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【リュ・スジョン】人を狂わす清純な獣【Tiger Eyes】

5月21日、LOVELYZのスジョンが1stミニアルバム『Tiger Eyes』をリリースし、ソロデビューを飾りました。

スジョン
(수정/Sujeong)
リュ・スジョン(류수정)
1997年11月19日(22歳)
韓国大田広域市 出身
168cm/B型
ソウル公演芸術高校 (卒業)
リードボーカル
HP
Instagram

LOVELYZからのソロデビューは、Keiちゃんことキム・ジヨンが2019年10月8日にリリースした『Over and Over』以来ということになります。

【キム・ジヨン】Keiちゃんてラブリーだよね【LOVELYZ】

woolimエンターテイメントに所属する8人組のガールズグループLOVELYZは、カルグンム(칼군무=切れ味の抜群の群舞)と呼ばれるダンスが特徴的で、清純派をコンセプトとした伝統的なアイドル像を体現するグループとして知られています。

(上) ジス/スジョン/イェイン/ミジュ
(下) JIN/ジエ/Kei/ベイビーソウル

グループにはKポップではお馴染みの“ガールクラッシュ(女性が惚れ込んでしまう強い女性像)”を打ち出すラッパーがおらず、その代わり3人のメインボーカルを擁しています。その3人がベイビーソウル(베이비소울)JIN、そしてキム・ジヨンことKeiちゃんです。

昨年めでたくKeiちゃんがソロデビューを飾った訳ですが、ベイビーソウルは2011年11月23日に「남보다못한사이(Stranger) Feat.휘성」で、JINは2013年11月8日に「너만 없다(Gone/只是你不在)」で既にソロデビューを飾っています。ベイビーソウルは2019年4月23日にも「三日月(조각달)」で自作曲による2ndシングルをリリースしています。

スジョンはLOVELYZでリードボーカルを務めており、メインボーカル3人に続く4人目のソロデビューということになります。メインボーカルの3人は清純派コンセプトであるグループのイメージを損なわず爽やかで可憐な姿を披露してきましたが、スジョンは大胆なイメージチェンジを図り、これまでにLOVELYZにはなかった“ガールクラッシュ”な姿を披露しています。

スジョンのデビューミニアルバムのタイトル曲である「Tiger Eyes」は、魅力的な異性の目つきを“虎の眼”に例え、深く堕ちていく過程を“猛獣の気怠くもクールな動作”として描写した歌詞が印象的な楽曲です、ポップをベースにEDMの要素がミックスされ、スジョンの魅力的なボーカルと幻想的なイメージが加わり、独創的な楽曲となっています。

作詞にはLOVELYZの代表曲「Ah-Choo」を手掛けたソ・ジウム(서지음)、作曲にはOH MY GIRL「Secret Garden(비밀정원)」のSean Alexander、TWICE「KNOCK KNOCK」のMayu Wakisaka、PRODUCE  X 101「To My World」のPhil Schwanという、Kポップの手練たちが参加しています。

 

スジョンはLOVELYZでリードボーカルという立ち位置ながら、パート配分も多く、そのハスキーで透明感のある声で、ポジション以上の評価を得ています。業界内でも「LOVELYZとコラボするなら?」という問いに、真っ先に名前が上がっているのをよく目にします。容姿においてもグループ内の最長身で、年齢はマンネ (最年少)のイェインに次ぐ2番目の若さでありながら、最も大人っぽい雰囲気を持っていると言えるメンバーです。

「Tiger Eyes」では、カリスマ性を打ち出した力強い女性像のベタな“ガールクラッシュ”ではなく、妖艶で魔性の魅力を持ったファム・ファタール(男を破滅させる魔性の女)的な女性像を演じています。スジョンは「Tiger Eyes」について「リュ・スジョンの声をそのまま盛り込んだ曲です」と説明しています。

LOVELYZとKポップの流れを熟知した製作陣が組んだのには、スジョンがLOVELYZのイメージを崩し過ぎずに、現代的なKポップなど飛躍した表現ができる唯一の存在だったからだと推測できます。

アルバムにはイントロ「Be Cautious」をはじめ、感覚的なボーカル曲「CALL BACK」、暖かさが感じられるアコースティックサウンドの「너의 이름(Your Name)」、春の感性と愛の悩みを込めた「42=」、初恋のときめきを歌った「나, 니 (NA, NI)」、初めての自作曲「자장가 (zz)」など、様々なジャンルの楽曲が収録されており、LOVELYZのチャンネルなどで様々なカバーを披露してきたスジョンの音楽性が詰まったミニアルバムとなっています。

タイトル曲の「Tiger Eyes」などは一見するとLOVELYZで培ってきたものを拒否しているようで、LOVELINUS(ファン)は苦手な印象を受けてしまうかもしれません。

しかしながら楽曲のディテールやアルバム全体を通して聴き込むと、LOVELYZとしての過程と、大人っぽい雰囲気になりつつある現在のLOVELYZ、そしてその中で特異な魅力を放つスジョンの個性が上手く融合されていることがわかります。

Tiger eyes 꿀처럼 달콤한
Tiger eyes 蜂蜜みたいに甘く

그러나 위험한 이 눈빛 (다가가 더)
でも危険なこの視線(もっとこっちにおいで)

Tiger eyes 꿈처럼 몽롱한
Tiger eyes 夢みたいに朦朧とする

그러나 짜릿한 이 눈빛 (Come down)
でも痺れるこの視線(Come down)

「Tiger Eyes」で描かれているのは、いわゆる“ハニートラップ”を仕掛ける女性です。「誘ったのはあなたよ、私じゃないわ」「あなたが私の魅力に堕ちただけ」とスジョンは歌っています。

倫理観を崩壊させるほど運命的で魅力的な存在に出会った時、人は過ちを犯します。

それが罠だとわかっていても身を委ねずにはいられない、抗うことができない人としての性(さが)。

“この人となら堕ちてもいい”

リュ・スジョンは、そう思わせてくれる人なのです。

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