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【ハン・ヨハン】ギター小僧の放つ逆元気玉【Spilit Bomb】

3月28日(土)、JUST MUSIC所属のラッパー、ハン・ヨハンが約1年ぶりとなるアルバム「원기옥(ウォンキオク/元気玉)」をリリースしました。

【ハン・ヨハン】踊るギター侍【DANCE feat.GIRIBOY】

当ブログにおいても初のソロ記事から1年ぶりの登場となる訳ですが、彼はその間にもコンスタントに作品をリリースしておったのです。

まずは昨年の6月27日と7月6日には彼が所属するレーベル・JUST MUSICとIndigo MusicのボスだったSwings(彼は今年の1月27日に突如その座を辞任した事を発表しています)との共同名義で、それぞれシングル「호루라기(ホルラギ/笛)」(タイトル曲「호루라기 Feat.nafla,CHANGMO)」とEP「외나무다리(ウェナムタリ/一本橋)」(タイトル曲「Fake Rock Star Feat. NO:EL)」「우사인볼트 Feat. 영비」)をリリース。

同年7月14日と9月15日には単独名義でシングル「산산조각(サンサンジョガク/粉々)」(タイトル曲「산산조각 Feat. ASH ISLAND」)と「불꽃(プルコッ/炎)」(タイトル曲「불꽃 Feat. チョ・ヒョナ Of URBAN ZAKAPA)をリリース。12月29日にはSwingsとGIRIBOYが設立したレーベル・Wedaplugg Recordsのコンピレーションアルバム「IMJMWDP」に参加。

今年に入ってからは2月8日に「원기옥(ウォンキオク/元気玉)」の先行シングルとなる「반복(パンボク/繰り返し)」をリリースしているのです。

が、なぜ記事で取り上げなかったのかと言えば、Kヒップホップアーティストあるあるである「MVがなかったから」です。まぁ一応上記に貼ったSwingsとの우사인볼트 Feat. 영비」だけあったはあったんですが、気づいたらタイミングを逃していました。はい、単なる言い訳です。

それはそれとして、今回のアルバム名である「원기옥(ウォンキオク/元気玉)」は“あの”「元気玉」で、アルバムアートワークもそのまんまです。

アルバムのプレスリリースには「ドラゴンボール最大最強の必殺技で、悟空が界王から伝授された必殺技」なんて書いてあるのですが、「いや、それはいいから何でそのタイトルにしたのかとか、コンセプトとかの説明してくれよ」という感じです。

とはいえ、全10曲で構成された楽曲陣はまさしく元気玉のごとく破壊力抜群で、ハン・ヨハンらしいヘヴィなギターサウンドがベースになっているものや、エモーショナルでダンサブルなものなど全体的にかなりアッパーで、TRACK5「Shout」にはなんとPENTAGONのフイがフィーチャリングで参加してます。ちなみにこの「Shout」、めちゃくちゃカッコいいのでぜひ一聴する事をお勧めします。
タイトル曲の「400km」にはIndigo MusicのKid Milliがフィーチャリングしており、ハン・ヨハン名義への参加でMV出演も果たしているのは2018年5月23日にリリースされたシングル「헬리콥터(ヘリコプター)」以来です(多分)。

タイトル曲の「400km」もそうですが、アルバムを聴いて改めて思ったのは、やはり彼の作る楽曲は日本人の好むメロディーに近いはずだという事です。
これまでも「MUSASHI」や「KAMIKAZE」、「Kawaii」といった日本語をタイトルや歌詞に入れ込み、今回のアルバムタイトルも「元気玉」。これらの事からも容易に推測できますが、間違いなく彼は日本のカルチャーに多大なる影響を受けているはずです。
先日、とある事情通の人から聞いた話があるのですが、それはヨチンやLOVELYZといったグループの楽曲が日本人にとって耳馴染みが良いのは、イギヨンベやユン・サンなど、彼女たちの楽曲を手掛ける製作陣が、日本の曲を聴きまくり研究しているからなんだとか。
それを踏まえると、もしかしたらハン・ヨハンも同じように彼のバックボーンだったり、メロディのリファレンス元として日本の楽曲があるのではないかと思います。
個人的にはさっさと来日して、サンボマスターとかくるりとかと対バンしたら面白くなりそうな気もするんですが、どうでしょう。それぞれの客層を全く知らないので、なんとなくの感覚だけで言っていますが。

さて、今回のアルバムにはもう一つ面白い発見がありました。それはTRACK9「조퇴(チョットゥエ/早退)」にフィーチャリングしているアン・ビョンウン(안병웅)というアーティストの存在です。

どうやらアン・ビョンウンはSHOW ME THE MONEY8に出場していたらしいのですが、私は初めて知りました。まずは彼の動画をご覧ください。

「조퇴(チョットゥエ/早退)」を最初に聴いた時はフィーメイルラッパーだと信じて疑わなかったんですが、まさかのナムジャ。見た目は中高生。でも現在20歳。いや、この声は完全に間違うでしょう。

彼はSMTM8出場前に、フリースタイルラップ放送コンテンツ・MIC SWAGGERのOPEN MIC SWGというイベントで準優勝しており、MIC SWAGGER・シーズン5にも出演。

どうやら90’sヒップホップオタクらしいのですが、そのフロウや独特の声に私はガツンとやられてしまいました。個人的に超期待のラッパー発見です。いずれソロとして記事で取り上げることも確定。

他にもアルバムにはYUNHWAYやGEMmaといった、アン・ビョンウン同様にこれまで全然知らなかったけど気になるアーティストがいたので、徐々に掘っていきたいと思います。

孫悟空の繰り出す元気玉は、人間、動物、草、木などあらゆる生物・生命からエネルギーを集め、攻撃エネルギーへと変える訳ですが、このハン・ヨハンのアルバムはむしろ逆に、多くの聴衆に大なり小なりの“元気”を与えられるような作品だと思います。

だからみんな!これを聴くんだ!そしてコロナに負けるな!

元気が大事なんだ!

あと現金もね。

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