ALL YOU NEED IS KPOP!

【NO:EL】ドラ息子世に憚る【21’S/S】

私が日々ネットを見るたびにゲンナリすること。それは匿名性を笠に来て誹謗中傷やマンスプレイニングを繰り返す輩たちが数多くいることです。ただおそらくそういった人たちの心理状態を想像するに、日常に没頭出来るような楽しみがない、或いは家庭や職場などでよっぽど肩身が狭かったりうだつが上がらない、もしくは極度のかまってちゃんだからなんだろうなぁと思います。要は過激な書き込みをする事で注目されたい、自分だって凄いんだ!と思わせたいという歪んだ承認欲求なのでしょう。見方によっては「可哀想になぁ」と思う事も出来ますが、迷惑系YouTuber然り、私はこの手の奴らが大嫌いです。それは能動的に、自ら率先してそういった姑息な手段を取っているからに他なりません。

その一方、また違う形で自ずと世間から注目を浴びてしまう人がいます。

NO:EL
(노엘/ノエル)
チャン・ヨンジュン(장용준/張龍峻/Jang Yongjun)
2000年5月30日
大韓民国 🇰🇷 釜山広域市沙上区周禮洞
174cm/O型
所属レーベル:Glitched Company
所属クルー:COZYBOYS、WYBH
Instagram / SOUNDCLOUD / YouTube

私が彼を知ったのは2018年にJUST MUSICのラッパー、ハン・ヨハンがリリースした「범퍼카(Bumper Car)」と「헬리콥터(Helicopter)」という楽曲にフィーチャリングしていた事がきっかけでした。

「범퍼카(Bumper Car)」1:21〜

ハン・ヨハンの作るヘヴィなサウンドに乗るNO:ELの攻撃的なラップ。超カッコいい!と一発でその名が私の中にインプットされ、色々音源を漁ってみるとアルバムにはGIRIBOYやLOCO、ウ・ウォンジェにSwingsなど錚々たる面々がフィーチャリングに参加していたのです。
よし、お気に入りのラッパーがまた1人増えたぞと思っていたのですが、彼にはちょっとした問題がありました。

元々彼は高等ラッパーに参加してその名を売ったとの事でしたが、過去にあった売春疑惑で番組を降板。それ以前にも飲酒や喫煙をしたりとちょくちょく問題行動があったのです。売春疑惑はともかく、飲酒や喫煙程度なら特別騒ぎ立てるほどの事でもありませんが、なんとNO:ELは現職国会議員の息子。見事なまでのドラ息子っぷりを発揮していたのです。

とはいえラップスキルは一級品で、ドラ息子というキャラも個人的には面白かったのですが、2019年に笑えない事件を引き起こします。

飲酒運転(ちなみに乗っていたのはベンツ)でバイクと接触事故。血中アルコール濃度は免許取り消しレベル。しかも事故当時、被害者に「父親は国家議員だ」と言ったかと思えば、事件を隠蔽しようと知人である男性が現場に現れ、自分が運転したと主張したり、おまけに母親が被害者に「見逃してほしい」と何度も連絡するなど家族ぐるみで大騒ぎだったのです。
結局は被害者と示談が成立し、刑事事件としては昨年6月に懲役1年6ヶ月に執行猶予2年、40時間のコンプライアンス運転講義受講で決着、同年9月には当時所属していたIndigo Musicを脱退しています。

そんなNO:ELが4月15日に自主レーベル・Glitched Companyを設立し、活動再開を宣言しました。

 

この投稿をInstagramで見る

 

GLITCHED OFFICIAL(@glitched_company)がシェアした投稿

4月29日にはミニアルバム「21’S/S」をリリースし、アルバムから冒頭に貼った「Ride or die & yangAHchi 양아치:Short Film」と「MG」のMV、「Ride or die:Live Clip」が公開されています。

と思ったらアルバムリリース前日の28日、今度は暴行の疑いで検察に送致というニュースが飛び込んできました。

これはNO:ELが知人と歩いていたところ、停まっていた車のサイドミラーにNO:ELの腕があたり口論に発展したというものです。事件当時の事が記録された映像が公開されていますが、当時NO:ELは泥酔状態で、暴行を受けたと主張する被害者側は金銭を要求しています。私が見た限り、彼はせいぜい相手に触れた程度で、何より相手側はそれがNO:ELだと分かった時点で必要以上にからんでいるようにも見えます。とはいえ、警察はNO:ELとその知人を在宅起訴意見で検察に送致しているので、公開された映像以外にそう判断する材料があったのかもしれません。

なんにせよ復帰早々「相変わらずだなぁ」という感じではありますが、彼のパーソナルな部分は重度の親バカが大いに影響しているともいえ、国会議員の息子で金持ちでヤンチャなラッパーというところは否が応でも注目を集めてしまう側面もあるでしょう。先日の暴行疑惑もそれに起因しているような気がします。

ただやはり私はどこか彼を可愛らしいと思ってしまうところがあります。それはおそらく彼が率先して悪しき話題を振りまこうと行動しているわけではないと感じるからです。言ってみればドラマ・ヴィンチェンゾにおけるチャン・ハンソです。
もちろん彼の行動で迷惑を被っている人もいるのは確かでしょうし、飲酒運転での接触事故は最悪です。ただその代償はしっかり払ったはずなので、今後は犯罪を起こさない程度に愛すべき馬鹿としてのドラ息子っぷりを維持していて欲しいと思っています。

最新情報をチェックしよう!