11月17日(火)、Kポップ界にまた新たな、そしてちょっと変わったグループが誕生しました。
![]() BlingBling (블링블링/ブリンブリン) |
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マリン/チェ・ジウン/ナリン/ユビン/チャ・ジュヒョン/アヤミ |
所属事務所:MAJOR9 |
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チャ・ジュヒョン |
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チャ・ジュヒョン(차주현/CHA_JUHYUN) |
2000年4月1日 |
大韓民国 🇰🇷 |
リーダー、ラッパー |
アヤミ |
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2000年7月15日 |
日本 🇯🇵 愛知県 |
リードダンサー、サブボーカル |
チェ・ジウン |
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チェ・ジウン(최지은) |
2001年3月3日 |
大韓民国 🇰🇷 |
メインボーカル |
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マリン |
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2001年3月17日 |
日本 🇯🇵 大阪市 |
メインダンサー、サブボーカル |
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ナリン |
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2001年10月29日 |
大韓民国 🇰🇷 |
サブボーカル |
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ユビン |
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キム・ユビン(김유빈) |
2002年2月27日 |
大韓民国 🇰🇷 |
マンネ、リードボーカル |
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Bling Blingは事務所が4年かけて準備してきたガールズグループプロジェクトで、グループ名は宝石に光が反射してキラキラと輝く様子を表しており、エネルギッシュでクールなグループを目指すという意味が込められています。
そんな彼女たちが所属する事務所はMAJOR9。実はこの事務所、7月に一度レーベル紹介記事として取り上げているのです。
このMAJOR9は“ボーカルの名家”と呼ばれ、VibeやBen、キム・ドンジュンといった歌唱力に定評のあるアーティストに加え、UNPRETTY RAPSTAR・シーズン2に出場していたラッパー・KASPER(캐스퍼/キャスパー)などが所属しています。
事務所は韓国だけでなく、MAJOR9 JAPANも運営していて、そのオフィシャルYouTubeではYOSEP(요셉/ヨセプ)、HAEUN(하은/ハウン)、WOODY(우디/ウッディー)といったソロシンガーが日本語曲の「Official髭男dism/宿命」や「King Gnu/白日」、「Amazarashi/未来になれなかったあの夜に」、「瑛人/香水 」などのカバー動画を数多くアップしており、日本での活動にかなり力を入れている事が伺えるのです。
瑛人/香水 (Covered by HAEUN) |
そんなMAJOR9から11月17日に6人組ガールズグループ・Bling Blingが1stシングル「G.G.B」でデビューした訳ですが、メンバーに日本人が2人いるという強みも生かし、11月13日には日本のファンへのメッセージ動画を公開。そしてなんと「G.G.B」と同時に「G.G.B (Japanese ver.)」もリリースし、MVも公開したのです。
日本のファンの皆様へメッセージ |
G.G.B (Japanese ver.) |
これだけでも「日本での活動も頑張っていくぞ」という事務所の気概を感じますが、それだけではありません。MAJOR9 JAPAN OFFICIAL YouTubeではなく、Bling BlingオフィシャルYouTubeの方で彼女たちのキャラクターがわかる動画に自動翻訳ではない日本語字幕がしっかり付いているのです。
Bling Blingの絵日記 EP.1 |
Bling Blingの絵日記 EP.2 |
Bling Blingの MBTI 状況別 特徴は? |
こういった事は、例えば高橋“タマゴ”朱里のいるRocket Punchや日本に多くの熱心なファンを持つLOVELYZといったWoolim勢もやっている事ではありますが、それでもやはり情報の少ない新人グループの事を知るためには大変有難い気遣いだと思います。加えて昨今Kポップアイドルのターゲットが著しく欧米に向けられている中、やはりここ日本に重きを置いてくれているという事も喜ばしい限りです。
デビュー曲「G.G.B」は、6人を意味する「Girls」と、これからも成長していくという「Glow」、そして新しいものに勇敢に挑戦していく「Brave」という3つの言葉の頭文字をつなげ、Bling Blingだけの自由奔放なスタイルを作っていくという意味が込められているそうです。
曲調としては一見ありふれたガールクラッシュ系のようでありながら、サビではあまり耳馴染みのないリズムが展開されますが、これはブラジル発祥の音楽ジャンルの1つであるバイレファンキ(Baile Funk)というスタイルを元にしています。このバイレファンキは10年ほど前に活躍していたイギリスのミュージシャン・M.I.A.が取り入れており、私も当時気に入って聴いていたアーティストの1人だったので、やや懐かしい感じすらあります。というか、今回のプレスリリースを見てその言葉を久しぶりに目にしました。
M.I.A./Bucky Done Gun |
ですのでこのジャンルは一昔前に流行ったものという印象ではあるものの、レトロブームでもある今、(いわゆるそれらと同系列のものではないにしろ)聴衆にとって「G.G.B」が真新しく感じたのか、MVは公開から1週間で600万再生(オフィシャル・1theK合算)近くまでいっています。これは中小規模事務所出身の新人グループとしてはなかなかの数字ではないでしょうか。
次回もこのまままバイレファンキを継続するのかは分かりませんが、せっかく手垢のついていないジャンルなので是非ブラッシュアップして彼女たちだけのスタイルを確立させてほしいものです。もしそれが出来れば輝きは増すでしょう。
出だしは悪くないですからね。ファイティン、Bling Bling!!