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【Mokyo】受け継いだ言葉【accent fried】

12月21日(月)、DEANが設立したレーベル・you.will.knovv(元々はクルー)所属のシンガー&プロデューサーのMokyo(모쿄/モギョ)が1stフルアルバム「accent fried」をリリースしました。

Mokyo
(모쿄/モギョ)
チェ・ミョンファン(최명환)
1991年7月21日
大韓民国 🇰🇷 京畿道富川市
所属レーベル:you.will.knovv
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Mokyoが当ブログに初登場したのは昨年3月。H1GHR MUSICに所属するラッパー・pH-1がリリースした1stフルアルバム「HALO」の時でした。

【pH-1】一人のあなたにも、誰かといるあなたにも【HALO】

その後は「見逃してごめんね“R&B・ヒップホップ特集”:2019Dec.&2020Jan.」にチョロっと名前が出ただけでしたが、Yuzionちゃんの時と同様、「いつか取り上げよう」と思いつつ、なかなかタイミングがあわずに大分時間を要してしまい今に到るという訳です。

Mokyoは2014年頃から3人組インディーズバンドで活動していましたが、経済的に生活が困難だったため断念。その後はAOMGのラッパー・LOCOと偶然知り合った事からヒップホッププロデューサーとしても活動し始め、2017年にThurxdayという名前でH1GHR MUSICにプロデューサーとして加入します。

以降はそのLOCOやGolden(ex:G.Sooul)、前記したpH-1の曲を数多く手掛け、他にもジェイ・パークやSik-K、sogumm、dress、ウ・ウォンジェ(Woo)など様々なアーティストと作業をこなしてきました。

2019年には現在のMokyoに名前を改め、3月に「Something」と「Daddy」という2つのシングルをリリースし、ソロシンガーとしての活動を開始します。
ちなみに「Mokyo」という名前は、彼の祖父が日本人という事もあって大好きな「Tokyo」と、本名の「チェ・ミョンファン(Choi Myung-hwan)」のMをあわせて命名されており、「韓国語だけど日本語っぽさもあり、東洋的な感じが出ると思った」と説明しています。

そんなMokyoは自らの音楽に没頭したいという思いで2020年にH1GHR MUSICと議論の末に契約を解約し、8月に現レーベルへ加入。10月には移籍後初となるシングル「울음」をリリース。なお、MVにはAOMGのラッパーで友人でもあるウ・ウォンジェ(Woo)がカメオ出演していますが、今回の1stフルアルバム「accent fried」にはそのウ・ウォンジェ(Woo)を初め、DEANやpH-1なども参加しています。

さて、私が彼に惹かれたのはpH-1がリリースしたアルバムについてのインタビュー動画を見た時でした。

そこでの彼は淡々と喋りながらも、どこか実直さのある雰囲気を醸し出しており、一方でゴリゴリのタトゥーが入っていながらもオラついておらず、そのビジュアル面も含めて他のアーティストとは異なる、ある種特異な印象を受けたからです。

その後は特に踏み込んで彼の事を調べはしなかったんですが、今回改めて色々とインタビュー記事などを読んでみると、彼は多大な影響を受けた人物として母親を挙げ、「全てのインスピレーションの源」だとも語っています。その母親は彼に物事を強制するのではなく、瞑想などを通してしっかりとした精神を養うように教え、彼女が頻繁に口にしていた「精神は永遠である。肉体は滅んでも精神は残るからだ。ただし肉体は精神の影響を受けるから、その精神が健康である為には体が健康でなければならない。精神と生活の態度は一致させなければならず、矛盾してはならない」という言葉が彼の中に強く残っているそうです。

Mokyoはその母親を22歳の時に亡くしていますが、ソロアーティストとしてのデビュー曲である「Something」は、形容することの出来ない母親から受けた愛を歌った曲になっています。
また、10月にリリースした「울음」について、「엄마를 떠나보낸 어른을 만난 아이들(母を見送った大人に会った子どもたち)」という動画内で「当時は悲しかったけど、母親と最後に交わした“良い友達を作りなさい”という約束を果たせたから今は幸せだ」と現在の心情を語っています。

一見強面に見えるMokyoですが、内にはしっかりと母親から受け継いだ“愛”が根付いており、今にして思えば私が彼から感じていた“何か”は、彼の根本にある“優しさ”だったのかもしれません。

そんな母親が彼に最後に残したのはこんな言葉だったそうです。

物理的な肉体は消えるものだけど、精神は永遠だ。

精神はいつもお前のそばにいる。

悲しみは肉体の弱さというだけだから、

苦しむ必要はない。

正しく生きるとは何か。弱さを受け入れるとはどういう事か。心の平穏、幸せはどのように育まれていくのか。彼はきっとこれからもそんな想いを音楽に込め、“自分という人間”が歩むべき方向を指し示してくれるような気がします。

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