明しておきます。

HeeJin
2016/10/5
HyunJin
2016/11/17
HaSeul
2016/12/15
YeoJin
2017/1/6
ViVi
2017/4/17
Love&Live
2017/3/13
Love&Evil
2017/4/27
Kim Lip
2017/5/23
JinSoul
2017/6/26
Cherry
2017/7/28
Mix&Match
2017/9/21
Max&Match
2017/10/31
Yves
2017/11/28
The Carol 2.0
2017/12/13
Chuu
2017/12/28
Go Won
2018/1/30
Olivia Hye
2018/3/30
beauty&thebeat
2018/5/30
favOriTe
2018/8/7
+ +
2018/8/20
X X
2019/2/19

今月の少女は「ソロ→ユニット→ソロ→ユニット→ソロ→ユニット→完全体」という流れでリリースを行ってきた、大所帯かつ大規模予算のグループです。当然ソロやユニットごとに曲調が異なってはいますが、一貫したストーリー性があり、統一されたアーティスティックな世界観があるというのが特徴です。

私が好きになったのは6番目の少女にあたるキム・リプ(Kim Lip)の頃で、それまでクラッシックなアイドルソングをオマージュしていた姿から、打って変わりEDMスタイルへと変貌を遂げたタイミングです。そこから過去のリリースを遡り、今月の少女という世界観に魅了され、晴れてOrbitとなりました。

どれぐらい好きかと言うと、初めて本国のファンクラブにも入り、渡韓のスケジュールも今月の少女のリリースやコンサートをもとに組み立てようと考えていたほどです。

【まとめ】이달의 소녀/LOONA/今月の少女/LOOΠΔ【プロフ】

それぞれの曲調やプロフィールなどは上記のまとめ記事をご確認ください。「So What」もEDMをベースとしており、キム・リプ(Kim Lip)やユニットODD EYE CIRCLEとジャンル的には近いかと思われますが、叙情的で刹那的な世界観のサウンドという点で私自身は別物と捉えています。

加えて説明すると、私はITZYRed Velvetなど最先端のヒップホップやEDMをベースとしたような現代的なKポップサウンドが非常に好きなたちで、元々感性的や叙情的でクラシックなアイドルソングというのはあまり得意ではありませんでした。今月の少女はそれを現代的に再解釈しているとはいえ、私の好みとしてはむしろ異例と呼べる存在でした。

要するに、今月の少女を愛してやまないOrbitで、『#』および「So What」が非常に好きなタイプの曲なのに、本作を好きになれないと言う矛盾に溢れた話です。

それは当然、これまでの今月の少女という存在に対しての思い込みや固定概念、幻想があるからです。

それが打ち砕かれた原因は明らかです。

上記のリードシングル『365』の記事で詳しく触れていますが、今月の少女は少し前まで多額の負債を抱えたグループでした。Orbitの団結した力で乗り越えた結果(#SaveLOONA運動)として今があるのですが、その美談の裏側で責任を取らされた存在がいます。

それが今月の少女という一大プロジェクトを企画立案し、デビュー前から携わっていたジェイデン・ジョン(Jaden Jeong)ことチョン・ビョンギ(정병기)というA&R、いわゆる統括プロデューサー的なポジションの人間です。

そしてその意図を汲み取り、共に今月の少女という世界観を構築・創造していた作曲家集団MonoTreeの存在です。

もう一つのキーマンであるMVの映像制作集団DIGIPEDIは続投していますが、結果として本アルバムからチョン・ビョンギとMonoTreeの名は消えました。

代わりにクレジットされたのが、EXO「Love Shot」やRed Velvet「Russian Roulette」などで知られる作詞家のチョ・ユギョン(조윤경)、EXO「Run This」、OH MY GIRL「LIAR LIAR」などで知られる作曲家デビット・アンソニー(David Anthony)、SMエンターテイメントに所属するプロデューサー兼DJのIMLAY、SUPER JUNIOR「Black Suit」などで知られる作曲家コンビCoach&Sendoという面々です。それぞれはキャリアから見れば著名な存在ですが、今月の少女関連では初めてみる名ばかりです。

それらの面々に共通していること、それはSMの名です。

そしてチョン・ビョンギの名が冠されていたプロデューサーの位置に新たに収まったのが、SMの総括プロデューサーでもあるイ・スマン(이수만)です。

きっかけは、負債によって身動きが取れなくなっていた今月の少女が、暇を持て余しているときに作って、結果少しバズったNCT「Cherry Bomb」のカバーダンス動画で、イ・スマンがこれを見て興味を持ったらしいです。

ちなみに今回「 So What」のダンスは、Red VelvetなどのSMアーティストと度々仕事している世界的な振付師カイル・ハナガミ(Kyle Hanagami )が手掛けています。

【LOOΠΔ】踊れソニョ【ベスト5】

私は今月の少女のおすすめダンス動画でも「Cherry Bomb」を2位に挙げており、SMサウンドも大好きです。

それに拒否反応があるのは、これまでの今月の少女であれば絶対に手を出さないスタイルだからです。新章の突入といえば聞こえはいいですが、長い年月をかけて構築してきた今月の少女の世界(LOONAVERSE)には決して存在しない異物と言えます。私のLOONAは、ガールクラッシュなラップに彩られ、テーマであるBURNが如く、燃やし尽くされてしまいました。

忘れてはいけないのが、Orbitはチョン・ビョンギ、MonoTree、そしてDIGIPEDI等が作った世界に心酔してきたということです。負債を抱えてしまった責任はあるにせよ#SaveLOONAという奇跡の物語を生み出したのは、紛れもなくそのOrbitたちです。そして私は、その話が好きでした。

だからこそ今回の編成は、私の目には冷酷に写ります。

現代的でSM風のサウンドとイ・スマンという強烈なブランド力は、これまで以上に今月の少女を知らしめることになり、それは新たなOrbitを生み出すことでしょう。

仮に私のような拒否反応を示すOrbitがいたとしても、これまで苦しんだ姿を見ていたOrbitとしてはセールスを記録していく以上応援せざるを得ず、その大きな流れに抗うことはできないはずです。

私にとってLOONAはアイドルとアーティストの垣根を越えてくれる存在で、Kポップという音楽、そしてチョン・ビョンギやMonoTreeが多くの影響を受けた日本の音楽を“欧米風にカスタマイズ”することなく世界に轟かせてくれる、唯一の希望であり特別なものでした。

その喪失感は今も私の中で燻っています。

ハスルよ
LOONAよ

帰ってきておくれ

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