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【Swervy】青い感情の赴くままに【Undercover Angel】

5月24日(土)、Hi-Lite Records所属のラッパー・Swervy(스월비/スウォルビ)が1stアルバム「Undercover Angel」をリリースしました。

Swervy
(스월비/スウォルビ)
シン・ユビン(신유빈)
2001年12月25日
大韓民国🇰🇷大邱広域市
所属レーベル:Hi-Lite Records
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【Swervy】激辛大盛り女【ART GANG MONEY (feat. Reddy)】

音源としては昨年7月22日にリリースされたシングル「ART GANG MONEY (Feat. Reddy)」以来10ヶ月ぶり、2017年の4月に単独名義としてシングル「Hybrid」をリリースして以降は初のフルアルバムです。

アルバムのプロデュースはインディーズ時代から共に作業し、私生活でも恋人のSUIが務め、フィーチャリングにはそのSUIとレーベルのボス・Paloalto、JUSTHIS、Crying NutというバンドのCaptain Rockが参加しています。

「Undercover Angel」は全11曲が収録され、「왜 이래 (Did It Like I Did) feat. Paloalto」と「파랑 (青) feat. Captain Rock of Crying Nut」のダブルタイトル曲になっており、5月22、24日にはそれぞれのMVが公開されています。ちなみに過去作同様、MV監督はSUIです。

「왜 이래 (Did It Like I Did) feat. Paloalto」は映像だけ見ればかなり細かくカット割りをしており、鬱々とするようなストーリーも相まってかなり精神的にズシンとくるMVになっています。個人的には2002年に公開された故ブリタニー・マーフィー(エミネム主演映画「8mile」の恋人役)が出演していた「SPUN」という映画を思い出しました。確かこの映画は当時、世界で最もカット数が多い映画として話題になっていた気がしますが、ドラッグを主題としている事から内容的にもかなりヘヴィーな作品で、観ると酔います。なのでオススメはしませんが、もしかしたらSUIは「SPUN」から着想を得てたりするのかなと勝手な想像をしたりしたので、気になる人はご覧になってみるのも良いかもしれません。一応もう一度言っておきますが、なかなか胸やけする作品ですので、要注意ではあります。

一方の「파랑 (青) feat. Captain Rock of Crying Nut」は「왜 이래」とは打って変わり、そのタイトルからも想起される青春っぽいエモさがあります。特に「“ミュージックビデオを作る”という真似事」をやった事のある私のような者からすれば、こういったバンドサウンドに加え、劇中にも登場するHi8(だと思う)を用いた手作り感のある映像は、懐かしさや自分が当時抱いていた“何かを作りたい”という初期衝動まで思い出させてくれたような気がします。

2つのタイトル曲を含め、アルバムは多彩な楽曲で構成されており、Hi-Lite Records加入の一発目である「Red Lite」や前作「ART GANG MONEY (Feat. Reddy)」を聴き「攻撃的でかなりトガったねーちゃん」というイメージを持っていた私ですが、彼女は思っていた以上に様々な引き出しを持ったアーティストだったと考えを改めた次第です。

実際「Undercover Angel」は吸引力のある歌詞とスキルフルなラップ、メロディーラインやディテール、コンセプチュアルなプロダクション、MVなどすべての点で本国リスナーから好評を受けているようです。

そのアルバムはDF(dingo Musicのヒップホップチャンネル)で解説動画がアップされていますが、何を語っているかはヴィヴィアンこと鳥井咲子氏がまとめてくれているので、こちらをご覧になるのが良いでしょう。

鳥井咲子氏のまとめも含めて私が今回のアルバムで感じたのは、Swervyはその時その時に感じたあらゆる感情を、着飾る事なくストレートに音楽へと落とし込める事の出来るアーティストではないかという事です。

よくよく振り返ってみれば彼女はまだ18歳です。その若さも含め、“今の自分をそのまま見せる”というところが彼女の最大の魅力なのかもしれません。

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