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【Mirani】成功か失敗か1つだけ選べ【pH-1】

2021年もあっという間に4ヶ月が経過しようとしています。
この4ヶ月であった最大の出来事と言えば、解散の決まっていたBrave Girlsが「Rollin’」でKポップ史に残るであろうチャート逆走を見せ、本人たちも予期せぬ大ブレイクを果たした事でしょう。
Brave Girlsはそれまでほとんど陽の目を見ることのなかったマイナーアイドルだった訳ですが、昨年放送されたヒップホップサバイバル番組・SHOW ME THE MONEYのシーズン9で、途中まで芳しくなかった評判を1曲で覆し、一躍脚光を浴びた1人のヒップホップアーティストがいました。

Mirani
(미란이/ミラニ)
キム・ユンジン(김윤진)
1996年5月14日
大韓民国 🇰🇷 ソウル特別市瑞草区
161.9cm/A型
所属レーベル:AREA
所属クルー:VAT Crew
Instagram / SOUNDCLOUD / YouTube / TikTok

Miraniは2020年4月24日に비스킷 사운드(Biscuit Sound)という会社を通じてシングル「명탐정(名探偵)」でインディーズアーティストとしてデビューし、その後半年の間に「ELEVEN」「Tic Tac!」という2枚のシングルもリリースしています。

そのMiraniは前記したように2020年10月から放送されたSHOW ME THE MONEY9(以下SMTM)に出場します。しかしEP.1・2ではリアクションで映ったのみで、EP.3でようやくパフォーマンスシーンが放送されたものの、あえなく脱落してしまうのです。その後、敗者復活戦で勝ち残り、JUSTHIS&GroovyRoomチームに加わりますが、3次予選では歌詞を忘れてしまうなど思うような評価を得るには至りませんでした。

そして続く4次の音源バトル。これはチーム内で3対3に分かれ、同じトラックと同じサビを用い、それ以外は各ラッパーが作り上げ対決するというミッションで、負けた方のグループから2人が脱落する事になっていました。
MiraniのグループにはSMTM8に出場し4次で脱落するものの後に優勝にも劣らないインパクトを残したと評価されグループのリーダーを努めるMUSHVENOM(머쉬베놈/モシベノム)、naflaとLoopyと共にMKIT RAIN(※naflaは現在ViXXのRAVIが設立したGROOVL1N所属)のメンバーであるOwenという3人。
しかし中間発表でMiraniの音程は不安定なまま、MUSHVENOMも歌詞を覚えていないという完全な準備不足からプロデューサーのGroovyRoom・フィミンには「このままでは負ける」とさえ言われてしまいます。悪いことは続くもので、なんとステージ収録前日、Owenが大麻使用容疑で番組を降板し2人体制になるという緊急事態に陥ります。フィミンはOwenのパートをカットしショートバージョンにする事を提案しますが、最終的にはMUSHVENOMが自ら2人分のパートをやると申し出てそのまま行くことに決定したものの、当日のリハーサルでももう1人のプロデューサー・JUSTHISから「もっと動線を考えた方がいい」など、不安要素を残したまま本番を迎えるのです。
先攻したもう一つのグループ、Khundi Panda(쿤디판다/クンディパンダ)・Munchman(먼치맨/モンチマン)・Kidd king(키드킹/キドゥキン)が完成されたパフォーマンスを見せたこともあり、ここで負ければ人気と実力でMUSHVENOMに劣るMiraniの敗色が濃厚だ、というところでドラマが生まれます。以下に2組のステージを公開順に載せますので、ぜひ続けてご覧ください。

直前で2人体制になるというのっぴきならない状況に加え、「言ったでしょ mom 出してやるってポチャ(屋台)/どん底の少女 母さんの酒瓶が私を作った」という自身の逆境が込められたMiraniのリリックと弾けるようなステージング、そして見事に2人分の役割を果たし、更には降板したOwenを思わせる馬の乗り物を登場させプロデューサー陣を沸かせたMUSHVENOMのアイデアとスキルがステージに全て昇華され、SMTM9レジェンド級といわれる評価を得て勝利を勝ち取ったのです。このステージはSMTM史に残る大逆転劇とも言われ、むしろそれまで否定的に見られていたMiraniに対する世論を一気に覆すことにも成功しました。
ちなみに彼女が歌い、大きな盛り上がりを見せる「Way up Way up I can’t take anymore 성공과 실패 중에 택1을 해라 너(成功と失敗のうち1つだけ選べお前)」という歌詞はMUSHVENOMが自分の曲に使う予定だったものだったそうですが、この辺りのエピソードも2人が1つになって全てを出し切り最高のものを見せるんだという気概が見えてとても好きです。

ステージがMirani本人の予想を遥かに上回る世間からの評価を得たことで「MiraniのVVSありがとうございましたダンス映像」という動画をアップしており、ここではステージで見せた奇妙で可愛らしいダンスを再び披露しています。

このステージが2人にもたらしたのはそれだけではありませんでした。「VVS:フルバージョン」「VVS:放送バージョン」という2つの動画は現在まで共に1000万再生をオーバーしており、このミッションで敗者となったKidd kingを除いたMirani・MUSHVENOM・Khundi Panda・Munchmanの4人にJUSTHISをフィーチャリングに迎えリリースされた音源はチャートを席巻。まずは11月21日の発売から4日後にMelOnの24Hitsチャートで1位を獲得。それまで1位の座にいたのはあの「BTS/Dynamite」だという事を考えれば、どれほどの勢いだったかお分かりになるでしょう。

結局「VVS」はMelOn月間チャートの12月と1月で1位、主要チャート10部門を制覇するPAK(パーフェクトオールキル)を達成、KOREAN HIPHOP AWARDS・2021では「今年のヒップホップトラック」を授賞などなど特大のヒットになりました。
各動画もMnet Official YouTube2020年の年間アクセス数1位(「VVS:フルバージョン)、2位(音源MV Ver)、6位(VVS:放送バージョン)という記録を残し、Miraniは最終的にセミファイナルで脱落するものの番組で大きな成長を遂げ、まさしく「成功と失敗のうち1つだけ選べ」という前者となったのです。
それを証明するようにSMST9終了後はGroovyRoomが新たに設立したレーベル・AREAに加入し、4月7日にシングル「Daisy」をリリースし、メジャーデビューを果たしています。
なお、その「Daisy」には本選1次コンテストで披露した「Achoo」にもフィーチャリングしていたH1GHR MUSICのpH-1 と再びタッグを組み、収録曲「Open Up」にはJUSTHISが参加しています。

Miraniはとても特異というか、自分を飾らない素朴さがありながら地味ではなく、ひたむきさを感じるけれど湿っぽくなく、誰にも負けないぞというような刺々しさはないけれどしっかり芯はあり、その屈託のない笑顔と無邪気なキャラクターは周りを一気に和ませ無防備にさせるような魅力を持っていると思っています。

そんな彼女は「Daisy」リリース前に「쇼미전 쇼미후 인터뷰(SMTM前、SMTM後インタビュー)」という動画を上げており、その変化について語っていますが、SMTM前のInstagramフォロワー数は1137人、SMTM後には19万2千人となり、最もLikeが付いた投稿も494から9万1千になった事を明かしています。その間わずか半年。Brave Girlsのごとく、人生何があるかわからないという事を身をもって感じているでしょう。

当ブログではデビュー時に取り上げたBiBiに対し「知っておいて絶対に損はない」と言い切っていましたが、彼女は今や本業の歌だけでなくバラエティ番組でIZ*ONE のイェナと共演するほど予想を遥かに上回る大活躍を繰り広げています。

私はMiraniに対してもBiBiを見た時と同じような感覚を抱いています。楽曲に関してはGroovyRoomが付いているのでなんの心配もいりませんし、なにより彼女のキャラはBiBi同様に多方面で活躍するポテンシャルを秘めていると断言して良いでしょう。

半年とは言いません。まぁ1年後にどうなっているか期待して下さい。もし言うほど知名度が上がらなかったらVVSダンスを撮って公開しますよ。予想が成功か失敗か。お楽しみに。

あ、あとMiraniはちょっとオマゴルのジホに似てると思う。デビュー直後くらいの。特に笑顔が。

 

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