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【D.Ark】悪童成長日記【POTENTIAL】

P NATION。
それは2019年1月24日に“江南おじさん”ことPSY(싸이/サイ)が設立した事務所で、最初の契約アーティストはあのパク“キューブさん”ジニョンの「어머님이 누구니(Who’s your mama?)」にフィーチャリングしていたJessiでした。続いてCUBEエンタを退所したヒョナと、その恋人で元PENTAGONのDAWN(イドン)が加入し、同年7月にはAmoeba Cultureとの契約が満了したCrushが、更に2020年9月にはHeizeまで加わるという、次々と人気アーティストを迎え入れている事務所です。

そんなP NATIONに年の瀬も迫る12月29日、また1人新たなアーティストが加わりました。

D.Ark
(디아크/ディアーク)
ジン・ウェリン(金雨霖/진위린/Jīn Yǔlín)・韓国名:キム・ウリム(김우림)
2004年7月15日
中華人民共和国 🇨🇳 延辺朝鮮族自治州延吉市
170cm
Instagram / SOUNDCLOUD
YouTube / Weibo

中国の朝鮮族自治州である延吉市出身のD.Arkは10歳まで中国で暮らし、中国語・韓国語・英語を話すトリリンガルラッパーですが、彼はまだ若干16歳。しかしここで驚くなかれ。彼がその名を売ったのは2018年に放送されたヒップホップサバイバルオーディション・SHOW ME THE MONEY777への出場でした。この時なんと14歳。

彼は第1回の放送から3カ国語を織り交ぜた歌詞と見事なスキル、「怖いものは何もないです。あるとすれば…先生?」と答えてしまう物怖じしないステージングで観るもの全ての度肝を抜きました。

第3話のグループ対抗戦ではそのスキルだけでなく、被っていたキャップをしつこく押し下げてくる年上のZENE THE ZILLAに対し、腕を払い除けて睨みつけるという勝気な姿勢まで見せたのです。

順調に勝ち残っていくD.Arkは、第5話の音源ミッションでCoogieやSuperBたちとプロデューサーであるチームThe Quiett&CHANGMOとして「사임사임」という曲を披露し、音源チャートでも好成績を残します。

しかしその第5話放送終了後に、元恋人からSNSを通じて彼に対するプライベートな暴露があった事で騒動が巻き起こってしまいます。犯罪性や違法性があった訳ではありませんが、結果的に放送していたMnetから「すでに収録済みのものに関してD.Arkの放送分量を最小限にする」という決定が下されてしまうのです。
そんなゴタゴタがありつつも、12人が残った第6回・チームバトルではH1GHR MUSICのpH-1と舌戦を繰り広げ見事に勝利を納めます。

続く本戦1次では再びそのpH-1と相見えるも、元恋人の暴露が精神的に影響したのかはわかりませんが、今度は雪辱を果たされ惜しくも敗退となってしまった上、その回の映像と音源も残らないという残念な結果に終わってしまうのでした。

昨年は再びSHOW ME THE MONEYのシーズン9に登場しますが、BewhYが「777での悪童のような姿を期待したけど、人が完全に変わってしまったようだ」と残念がっていたようにイケイケだったスタイルは鳴りを潜め、1次2次こそ勝ち残るものの、第5話の3次予選では歌詞を忘れてしまうなど精彩を欠き脱落してしまいます。

とはいえ、プロデューサーのSwingsからは「あの子は本当に天才だ」という評価を得ており、更に磨きがかかったラップスキルを見せつけた事は疑いようのない事実でもあったのです。

SMTMでの活躍はもちろんですが、彼の実力が確かなものだという事を裏付けるのが、実力者たちの集う今回のP NATIONへの加入である事は言うまでもないでしょう。それに先立ち、10月にはDAWNがリリースしたミニアルバム「던디리던」のタイトル曲「던디리던 (Feat. Jessi)」にも作詞として参加しており、単なる若手実力派ラッパーというだけではない才能も披露しています。

そんなD.Arkが事務所加入と同時にリリースしたデビューシングルが「잠재력(チャmジェリョk)」だった訳ですが、これは「可能性」という意味で、英題は「POTENTIAL(ポテンシャル)」になっています。

わずか14歳にして男女間の問題により世間を騒がせる騒動を起こし、一方ではその卓越したスキルでPSYに見染められた悪童は、この先どんな可能性を見せてくれるのでしょうか。そしてかつてのイケイケなスタイルは成長という言葉でそのまま封印されるのか、はたまたpH-1を苦笑いさせたような怖いもの無しの顔が再び現れるのか。
今後更にビッグアーティストが加わりそうな予感もするP NATIONと共に要注目なのは間違いありませんが、個人的には是非とも憎まれっ子世に憚るくらいの勢いを見せつけて欲しいと思います。ただし、恋人は大切にするように。平々凡々な大人からのアドバイスです。

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