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【CSVC】思いやり90’s【無慈悲】

1990年代。

それは元YG Entertainmentの代表だった“ヤンサ”ことヤン・ヒョンソクが所属していたグループ「ソテジワアイドル(서태지와 아이들)」がデビューし、それまでトロット(演歌)やバラード中心だった当時の韓国歌謡界に彼らが持ち込んだダンスミュージックと黒人音楽(ヒップホップ)により革命的な変化を起こし、後の“Kポップ”へと繋がる黎明期となった時代。
そして90年代後半になるとガールズアイドルグループの第一世代と言われるS.E.S.(エスイーエス)とFin.K.L(핑클/ピンクル)がデビューし、後世の礎を築くのです。

そんな90年代ガールズグループのコンセプトを取り入れた4人組“中古新人”ガールズグループがいます。

CSVC
(치스비치/チスビチ)

パク・ムンチ/LOVEY
ステラ・チャン/CHEEZE
所属:CSVC, MAGIC STRAWBERRY SOUND, GRDL
レーベル:Poclanos(MAGIC STRAWBERRY SOUND)
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CHEEZE
(치즈/チーズ)

ステージネーム:ダルチョン (달총)
イム・ヘギョン(임혜경)
1991年8月19日
所属:MAGIC STRAWBERRY SOUND
ポジション:リーダー、高音、振り付け
CHEEZE
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ダルチョン
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過去記事
・【CHEEZE】苺とチーズとTWICEと【Today’s mood】

ステラ・チャン
(스텔라장/Stella Jang)

チャン・ソンウン(장성은/張星銀)
1991年11月18日
157cm/B型
所属:GRDL(Grandline Entertainment)
ポジション:ボーカル、ラジオ、音色
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過去記事
・【ステラ・チャン】今月の才女の作り方【Recipe】

・【ステラ・チャン】君と僕の物語【STELLA I】

LOVEY
(러비/ロビ)

キム・ヘス(김혜수)
1993年6月23日
大韓民国 🇰🇷  蔚山広域市
デビュー:2013年8月1日/1stシングル「돌려줘」
ポジション:総務、キュービック、推進力
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パク・ムンチ
(박문치/Moonchi Park)

パク・ボミン(박보민)
1996年10月2日
大韓民国 🇰🇷  京畿道水原市霊通区
164cm
所属:MAGIC STRAWBERRY SOUND
所属グループ:CHS
デビュー:2017年8月23日/1stシングル「울희액이」
ポジション:マンネ、アレンジ、食
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CSVCは当ブログにも登場した事のあるCHEEZEとステラ・チャン、ヒップホップアーティストと数多くのコラボをし、WJSNの楽曲に作詞で参加した事もあるシンガー・LOVEY、そしてCHEEZEと同じ事務所でプロデューサー&作曲家&シンガーのパク・ムンチという4人で結成されたプロジェクトグループです。

元々はCHEEZE、ステラ・チャン、パク・ムンチと親交のあったLOVEYが「3人が揃ってやる音楽が聴きたい」と思い立ったところから結成されました。
グループ名の候補には 「S.O.S」「핑키퐁키(ピンキーポンキ)」「 캔디걸스(キャンディーガールズ)」「 포니테일(ポニーテール)」というものがありましたが、最終的には「CHEEZE」「Stella Jang」「LOVEY」「Park Moonchi」の文字を取って命名されています。

先に述べたように彼女たちは90年代のレトロスタイルをコンセプトとしていますが、2019年8月6日にリリースされた1stシングル「SUMMER LOVE …」、同年11月28日にリリースされた2ndシングル「JUST 4 U …」ではS.E.S.にFin.K.Lという先輩グループのコンセプトをそのままにオマージュし、90年代の感性を完璧に再現したのです。

SUMMER LOVE …
JUST 4 U …

そんな彼女たちが7月14日にリリースした3rdシングルが「무자비(無慈悲)」なんですが、今回はそれまでの清純派スタイルとは異なり、同じくガールズグループ第一世代の「Baby V.O.X(베이비복스/ベイビーボックス)」や「Chakra(샤크라/シャクラ)」といった、現在でいうところのガールクラッシュスタイルだったグループのオマージュとなっています。

무자비(無慈悲) – TEASER

これまでの3曲全て、作詞・作曲をCSVC、編曲をパク・ムンチが行なっており、そのパク・ムンチは今回の「무자비(無慈悲)」でアノ、ドラム、シンセサイザーまでこなす多彩っぷりを発揮しています。

さて、レトロスタイルといえばこれまで数多くのガールズグループが様々なスペシャルステージでカバーしていましたが、あくまで私が知る範囲で見れば、それらは主に2010年代辺りのWonder GirlsやmissAといったグループのスタイルを指していたように思います。
だとすると、すでに現代の若者たちには10年前がレトロになっている事になる訳ですが、時代や流行の流れの速さを鑑みればそれも致し方なしなのです。
しかしCSVCはそれよりも更に遡った90年代を元としており、まだ日本の歌謡曲の影響が濃かった当時の楽曲を踏襲したスタイルは、その頃思春期ど真ん中だった私のような世代からすると見事なまでに郷愁を誘われ、一方、現代のヤングたちには今やすっかりジャンルとして定着したシティポップ同様、新鮮な音楽として聴こえるのではないかと思います。

今回のタイトルである「무자비(無慈悲)」という言葉を辞書で引けば「思いやりの心がないこと」となりますが、いやいや、むしろヤングからオールドまで楽しめるサービス精神満点ではないですか。

CSVCは4人それぞれが主に活動する春・秋以外に音源を出すそうなので、次回は冬という事になります。すでにベタなクリスマスソングをやっているので、果たしてどんな姿を見せてくるのか。あれこれ想像しながら楽しみにしたいと思います。

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