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【CODE KUNST】人は音楽を作り、音楽は人を繋ぐ【PEOPLE】

4月2日(木)、AOMGのプロデューサー・CODE KUNST(코드 쿤스트/コード・クンスト)がアルバム「PEOPLE」をリリースしました。

これは2017年2月28日にリリースされた「MUGGLES` MANSION」(タイトル曲「FIRE WATER Feat. G.Soul,TABLO)」)以来3年ぶりで、彼が2018年にAOMGへと加入してからは初のアルバムとなります。

そのアルバムに先立ち、3月12日には「JOKE! Feat. C JAMM, サイモン・ドミニク」が、3月19日には「 KnoCK (Feat. ペク・イェリン)」が先行シングルとしてリリースされております。

【CODE KUNST】3月の冗談は4月の知らせ【JOKE!&KnoCK】

「PEOPLE」は全16曲が収録されており、先の先行シングルも当然その中に入っている訳ですが、他にもまぁとにかく驚きの豪華な面々が名を連ねております。

前回の記事で「タイトル曲はH1GHR MUSICのpH-1をフィーチャリングに迎えた「Rollin」になるようだ」と書きましたが、これはハズレでした。すんません。
タイトル曲はダブルタイトル曲となっており、その一つが「Flower (꽃) 」。
こちらはAOMGのCEOであるジェイ・パークに加え、私の大好きなWoo (ウ・ウォンジェ)とGIRI“ワーカホリック”BOYという、熟成肉に春キャベツと新玉ねぎといった旬の食材を添えたような贅沢極まりない一品です。
そしてもう一曲が先日YG Entertainmetとの契約を終え、現在フリーとなっているイ・ハイがフィーチャリングした「O」。

こちらの曲にMVはありませんが、もしかしたらそのうち公開されるかもしれません。というか、公開して下さい。お願いします。ちなみに2人の共演は昨年の1月9日にリリースされたシングル「XI」以来となります。

【CODE KUNST】囚われの姫君【XI feat.Lee Hi】

他にもDynamic Duoのゲコ、GRAY、Loopy、Kid Milli、PaloaltoにThe Quiett、Nucksalといった面々に加え、CODE KUNSTとは初共演となるジャッキー・ワイやHAON君などなど総勢25名アーティストが参加しており、「これ、ギャラはどうなってるんですか?」とゲスい事を考えたくなるような、アヴェンジャーズとジャスティスリーグを足したような、ほとんどKヒップホップ・オールスターキャストの様相を呈しています。

このアルバムはCODE KUNSTが「自分が最も大切だと思うのは家族に友達、同僚、そして私の音楽を愛してくれる人たちだ。そういった人々がいなければ、きっと私の音楽は存在しなかっただろう。このアルバムは私が愛する人たちに対するお返しのようなものだ」と語っているように、音楽的には様々な彩りがありながらも、そのタイトルである「PEOPLE」通り、大切な人々に優しく寄り添うような仕上がりになっているように感じます。

そしてアルバムのプロモーションの一環として企画されたとても面白い動画を発見しました。

これは「ODG」というファッションブランドのオフィシャルYouTubeチャンネルで公開された動画ですが、タイトル曲「Flower (꽃) 」の歌詞を8歳のソン・ハラン君と12歳のキム・ミンソちゃんにそれぞれ書いてもらい、それをAOMGのラッパー・Punchnelloがラップするというものです。
これが凄い。2人とも自分1人で書いたという事ですが、その感性というか、彼・彼女が見ている景色、感じた事を表現する言葉選びとか「なんなの?どうなってんの?」と驚かずにはいられません。

僕がウォーターパークで見た鳥、その鳥は自由に飛んでいた。僕はその鳥が幸せそうに見えた。僕にはない翼があって、その鳥は行きたいところなら、どこでも行けるから。だけどその鳥はすごく寂しい。なぜなら母さんを離れて飛び回るから。

花もいつか葉が飛んでいく。金持ちもいつも金を守ろうとして誰も信じられない。芸能人の人気もアイスのように溶ける。宝石もずっとつけると黄ばんでいく。太陽もいつも私たちを見守るわけない。ピエロもいつも笑えるわけない。鳥もいつも音を出すわけない。若さだっていつか紙のようにしわむ。

一人称だけちょっと変えましたが、グッときた部分を抜粋してみました。もうアンビリーバブルです。대박(テバク)です。子どもとヒップホップアーティストが絡むというだけでも面白いのですが、日本人からするとこれは色々と興味深く、ヒップホップという音楽がメインストリームにある韓国だから成立する企画ではないかとも思います。
スクショを見ればわかる通り、日本語字幕にも対応しているので、ぜひご覧になって頂きたいと思うのですが、この回以外にもいくつかシリーズになっており、キム・ミンソちゃんはZICOの回にも出演しています。そちらはZICOがリリースした「남겨짐에 대해(Being left/残されることについて)」を聴いて感想を語るというものですが、ミンソちゃんは曲を聴いている時の表情など、どこか妙に惹きつけるものを持っていて、そのうちどこかで再びお目にかかる日が来るかもしれません。

このODGのチャンネルと企画は、今回の「PEOPLE」を通して初めて知った訳ですが、韓国の音楽はアイドルを含めて楽曲がリリースされる度にM2のリレーダンスやCHOOMのオリジナル動画、ヒップホップ・R&B勢であればDF LIVEなど、様々なコンテンツが発信されるところが本当に羨ましくもあり、かつそれぞれの音楽・アーティストの違った魅力を発見できるところが魅力的だなと改めて感じた次第です。

人と人の繋がり。それが音楽の本質でもあり、豊かな感性を育んでいくために必要な要素なのではないかと思います。

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