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【THE BOYZ】ローカライズ新時代【Breaking Dawn】

3月17日(水)、11人組ボーイズグループ・THE BOYZ (더보이즈/ドボイズ/ザ・ボーイズ)が日本で最初のフルアルバムとなる「Breaking Down」をリリースしました!


THE BOYZ
(더보이즈/ザ・ボーイズ)
キュー/チュ・ハンニョン/ケビン/ニュー
ジェイコブ/ヒョンジェ/サンヨン/エリック/ソヌ
ヨンフン/ジュヨン
所属事務所:Cre.ker Entertainment
レーベル
🇰🇷  :kakaoM/🇯🇵  Sony Music
ファンダム:THE B(더비/ザ・ビー)
HP 
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THE BOYZは2019年11月6日にJAPAN 1stミニアルバム「TATTOO」で日本デビューを果たしていますが、「Breaking Down」はそこからおよそ1年4ヶ月ぶりにリリースする日本オリジナル盤で、同名タイトル曲のMVは2月24日に先行公開されています。

【THE BOYZ】JAPAN 1stアルバムで刻んだもの【TATTOO】

いやー、しかし驚いた。
まずはアルバムにクレジットされている作家陣。前回の「TATTOO」でも多くの楽曲に携わったDaniel Kimを筆頭に、「少女時代/Lion Heart」や「TWICE/Heart Shaker」、「OH MY GIRL/비밀정원(秘密庭園)」などなどKポップファンにはお馴染みの楽曲を山ほど生み出してきたSean Michael Alexander、「fromis_9/LOVE BOMB」「TWICE/YES or YES」のDavid Amber、「MONSTA X/DRAMARAMA」「Red Velvet/음파음파 (Umpah Umpah)」のAndreas Obergといった面々が名を連ねています。

Sean Michael Alexander David Amber Andreas Oberg

上記3人の名前があるとほとんど脊髄反射的に「うおっ、すげー」となる私ですが、それだけKポップアイドルシーンにおいてはヒットメイカーと呼べる人たちが参加しているのです。

そんな豪華な作家陣を擁するアルバムですが、私はタイトル曲「Breaking Down」の歌詞に一番驚きました。内容うんぬんではなく、書かれている言語にです。

Dark night 위험해 다 가려져버린 나의 Universe
숨을 조여온 적막함에 차가워진 감정들에빛이 바랜 하늘 아래 버려진 듯 멈춰 서있어
마치 끝이 없는 미로처럼두려움이 번져와 폭풍처럼 몰려와 더는 견딜 수 없어
어둠이 익숙해지기 전에 난 답을 찾아내야 돼 지독한 꿈에서 깨어나Breaking dawn, I see 어둠을 가른 순간
Breaking dawn, Shining 멀리 한 줄기 빛을 따라
잃어버렸던 미랠 다시 마주한 순간
Breaking dawn, You and Me 우린 멈추지 않아Show me, You dare, We make it, I swear
까마득한 긴 어둠을 깨고 I want some more 빛을 향해 한발 다가가
난 우리의 새벽을 light up, check it yah안개를 걷어 fade in fog 한계를 벗어 now we go
우린 포기는 고민도 도움도 안 되니까 Breaking dawn
빛을 따라 가니 나온 another road 그곳을 향해서 난 never done아직 Never fade away 잠깐의 어둠일 뿐 짙은 밤을 밀어내
부서진 이 모든걸 돌려줘 마지막 조각을 맞춰 길고 길던 기다림 넘어

Breaking dawn, I see 어둠을 가른 순간
Breaking dawn, Shining 멀리 한 줄기 빛을 따라
잃어버렸던 미랠 다시 마주한 순간
Breaking dawn, You and Me 우린 멈추지 않아

Got it, I got it 계속 반복되는 매일
불안했던 어젤 딛고 달라지는 내일
언젠가 다시 빛날 순간들을 위해 Uh
넘어봐 Stop line 우리는 더 멀리 나아가

Oh 予告のない Nonfiction
Woo Yeah 戸惑いながら
紡いでゆくしかないだろう
照らしてる Shining star
君の祈りを
僕らの夜明けを

Breaking dawn
I see, 解き放て You can
Breaking dawn
Shining まっすぐ導かれ
色とりどり希望が咲く瞬間
Breaking dawn
You and me 輝ける未来

最後の1分弱、36小節だけが日本語歌詞なのです。新しい!
前回の「TATTOO」では最後の1フレーズ「君ならどうする?」だけが日本語でしたが、「それならもういっそのこと日本語なしでもよかったんじゃない?」と思っていたのです。
しかしこの「Breaking Down」のバランスよ。日本オリジナル楽曲としてこの手があったかと膝を打った次第です。これは多くの人たちも感じている事だとは思いますが、ダンスミュージックをメインとするKポップアイドルの楽曲に日本語を載せるとどこかベタっとする、なんかリズムがねぇ、というところがあります。
これについて、主題は異なりますがNICE73が日本語と韓国語における“リズムの違い”について解説してくれている(6分30秒〜)動画があるのでぜひそちらをご覧ください。

Kポップアイドルの日本オリジナル楽曲は、ローカライズによって「これをこのグループがやる意味ある?」というものも少なくありません。しかし「Breaking Down」は日本オリジナル楽曲としての意義を担保しつつ、しっかりKポップアイドルを観たい・聴きたい人の楽曲にも仕上がっているという事です。

日本デビューアルバムとなった「TATTOO」は、先にも触れましたがタイトル曲「TATTOO」の最後の歌詞「君ならどうする?」とTRACK.4の「Stupid Sorry」を除き全て韓国語(英語歌詞を含む)で構成されていました。
一方で全8曲が収録された今回のアルバムは、タイトル曲「Breaking Down」以外を紐解くと、TRACK.4「FLAG」とTRACK.5「Penalty」が日本語メイン、TRACK.7「HUSH」は英語メインに日本語を織り交ぜたもの、残りの4曲は韓国語をメインに構成されています。

私個人としましては、現時点におけるKポップアイドルの日本オリジナルアルバムとしてはこれが理想形なのではないかと考えています。「TATTOO」の時も感じましたが、THE BOYZは日本におけるこれまでのローカライズという固定観念をタイトル通り「Breaking Down=破壊・打破」したのではないでしょうか。

なによりBTSを筆頭に今や世界中でポップミュージックとして認知されたKポップを、日本人が聴きやすいようにとローカライズすること自体が古くなりつつあるのかもしれません。

日本オリジナル楽曲の新時代は、「Breaking Down」で幕を開けたように思います。

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