ALL YOU NEED IS KPOP!

【(G)I-DLE】研ぎ澄まされた火花の呼吸【HWAA】

好き。

多分、1番好き。

何がって、(G)I-DLE ((여자)아이들/アイドゥル)が1月11日にリリースした4thミニアルバム「I burn」(タイトル曲「화(火花)」)が歴代アルバムの中で1番好きだと思うという話です。

(G)I-DLE
(여자)아이들/アイドゥル

スジン/ミヨン/ソヨン/ウギ/シュファ/ミンニ
 CUBE Entertainment
 ファンダム:NEVERLAND(네버랜드/ネバーランド)
HP(CUBE Ent)InstagramTwitter
facebookYouTubeVLIVE 
HP(JP)Twitter(JP) 
VEVO / Weibo

「I burn」は昨年8月にリリースされた1stシングル「덤디덤디 (DUMDi DUMDi)」以来5ヶ月ぶりのカムバです。

【(G)I-DLE】荒野の六人【DUMDi DUMDi】

彼女たちはその間にもミヨン&ソヨンが参加した大ヒット曲「K/DA – POP/STARS」の「(G)I-DLE ver.」を公開したり、日本2ndミニアルバム「Oh my god」をリリースしたり、ソヨンがApink・ナムジュのソロデビュー曲「Bird」の作詞・作曲を手掛けたかと思えば、そのソヨンとミヨンが再びK/DAとして1stミニアルバム「ALL OUT」をリリースし、そのミヨンはウェブドラマ「리플레이(リプレイ)」の主演に抜擢されるなど、いつも通り多忙な活動っぷりを繰り広げていました。

アイドゥルはデビュー以降、独自の世界観を保ちながら音楽的な幅を広げ、グループとしての強度と密度を濃くしていく中で、大衆が彼女たちに抱くイメージを増幅させてきました。それは作を追うごとに積み重なって厚みと高さを伴い、一つのピークに達したのが昨年4月にリリースした3rdミニアルバム「I Trust」(タイトル曲「Oh my god」)だったと思います。

【(G)I-DLE】信ずるは我にあり【Oh my god】

いわば「I am」から「I Trust」の流れは“プラスの作業”で、例えばかの大ヒット漫画「鬼滅の刃」では、主人公である炭治郎が鍛錬を積む事で「隙の糸」が見えるようになり、「全集中の呼吸」を体得することで「水の呼吸」10の基本型を使えるようになりました。更には「全集中・常中」を可能にした事で体力・技の精度共に向上させていった訳です。一方のグループ初となったサマーソング「덤디덤디 (DUMDi DUMDi)」は、同様に例えれば「水の呼吸」とは異なる「ヒノカミ神楽」です。

さて、そんな炭治郎(アイドゥル)の次はどうなる?どうする?といったところでの「I burn」だった訳ですが見事です。素晴らしい。
アルバムには2018年に発売したデジタルシングル「한(一)」と今回のタイトル曲「화(火花)」を繋げるという楽曲「한(寒)」が収録されていることから、その流れを踏襲している事は明白です。

今回の「I burn」は、炭治郎(アイドゥル)がそれまで体得した「水の呼吸」と「日の呼吸」(「I am」から「I Trust」)を見つめ直し、6つの型を持つ「雷の呼吸」のうち「壱ノ型 霹靂一閃」だけを極めんとした善逸のように、改めて「弐ノ型 水車」(「한(一)」)だけを研ぎ澄まし、練り上げていったようなものだと考えていただければ良いでしょう。

そしてそれは「弐ノ型 水車」が極限までブラッシュアップされ「弐ノ型 水車:화(火花)」となったのです。新たな「火花の呼吸」(※)を体得したと言っても良いかもしれません。

※あくまでも例えなので、「日の呼吸」と「火の呼吸」の話は横に置いておいて下さい。

さて、そんな洗練された技(楽曲)を持ってカムバした炭治郎ことアイドゥルですが、私は冒頭で“アルバムとして1番好き”と書きました。そこにはもちろん「화(火花)」のクオリティあってこそという事はありますが、収録曲全てが同レベルで一分の隙もありません。カッコ良すぎます。

タイトル曲「화(火花)」は「덤디덤디 (DUMDi DUMDi)」でタッグを組んだソヨンとPop Timeが再び手掛け、制作側の顔としてもすっかりお馴染みになったミンニはTrack.3「MOON」で作曲と編曲に、Track.6「DAHLIA」では作詞と作曲にクレジットされています。そしてスペシャルデジタルシングル「i’M THE TREND」でソヨン、ミンニと共に作詞・作曲に名を連ねていたウギがTrack.5「LOST」でも作詞・作曲に参加し、ますますグループとしてのクリエイティブなスキルを上げてきました。
その他にもTrack.1「한(寒)」はシンガーソングライターでKポップスター・シーズン5の準優勝者であるアン・イェウン(안예은)が、Track.4にはこれまでもアイドゥルの楽曲に多数携わってきたイ・ウミン(이우민)”collapsedone”がクレジットされているという磐石の体制です。

正直なところ、「I Trust」が出た時は「ここまでやっちゃってこの先どうするんだろう?」と少しだけ心配になったのです。そこにはある種の“気負い”のようなものまで感じていました。それが「덤디덤디 (DUMDi DUMDi)」を経て、今回の「I burn」ではもう1度そのスタイルを練り直すという姿を目にし、改めて彼女たちの底知れなさを肌で感じたのです。

このアルバムはね、とにかくヤバいですよ。「화(火花)」しか聴いていない人はぜひアルバム全部を通しでお聴きください。基本的に他のグループの作品を引き合いに出すのは余り好きではないのですが、あえて挙げるならばヨチンの「回:Song of the Sirens」で受けた感じに似ています。

「I burn」はアイドゥル第二章の始まりと言っても良い気がします。まだデビューから3年経ってないんですけどね。まだまだ強くなるぞ、このコたち。

最新情報をチェックしよう!