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【CHUNG HA】孤高の開拓者【Querencia】

2月15日、チョンハが待望の1stフルアルバム『Querencia』をリリース!そのタイトル曲である「Bicycle」のMVを公開しました!

チョンハ
(CHUNG HA / 청하)
韓:キム・チャンミ(김찬미)
英:アニー・キム(Annie Kim)
1996年2月9日(25歳)
ソウル特別市 東大門区 出身
161cm / 44kg / B型
世宗大学 実用舞踊学専攻(在学)
MNH
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1stフルアルバム『Querencia』は、最初のリードシングル「Stay Tonight」からは10ヶ月、アルバムリリースの予告からはおおよそ1年という長い年月をかけて製作された、まさに渾身と呼べるものです。

【CHUNG HA】カムバックの前のカムバック【X】

その間に何があったかということは、上記リンクから過去記事を参照いただければと思います。その間、私も多くの記事を書いてきましたが、それもこの日アルバムの話にだけ焦点を当てるためだったと言えます。

CHUNG HA
THE 1ST STUDIO ALBUM
「Querencia」

「Querencia(ケレンシア)」は、 スペイン語の概念で「欲望する」を意味するスペイン語の動詞「querer」に由来した言葉で「愛情」「愛するもの鳥の止まり木」「帰巣本能を成り立たせる」などの意味で使用されます。チョンハはこのアルバムで、様々なジャンルを行き来しながら複雑な感情の広がりを持って、自分の世界を完成させていくアーティストとしての世界観を構築しており、まさに多様なジャンルの21曲が収録されました。

アルバムはSIDE A~Dまでパートが分かれており、テーマに沿った四部のチャプターで構成されています。

SIDE A {NOBLE}

SIDE A {NOBLE}は、自転車のペダルを踏んで前に進む瞬間のときめきとエネルギーを表現したR&Bポップ-トラップサウンドのタイトル曲「Bicycle」、顔を隠す仮面舞踏会で、自分だとバレやしないかという緊張感とスリルを描いたラテンポップスタイル「Masquerade」、抑制されたミュートギターで構成されたボーカル曲「Flying on Faith」、大切な瞬間を逃さないことを願ったトロピカルを加えたアフロビート「Luce Sicut Stellae」で構成されています。

「NOBLE」は「高潔」「貴族」などを表す言葉で、華やかで煌びやかな世界に強く生きるポップスターであるチョンハそのものが表現されているものと思われます。またタイトル曲「Bicycle」はチョンハ自身が作詞に参加しており、これまでにほとんど見せてこなかったラップを披露しています。

SIDE B {SAVAGE}

SIDE B {SAVAGE}は、最初の先行公開曲Stay Tonight、世界的DJ兼プロデューサーR3HABとのコラボ曲Dream of You(with R3HAB)、重厚なベースラインとパーカッションが重なり、エレクトリックキーボードが特徴的な90年代ソウルフルハウス「짜증 나게 만들어(Bother Me)」、他人の顔色を窺わず自分がしたいように自分の将来に希望と喜びを着色していくことを歌ったニューオリンズビート「Chill해(Chill)」の4曲で構成されています。

「SAVAGE」は「獰猛」「野蛮」などを表す言葉で、「Stay Tonight」「Dream of You(with R3HAB)」などダンス曲が収録されていることからチョンハの踊りたい表現したいという本能的な部分を表しているものと思われます。

SIDE C {UNKNOWN}

SIDE C {UNKOWN}は、2番目の先行公開曲PLAY (feat. 창모)、プエルトリコのラッパーGUAYNAAが参加した「Demente(Feat. Guaynaa)」、R&BデュオoffonoffやDEANなどが所属するクルーClub Eskimoで活動するR&BシンガーColdeが参加した「Lemon(Feat. Colde)」、「どんな試練の闇が訪れても私はあなたと一緒にした記憶で明るく歩いていきます」という気持ちを込めたチョンハ初のペンソン「별하랑 (160504 + 170607)」の4曲で構成されています。

「UNKOWN」は「未知」「不明」などを表す言葉で、まだ見ぬチョンハの魅力が込められています。「별하랑 (160504 + 170607)」はBYULHARANG(ビョルハラン)というチョンハのファンダム名がそのままタイトルになっており、チョンハが初めて作詞と作曲の両方に参加した曲です。タイトルの数字はチョンハがデビューを飾った期間限定グループI.O.Iのデビュー日(2016年5月4日)と、チョンハがソロになってからのデビュー日(2017年6月7日)です。

SIDE D {PLEASURES}

最後のチャプターSIDE D {PLEASURES}は、1月19日に発売された最後の先行公開曲X、ペク・イェリンとCloudが楽曲提供した、夢幻的な雰囲気の「All Night Long」、所属事務所MNHが手がけるプロジェクト「New.Wav」の一環としてリリースされた솔직히 지친다 (Everybody Has/正直疲れる)、日々押し寄せる悩みや悲しみが、季節の変わり目のように癒しと幸せに変わる春を「comes and goes(行ったり来たり)」という歌詞にのせた爽やかなボーカル曲「Comes N Goes」、そして終わりと始まり、生命のサイクルを描いた「Querencia(Epilogue)」で締められます。

「PLEASURES」は「喜び」や「楽しさ」を意味しており、このアルバムを作成したチョンハが、これから歩む物語に対する期待感やワクワクする気持ちが込められているものと思われます。

チョンハはこのアルバムのオンラインショーケースにて「アルバムの発売は約1年8ヶ月ぶりで苦労なさった方々がとても多いんです。本当に長い道のりだっただけに、私も人間なので本当に1位になりたいとちょっとだけ思いました。でも、数日前から隔離されてからは私の周りには、ただありがたいことがたくさんあることに気付いたんです。それを見逃していました。それを感じただけでも自らこのアルバムが成功したと思っています。音楽ランキングでの成績が良くなくても、このアルバムを通じて得たものが多くて、すべての瞬間をファンの皆様と分かち合いたいです」「1年8ヶ月ぶりにカムバックするだけにエネルギーをたくさん込めて、良いステージをたくさんお見せします。皆さんが健康な状況で、うまく締めくくることを祈っています。ありがとうございます」と語っています。

タイトル曲「Bicycle」をチョンハは「『私の新しいチャプターを開くことを恐れない。私の道を歩む』という大胆でストレートな歌詞が込められた攻撃的な歌です」と紹介しています。

私は正直「Bicycle」があまり好みではありません。それは今までのタイトル曲やチョンハが打ち出してきたイメージと“強さ”が、かけ離れているからです。それでもビョルハランであるなら尚更『Querencia』を否定してはいけない気がします。

チョンハはKポップというシーンにおいて、特別な存在です。それは、ライバルらしいライバルがいないからです。

人気グループを経てソロとして活躍していると言えばソンミ、また同じく期間限定グループを経てソロデビューしたカン・ダニエルなども近しい存在と言えるでしょうか。しかし同年代で同性で知名度を鑑みるとSOMIぐらいですが、彼女は未だシングルを二枚しかリリースしていません。つまり同じような境遇の女性ソロシンガーは存在しないと言えます。

チョンハはアイドルではありますが、グループでない以上どうしても人気や、やれることの幅に限界があります。所属しているMNHも大型事務所とは言えません。だからこそアーティストとして進化していかなければなりません。「Bicycle」には前人未到の道を漕ぎ出したチョンハの活力と意気込みが込められている故に“強い”のです。

アルバム『Querencia』には、そんなチョンハが歩んできた血、汗、涙、骨が込められていおり、何度も聴き込むことでそれ以上の意味が見えてくることでしょう。

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