안녕하세요(アンニョンハセヨ)
What’s up we’re 2NE1!
5月24日、元2NE1のマンネ (末っ子)MINZYが長い苦境から脱し、シングル『LOVELY』でカムバックを果たしました。
MINZY (공민지 / コン・ミンジ) |
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1994年1月18日(28歳) | |
ソウル特別市 麻浦区 | |
161cm | O型 | |
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元2NE1のメンバーといえば、パク・ボムがダラとともに2019年の3月13日にシングル『Spring』をリリースし、5月2日にもミニアルバム『re:BLUE ROSE』をリリースしています。またリーダーのCLもYGエンターテイメントと契約を解除し、2019年の12月4日にプロジェクトアルバム『In The Name Of Love』をリリースしました。
2016年11月25日の解散後も精力的な活動を見せれずにいた2NE1メンバーですが、MINZYが復活したことで、ようやく全員が活発な活動を見せるようになってきました。
MINZYは、2NE1が活動をほとんど行えなくなっていた2016年4月5日に当時の所属事務所であるYGエンターテイメントと再契約を結ばず、The Music Worksとの契約を締結させソロ・アーティストとしての活動を開始しました。
2NE1の活動を望むBLACK JACK(ファン)としては、正式にグループが解散を決定する前に、いち早く離脱を決めてしまったMINZYの決断を両手を上げて祝福することはできませんでしたが、活動できていないのは事実であり、メンバーのパク・ボムも再契約を果たさなかったことで、グループの存続は実質不可能だったことから、十分に理解しうる行動でした。
しかしながら、活動することを最優先に考えたはずのMINZYは、The Music Worksでも同じ憂き目に会うことになります。
ソロデビューは2017年4月17日のミニアルバム『MINZY WORK 01 UNO』で、華々しくスタートを切ったものの、その後『LOVELY』に至る現在までリリースしたのは2018年12月3日のシングル『ALL OF YOU SAY』のみという有様でした。
ソロとしてのMINZYは、お世辞にも精力的に活動しているとは言えず、何のための事務所移籍だったのかが分からなくなります。
その真相は2019年の10月末に報じられた、MINZYとThe Music Worksが契約解除を巡りトラブルになっているというニュースによって明らかになります。
MINZYによれば「契約当時、事務所は私に年4回以上のアルバム発売を約束し、最大限支援すると約束しましたが、この4年間、アルバムは1枚だけで、活動もほとんど支援してくれませんでした。精算書は一度も見せたことがなく、収益金は1ウォンも配分しませんでした。」とのことで、活動はおろかお金も一切もらえていなかったMINZYは専属契約効力停止仮処分申請を裁判所に提出し、The Music Worksに契約解除を求める訴えを起こします。
元2NE1のMINZY、所属事務所との専属契約をめぐる紛争が終結「自由になりました」https://t.co/Ib9QgFAaU8
— Kstyle (@Kstyle_news) April 17, 2020
抵抗する事務所と紆余曲折はありましたが、最終的には双方合意のもと2020年4月17日に契約解除に至ります。
『LOVELY』は、晴れて自由の身となったMINZYが初めてリリースするシングルということで、なんと無所属からのリリースということになります。
私もKポップの事務所移籍に関するいざこざは散々みてきましたが、所属がない状態でミックステープ以外の音源をリリースしたケースを見たのは今回が初めてのような気がします。しかもそれが2NE1のMINZYという、元BLACK JACKだった私としては驚き以外の何者でもありません。
おそらくMINZYは新たな事務所と契約することで、また歌手活動が遠のくことを恐れたのではないかと思います。それだけにこのタイミングでのリリースは「アーティストとして精力的に活動したい」というMINZYの本気の姿勢伝わってきます。
MINZYが今後、どこかの事務所に所属するつもりがあるかはわかりませんが、JYPを離れたユビンのように個人事務所を設立するのが合っているような気がします。
2NE1時代は、個性際立つメンバーに囲まれながらもオールマイティな能力でマンネ らしからぬ存在感があり、特に韓国の伝統舞踊である病身舞 (병신춤)の舞踊家の血を引き、幼少の頃から様々なダンスコンテストで優勝したパフォーマンス力はKポップの中でも異彩を放っていました。
力強く“自由”を感じさせるダンスはMINZYと2NE1の象徴でもあり、無所属から楽曲をリリースするという行動もまた、MINZYらしさが詰まったパフォーマンスとして私は捉えています。
新曲『LOVELY』は、十八番のダンスナンバーではありませんが、MINZY自身が作詞を手掛け、長い間カムバックを待ちわびていたファンにむけてのメッセージが込めらたものとなっています。
아파하지마 슬퍼하지마 말해줘 LOVELY YOU ARE LOVELY LOVELY YOU ARE |
また作曲には、BTS、DUA LIPA、SIAなどの楽曲を制作してきたメラニー・フォンタナ(Melanie Fontana)とマイケル“リングレン”シュルツ(Michel “Lindgren” Schulz)など、著名な作曲家が参加しています。
パク・ボムやCLの記事でも触れていますが、私にとってKポップの原点は2NE1です。
こうしてMINZYが戻ってきたことは、2NE1再結成という終わらない物語の始まりであり、BLACK JACKにとってはLOVELY(素敵な)ことなのは間違いありません。
しかしながら解散から時が経ち、2NE1の元メンバーがそれぞれの場所で頑張っていることで、それが過去のものであるという現実を日々受け入れているのも事実です。最近は“元”BLACK JACKと自称することに躊躇がなくなってきたのも、TWICEという“より”大切な存在が出来たからかも知れません。
この毎日更新のブログ「KPOP WATCHMEN」に、よく訪れてくれている方はご存知かと思いますが、このブログが開設されたきっかけはTWICEです。
そして今日6月8日は、ブログの開設日から二周年にあたります。つまり365×2=730番目の投稿となります。
始めた当初は、目標を決めていたわけではなく「とにかく力尽きるまでやってみよう」と、ただそれだけでした。
私たちは2NE1やTWICEが与えてくれるようなLOVELYな時間を、ブログを通してお伝えできているのでしょうか。
2年も続けて、何かを成し遂げられたのでしょうか。
わかりません。
でも、もう少しだけ続けてみようと思います。
自由を感じられる、その時まで。