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【サイモン・ドミニク】ハッピーバースデー・トゥー・ミー【Party Forever】

誕生日、祝われたいですか?

私はノーテデンキューです。いや、別にそういった事を嫌悪しているとかではありません。ただ気恥ずかしいだけです。その日になるとLINEでメッセージをくれたり、わざわざプレゼントをくれる友達もいます。母ちゃんは必ず電話をくれます。もちろん有難いです。声を上げてやめてくれとも言いません。けれども未だかつて自分から「オレ今日誕生日なんだぜ」と言った事はありませんし、今後も言うつもりはありません。とはいえ、「自分から誕生日アピールとかマジかよ!」なんて思っていません。自分には出来ないというだけの話なのです。自分が誕生日を迎えても特にこれといって何も思わないし、どうでもいいじゃんと考えているというのもあります。なのでTwitterにも載せていません。おまけに推しの1人が私と同じ誕生日なので、そちらの方をお祝いしたいというのもあります。

しかし、自分の誕生日に自らお祝いするように音源をリリースした方がいらっしゃいます。

サイモン・ドミニク
(사이먼 도미닉/Simon Dominic)
チョン・ギソク(정기석/鄭基石)
1984年3月9日
大韓民国 🇰🇷  釜山直轄市東莱区久瑞洞(現釜山広域市金井区久瑞洞)
170.1cm/AB型
所属レーベル:AOMG
ニックネーム:サムディ、Simon D
Instagram / Twitter
SOUNDCLOUD / facebook

サイモン・ドミニクことサムディは、2019年にDingoのリアリティ番組「かけがえのないHIPHOP友達 DAMOIM」から生まれたユニット「DAMOIM」でチャートを賑わせ、昨年はCODE KUNSTやpH-1、果てはカン・ダニエルといった数多くのアーティストの楽曲にフィーチャリング参加をしていましたが、彼の誕生日である3月9日にリリースされたシングル「Party Forever」は「화기엄금(火気厳禁/No Open Flames)」以来1年半ぶりとなります。

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振り返れば2014年にAOMGに加入して以降のサムディは決して順風満帆という訳ではありませんでした。
2015年8月から約3年の間音源のリリースがなかったサムディは、当時AOMGの共同代表を務めていたジェイ・パークの働きっぷりと比較され、「일해라 정기석(仕事しろ、チョン・ギソク)」と揶揄され、責任やプレッシャーから2018年7月にCEOを辞任。
その直前となる6月には「2年間の苦悩を詰め込んだ」というフルアルバム「DARKROOM:roommates only」をリリースしており、2019年には先に挙げた「화기엄금(火気厳禁/No Open Flames)」から「DAMOIM」へと再び活発な活動に入るのです。

そんなサムディのInstagramは「DARKROOM:roommates only」がリリースされた時から投稿されていますが、2019年以降、特に「DAMOIM」が始まる前後から投稿数も含め彼自身が写った写真が増え、時にはセルフィーなんかも載せています。

 

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かつてサムディは完璧主義者と言われていました。完璧主義という言葉を辞書で引くと

物事に不十分な部分があることを許さず、不足や欠乏のない状態であることを求める考え方や性格などを指す表現。妥協を許さないさま、ほどほどの加減を知らないさま。

weblio辞書より

とあります。

しかしここ2年ほどの彼を見ていると、その完璧主義が良い意味で緩くなったのではないかと思います。
彼は2020年に掲載されたGQ KOREAのインタビューで「過去のラップスタイルと今とではどのように変わったと思いますか?」という質問に、「私は今が一番良いですね。そして一番上手だと思います」と答えています。その続きとなる「昔の自分のラップを最近再び聞いてみると新鮮に感じられる点もあるけれど、一方で手足が縮むほど恥ずかしい瞬間もあります。けれどもそのすべてが衝突して融合されて、今の私がいるのです」という言葉も含めた一連の受け答えから感じるのは自己肯定です。

おそらく今の彼は、完璧主義よりも、ほどほどの状態で“今という時間を楽しむこと”にシフトしたのではないでしょうか。

私は今回の「Party Forever」を聴いて、素直に「良いな」と思いました。それは単に「誕生日でめでたい」というよりも「この歳まで生きてきて偉いぞ。頑張ったな。そんなオレ、おめでとう」と言っているように感じたからです。

生まれたこと以上に、生きてきた自分を労う誕生日。「ご苦労、オレ」と褒めてあげる誕生日。必要かもしれません。なので次はひっそりと自分に向けて言おうかなと思います。

ハッピーバースデー・トゥーミー。

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