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【NCT 127】コンビネーションとカウンター【Punch】

3月6日、NCTの2ndサブグループにあたるNCT 127が、2ndフルアルバム『NCT #127 Neo Zone』のリパッケージ・アルバム『NCT #127 Neo Zone: The Final Round』をリリースしました。

NCT 127
(엔시티 127 / エヌシーティー・イリチル)

テイル / マーク / ヘチャン / ジャニー / テヨン / ジョンウ / ユウタ / ジェヒョン / ドヨン
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【NCT 127】燃えよイリチル【英雄; Kick It】

前作2ndフルアルバム『NCT #127 Neo Zone』では、本国のみならず世界中のチャート席巻し、キャリアハイとなるセールスを記録しました。アメリカの大規模なフェスティバル「ロデオヒューストン2020」にも、Kポップから初めて参加したグループとなるなど、破格の活躍となりました。

5月8日には『NCT #127 Neo Zone』のタイトル曲である「영웅 (英雄; Kick It)」が、SMエンターテインメント傘下のEDMレーベルScreaM Recordsによる「iScreaM」プロジェクトに選ばれ3つのリミックスver.がリリースされました。

「iScreaM」はSMから発売されたタイトル曲の中から毎月1曲を選定し、リミックスver.を新しく披露するプロジェクトで、韓国国内外のDJおよびプロデューサーが参加するSM STATION的な企画だそうです。「영웅 (英雄; Kick It)」のリミックスにはValentino Khan、MINIMONSTER、HitchhikerというDJでもありプロデューサーとしての顔を持つ3名がリミキサーとして選出されました。

Valentino Khan Remix
MINIMONSTER Remix
Hitchhiker Remix

3曲は『iScreaM Vol.1 : 영웅 (英雄; Kick It) Remixes』というミニアルバムとしてリリースされ、Valentino Khanのリミックスがタイトル曲という扱いだそうです。

このことは予め予定されていたことかもしれませんが、『NCT #127 Neo Zone』と「영웅 (英雄; Kick It)」が如何にヒットしたかということを印象付けるものでした。

リパッケージ・アルバム『NCT #127 Neo Zone: The Final Round』リリース直前の17日には、NAVERのライブ映像配信アプリ「V LIVE」で新概念のオンライン有料コンサート「Beyond LIVE」を開催しました。

「NCT 127 – Beyond the Origin」というコンサートタイトルで、今回のタイトル曲「Punch」と収録曲「너의 하루 (Make Your Day)」の2曲が初お披露目し、収録曲選好度集計チャートショー「Neo Zone」でファンから最も好評を得た1位の曲「夢(Boom)」のステージも初めて披露されました。

『NCT #127 Neo Zone』から『NCT #127 Neo Zone: The Final Round』にかけて、ここまでは順調にきていたNCT 127ですが、ここで問題が起こります。

18日、ジョングク(防弾少年団)、ミンギュ(SEVENTEEN)、チャ・ウヌ(ASTRO)、そしてジェヒョンの同い年4人が梨泰院(이태원:イテウォン)の飲食店を訪問したことが報道されてしまいます。

新型コロナの沈静化が諸外国より進んでいるとはいえ、未だ自粛ムードに包まれている最中で軽率な行動をとったことに多くの非難が集まります。

この報道は社会的意義もそうですが、直前に報じられていた梨泰院のクラブでのクラスター感染や、最近ヒットしたJTBCのドラマ「梨泰院クラス」など、ソウルの飲食店激戦区・梨泰院という舞台の共通点に、より印象に残るものとなってしまいました。

ただ、報道によれば4人が梨泰院に訪れたのは4月25日ということで、報道されるまでだいぶ時間が経っていることがわかります。

NCT 127は翌日にカムバックで、ASTROは7thミニアルバム『GATEWAY』のカムバック活動中で、そしてSEVENTEENと防弾少年団は所属事務所PLEDISがBig Hitに買収されたというビッグニュースが25日に流れたばかりです。

つまりは、梨泰院訪問のスキャンダルを大きなニュースでかき消せるタイミングまで、報道したDispatch側と各事務所が調整したとのではないかというのが私の見立てです。

これに関しては、時系列と「事務所とゴシップ誌には、そういう裏取引があるよ」という噂から導きだされた、あくまで私の妄想だということを念を押しておきます。

キックとパンチというコンビネーションの間に、カウンターをくらってしまったジェヒョンとNCT 127ですが、5月22日のKBS「MUSIC BANK」からカムバック活動を開始しました。

タイトル曲「Punch」は、リングに上がったボクシング選手の耳に響くダイナミックなビートを表現したアーバンソウルヒップホップ曲で、強烈でユニークなリードシンセサウンドが印象的な楽曲です。

歌詞では「Hey We Ballin’ 전부를 바꿀 파이터(全てを変えるファイター)、내 세상으로 와 우리가 누구야(俺の世界に来い、俺たちは誰だ) babe hey we ballin’」という、一人の戦い、孤独な瞬間を乗り越えるというエネルギーが込められています

また、NCT 127の売りである振り付けは、「영웅 (英雄; Kick It)」のパフォーマンスを手掛けたノルウェー出身の世界的なダンスクルーQuick Styleをはじめ、「Regular」を手掛けた有名ヒップホップダンサーRie Hata、「Superhuman」に参加した人気振付師Keone MadridとNCT 127とこれまでタッグを組んできた世界的ダンサーが共同で手掛るという豪華な陣容になっています。

個人的には全編がサビのようでいて、一見抑揚がないかと思いきや、最後の「Hey We Ballin’」のコーラスで大サビを作る構成が、ヘンテコでNCT 127らしい曲だなぁという印象です。ちなみに「Ballin’」とはヒップホップ 系のスラングで“成功する”“勝ち組になる”と言った意味合いで使われている言葉です。

アルバムには他に、強烈なフューチャーベースが引き立つダンスポップ曲で困難があっても愛する人のために走っていくという情熱を表現した「NonStop」、「영웅 (英雄; Kick It)」のステージのイントロで披露した「서곡 (序曲; Prelude)」、恋人と共に過ごす日の全てを祝いたい気持ちを歌ったポップバラード曲「너의 하루 (Make Your Day)」が、新たに追加されています。

NonStop
NonStop
너의 하루 (Make Your Day)

『NCT #127 Neo Zone: The Final Round』リリース後は、韓国の主要音楽ランキングのHANTEOチャート、シンナラチャート、HOTTRACKSでも軒並み1位を達成し、日本でもiTunes、LINE MUSIC、AWAなどの音楽配信サービスの各チャートで1位に輝き、世界各国の音楽チャートでも上位に進出している模様です。他にもTwitterのワールドトレンドワード1位を獲得するなど、『NCT #127 Neo Zone』「英雄; Kick It」の勢いを継続した人気となっているようです。

それは『NCT #127 Neo Zone: The Final Round』「Punch」の出来が素晴らしかったこともさることながら、NCTzen(ファン)が『NCT #127 Neo Zone』「英雄; Kick It」で作った勢いを落とさないために、しっかりとサポートしたということでもあります。
そのNCTzenの端くれとして言わせてもらうならば、次は雑音のない素晴らしい楽曲の話だけに終始したいものです。
NCT 127にとって、その時こそが真のBallin’と呼べるものでしょう。

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