7月14日(火)、R&BシンガーのCrushがシングル「OHIO」をリリースしました。
Crush (크러쉬/クラッシュ) |
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シン・ヒョソプ(신효섭) | |
1992年5月3日 | |
大韓民国 🇰🇷 ソウル特別市瑞草区蚕院洞 | |
174cm/A型 | |
所属レーベル:P NATION | |
所属クルー:VV:D、Club Eskimo、FANXY CHILD | |
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長年の夢でもあったRed Velvetとの共演(と言ってもJOYのみですが)を果たした前作「homemade 1」(タイトル曲「자나깨나(チャナッケナ/寝ても覚めても)」)は作詞、作曲、編曲、ベース、ピアノ、ドラム、シンセ、録音までCrushが1人でこなし、なんとMVの撮影場所までも彼の自宅という、まさにホームメイドな作品だった訳ですが、今回のアルバムと同名のタイトル曲「OHIO」はCrushに加えEPIK HIGHのTabloと「Red Velvet/La Rounge」に携わったホン・ソジン(홍소진)、そしてFANXY CHILDのレーベルメイトでもあるSTAY TUNEDが製作陣に名を連ねています。
「homemade 1」(5月20日)から2ヶ月も経たずにリリースされた「OHIO」ですが、公開されたアルバムジャケットだけを見れば「자나깨나(チャナッケナ/寝ても覚めても)」の緩い曲調とは異なり、しっとりとしたバラードらしき雰囲気。
でしたが、蓋を開けてみればジャジーなピアノとリズミカルなパーカッシブサウンドがアゲアゲノリノリな楽曲で、おまけにMVではCrushがそのリズムにのって踊りまくるという、大変楽しい仕上がりになっていました。
歌詞には「ゆっくりと流れる時間が退屈で どこか狂ったように走りたい 足をバタバタする自分が憎たらしくて リズムに乗ってただただ楽しんで 体が導く通りに I’m singin’ オディオディオディオハイオ もっと大きく オディオディオディオハイオ♪」とあり、それは今だ世間を取り巻く閉塞感に対し「思いっきり踊って、そんな鬱屈とした気分なんて吹き飛ばしちゃおうぜ」という彼なりのメッセージが込められているような気もします。
最近はすっかり縦笛がトレードマークになりつつあるCrushお兄さんですが、シングルリリースに先立って公開された「OHIO Teaser」では自らハンドクラップや掛け声を録音し曲を作りあげていく工程を目にする事ができ、「あぁ、やはり変なだけじゃなくて、ちゃんとしたプロなんだな」と妙に関心したりもしたのです。
そして7月15日にはシングルもう一つの収録曲で「OHIO」とは一転、ムーディーでメロウなR&B曲「Let Me (Feat. Devin Morrison)」のOfficial Visualizerが公開されています。
「Let Me」のフィーチャリングだけでなく、作詞・作曲・編曲も手掛けたDevin Morrisonはフロリダ州オーランド出身のプロデューサー&シンガーソングライターで、かつては日本に在住し、東京を拠点とするヒップホップアーティストであるFitz Ambro$eやBudamunk、そして最近元AKB48のメンバー・秋元才加と結婚して話題にもなったPUNPEEの実弟・5lackともコラボした事があるという人物です。
Devin Morrison |
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さて、そんな相反した2曲が収められたシングルアルバム「OHIO」でしたが、リリース当日にはVOGUE KOREAのオフィシャルYouTubeチャンネルでライブ&インタビューも公開されており、「OHIO」の生歌もたっぷりと堪能できますので、ぜひご覧になって頂きたいと思います。
しかしこの「オディオディオディオハイオ♪」というサビ、やはりなかなかの中毒性です。聴いているうちにいつの間にか体でリズム取ってるし。
今年に入ってからは諸々の事情もあってすっかり運動不足の私なので、これを聴きながらたまにはジョギングなんてすると良いのかもしれません。ただし、Crushのように踊り出さないように要注意です。間違いなく不審者だと思われて通報されますからね。
皆さまも人目に触れる場所でこの曲を聴く場合、十分にお気をつけ下さいませ。
「オディオディオディオ〜ハイオ♪」