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【NCT 127】燃えよイリチル【英雄; Kick It】

3月6日、NCT 127(エヌ・シー・ティー・イリチル)が、2ndフルアルバム『NCT #127 Neo Zone』をリリースしました。

タイトル曲である「英雄; Kick It」のMVは3月5日の0時に先行公開されました。

NCT 127
ジャニー,へチャン,マーク,ジェヒョン,テヨン,ユウタ,テイル,ジョンウ,ドヨン

NCT 127は、SMエンターテイメントに所属する総勢22名(WayV含む)の大所帯グループNCTのセカンド・サブ・グループにあたります。韓国・ソウルを活動拠点としていることから、グループ名にはソウルの経度(東経127度線)が付いています。またNCTは「活動グループ、メンバー数の制限がない」と言う概念でグループが組まれているため、本来のNCT 127は10人ですが、中国人メンバーのウィンウィンは中国を拠点とするWayVが発足された当時から、NCT 127の活動には参加していません。また、健康上の理由で活動を中断していたジョンウが本作から復帰し、現存の9名がNCT 127のメンバーということになります。

TAEIL JOHNNY
TAEYONG YUTA
DOYOUNG JAEHYUN
JUNGWOO MARK
HAECHAN

本作は2018年10月にリリースされた1stアルバム『Regular-Irregular』に次ぐ、2作目のフルアルバムにあたります。Kポップのアイドルで、しかもデビュー4年未満(2016年7月10日デビュー)の新人グループとしては、この段階で2つのフルアルバムをリリースしているのは稀なケースと言えます。

前作にあたる2019年5月にリリースした4thミニアルバム『NCT#127 WE ARE SUPERHUMAN』でも、アメリカ・ビルボードのメインチャートである「ビルボード200」の11位、「アーティスト100」の6位にランクインするなど、海外での実績が主な要因と言えそうです。

本作もアメリカの著名メディアであるMTV、ビルボード、AP通信、COS(Consequence of Sound)などがメディアサイトにて、“必聴のアルバム”だと太鼓判を押しており、先行予約枚数も53万枚と記録的な数字を叩き出しています。

その期待にそぐわず、NCT 127・SM側も相当な気合の入れようです。

イリチル・デイである1月27日に、アルバムの13曲目に収録されている「Dreams Come True」を「#NCT 127 DAY Gift Song Dreams Come True」として先行公開したのを皮切りに、続々と収録曲が「トラックビデオ」として公開されました。

しかも、その一つ一つがタイトル曲のMVだと言っても差し支えがないほどのクオリティで、リリース日である本日(3/6)には全楽曲がオフィシャル・トラックとしてフルサイズで配信されています。曲名のリンクはオフィシャル・トラックへのリンクです。

1.Elevator (127F)
3.꿈 (Boom)
4.잠 (Pandora’s Box)
5.Day Dream (白日夢)
6.Interlude: Neo Zone
7.뿔 (MAD DOG)
8.Sit Down!
9.메아리 (Love Me Now)
10.우산 (Love Song)
11.백야 (White Night)
12.Not Alone
13.Dreams Come True

抜け番である2.はタイトル曲「英雄; Kick It」です。「6.Interlude: Neo Zone」はインストゥルメンタルのためトラックビデオがありません。ちなみにナレーションを担っているのはジャニーです。

アルバム全編を通して、とてつもないクオリティとバリエーションという陳腐な形容に収めてしまうのは、もったいなく感じる程のボリュームです。

先行公開されたタイトル曲『英雄; Kick It』は「トラウマを克服し、乗り越えよう」というメッセージを込めた楽曲で、MVでもネオ・オリエンタルの仮想空間「Neo Zone」を背景にクンフー(功夫)パフォーマンスが披露されています。

歌詞では、心の中の「ヒーロー」、トラウマを克服した自分として、アジアの英雄“ブルース・リー”が何度も登場します。

ブルース・リー(英語名:Bruce Lee、漢字名:李小龍(レイ・シウロン、リー・シャオロン))、出生名: 李振藩(レイ・ジャンファン、リー・ジェンファン)、1940年11月27日 – 1973年7月20日)は、香港の中国武術家、武道家、俳優、脚本家、映画プロデューサー。截拳道(ジークンドー)を創始したマーシャルアーティストとしても知られる。墓碑銘は『FOUNDER OF JEET KUNE DO』。

代表作は『ドラゴン危機一発(1971)』『ドラゴン怒りの鉄拳(1972)』『ドラゴンへの道(1972)』『燃えよドラゴン(1973)』『死亡遊戯(1978)』など。

香港出身で幼くしてアメリカに渡り、アクションで活躍し、東洋人として初めてスターに成り上がったブルース・リーを、本作をきっかけにアメリカの音楽市場を席巻しようとしているNCT 127自身の姿になぞらえているのは間違いないでしょう。

また『英雄; Kick It』のイメージカラーである黄色と黒は、ブルース・リーの遺作である『死亡遊戯』で、ブルース・リー演じる、主人公のビリー・ローが着ているトラックスーツ(ジャージ)、靴、ヌンチャクと同じで、そのオマージュには志半ばで逝ってしまったブルース・リーの跡を継ぐという意味も含まれているかもしれません。

リリース日である本日(3/6)は「THE STAGE」というパフォーマンス動画が公開され、カムバック活動が開始しました。

本日放送のKBSの音楽番組「ミュージック・バンク」にも出演を果たし、早速カムバックステージを披露しました。

タイトル曲のブルース・リーというネタもそうですが、『NCT #127 Neo Zone』はアルバム全体を通して様々なレトロ(回顧的)がテーマとなっています。

レトロ・コンセプト自体は、Kポップでもだいぶ前からブームであり、もはや一つのスタイルとして定着した感すらありますが、最先端の音楽を追求しているNCT 127にとっては、流行りだから取り入れている訳ではないと思います。

『NCT #127 Neo Zone』がオマージュしている時代がリアルタイムだった人は肌感でご理解いただけると思いますが、デジタル配信などなかった時代の音盤、特にアルバムにおける重要性は現代の比ではありません。

まさに、アーティストの結晶とも呼べるものでした。作り手側の熱量が変わっていなかったとしても、ストリーミングやデジタルが全盛になった昨今では、視聴する側の有り難みが変わってしまいました。“名曲”という言葉は今でも良く聞きますが、“名盤”という言葉を耳にしなくなったことにも、その変化は現れています。

NCT 127は本作でアルバムを重宝していた、古き良き時代に戻そうという意気込みが込められているものと思われます。『NCT #127 Neo Zone』は、そんな過去の名盤にも劣らない自信作だと自負しているのではないでしょうか。

とか言って、最後にApple Musicを紹介してるんですけどね。

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