2月5日、MOMOLANDがCHROMANCEとのコラボシングル『Wrap Me In Plastic』をリリースしました。
![]() (모모랜드/モモランド) |
![]() ヘビン ナンシー |
MLD ENTERTAINMENT MOMOLAN(JP) |
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MOMOLANDのリリースは11月17日の3rdシングルアルバム『Ready Or Not』以来ということになります。
今回のコラボ相手であるCHROMANCEは世界的なミュージシャンというか、世界的な楽曲で知られるドイツ出身のEDMプロデューサーです。
CHROMANCE (クロマンス) |
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CHROMANCE |
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その世界的な楽曲というのが、今回MOMOLANDとコラボすることになった『Wrap Me In Plastic』です。
こちらがその原曲なのですが、様々なリミックスver.が存在することからも分かるとおり、あのTikTokでバズった曲といえば分かりやすいでしょうか。CHROMANCEの名や『Wrap Me In Plastic』というタイトルを知らなくても、聴いたことがある人は多いかもしれません。
MOMOLANDは2020年の6月にアメリカの世界3大エージェンシーICM Partnersと契約を締結し、10月にはグローバルエンターテイメント事業拡大のために、韓国のIT企業NHNとも業務提携を結んでいます。積極的に海外進出を目論んでいる最中であり、今回のコラボも、その一環として果たされたように思います。
EDM配信チャンネルのMarvellousからは、オフィシャル・ダンス・ビデオも公開されています。
最近は、BLACKPINKやチョンハ、BTSやMONSTA Xなど、Kポップ×海外大物アーティストのコラボというのが本当に珍しくなくなりました。例としてあげたアーティストは別ですが、それ以外の曲は、お互いの知名度ほどヒットしていないという印象です。ニュアンスで表現すると足し算にはなっているけど、相乗効果を生み出すほどの掛け算になっていないというのが私の感想です。
それはお互いのファン層や、“ホットな”アーティストという位置づけが微妙にズレているからとも言えますが、何よりそのコラボに商業的な打算が見え隠れしているからではないでしょうか。もちろんショウビズに生きる以上、アーティストとは言えセールスというものは最優先事項であることは明白です。それでもそれを感じさせるかどうかというのは、第一印象としてはすごく大事なように思います。あくまでアーティスト同士がお互いの音楽性に惚れ込んでいるという、ストーリーがフェイクでもあったほうが良いような気がします。
では、MOMOLAND×CHROMANCEの場合はどうなのかというと、逆に私は“打算的過ぎて”良いと思いますw
MOMOLANDの経歴や最近の流れを知っている方であれば、MOMOLANDがすでにKポップの正道から外れてしまったことは共感いただけるかと思います。半数近くのメンバーが離脱し、初期ヒット曲を超えることがないまま薄利多売のコラボを繰り返しているMOMOLANDをTWICEやGFRIEND、 OH MY GIRLなどかつてのライバルだった正統派と同列で語る人は最早いないことでしょう。特に韓国と日本においては。
だからこそのアメリカ進出なわけですが、そのコラボ相手がTikTokでバズったCHROMANCEっていうのが、なんとも軽くて良いじゃないですか。皮肉じゃなく、いい意味でプライドがない感じというか。
プラスチックに包まれた、安っぽい恋でも良いじゃないですか。
突き抜けてるんだから。かっこいいよMOMOLAND!