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【赤頬思春期】変わりゆく中で生まれるもの【Butterfly Effect】

10月26日(火)、“赤頬ちゃん”こと赤頬思春期がデジタルシングル「Butterfly Effect」で1年ぶりにカムバしました!

赤頬思春期
本国名:볼빨간사춘기(ポルパルガンサチュンギ)
英語名:Bolbbalgan4/BOL4
メンバー:アン・ジヨン
所属事務所:SHOFAR MUSIC
レーベル
🇰🇷:kakaoM / 🇯🇵:KING RECORDS
ファンダム:LoBoly(러볼리/ロボリー)
🇰🇷
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🇯🇵
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そうです。前回の1stシングル「Filmlet」(タイトル曲「Dancing Cartoon」」)から1年ぶりなのです。

【赤頬思春期】短編映画の仕掛け【Filmlet】

赤頬ちゃんは2016年のデビュー以降おおよそ年2〜3作のペースで音源をリリース(OSTや日本盤などを除く)してきたので、ここまで期間が空くのは初です。その理由としては「Filmlet」リリース直後に「不安症状が悪化」した事が原因となっています。

私個人としては、このニュースを目にした時、当然残念という気持ちはありながら「やはりそうなったか」という感想でした。
というのも、まず昨年の4月にギター&コーラスを担当していたジユンが脱退した事が挙げられます。これについては不仲説など色々と噂されており、ジユン脱退後にも2人はインスタのストーリーでそれぞれの気持ちを明かしていますが、どちらがどうという事ではなく、少なくともジヨンにはこの事が大きく精神的に響いたように思います。
ジヨンが作詞・作曲をした「나의 사춘기에게(私の思春期へ)」という曲を聴いてもその一端が垣間見えるのですが、おそらく彼女は元々自分自身にも、生きていかなければならない世間との間にも隔たりのようなものがあり、その気持ちを歌によって昇華する事でバランスを取っていたように感じます。

以前私は赤頬思春期のコンサートを観た事があります。座席は運よく最前列だったので眼前に2人がいた訳ですが、そこでジヨンは終始明るく振る舞っていながらも、ふとしたときに見せるその眼差しに、彼女の中にある“孤独”のようなものを感じたのです。もちろんこれは私個人が勝手にそう思っただけではありますが、彼女が生み出す歌の世界観と照らし合わせてみると、あながち的外れな事でもないような気がします。

ジヨンはジユン脱退後から僅か1ヶ月後の5月、まるで1人でやって行かなければならない不安を自ら活動を開始する事で払拭するかのように6thミニアルバム「사춘기집Ⅱ 꽃 본 나비(思春期集2 花を見た蝶)」(先行リリースされた「나비와 고양이(Leo)feat. ベッキョン(EXO)」と「품(Hug)」のダブルタイトル曲)をリリースします。

【赤頬思春期】悲しみのあとには、熱き抱擁を【Hug】

更に7月からはYouTubeで「안지영 [안녕, 안졍]」というチャンネルを立ち上げ毎週金曜日に動画をアップするようになるのです。
先に述べた彼女に対する私の認識を元にすると、「사춘기집Ⅱ 꽃 본 나비(思春期集2 花を見た蝶)」からこのYouTubeでの活動はキャパ以上のオーバーワークのようにも感じていたので、10月16日に投稿された「안지영 [안녕, 안졍]」の動画から約1ヶ月後となる11月4日の「Filmlet」リリース後1週間で活動休止を発表した事にさほど驚きがなかったというのは以上のような流れがあったからです。

その活動休止から10ヶ月後の彼女の誕生日には公式ファンコミュニティを通じて「皆さんのもとに戻ろうと努力していますので、どうか心配しないでください。たくさんの方々が支えてくれたおかげで、また日常に戻りつつあります」という近況を伝え、今回の「Butterfly Effect」へと至ります。

今回、彼女の体調を考慮して事務所側からは放送活動は行わないことが発表されていますが、「Butterfly Effect」は「나비효과(Butterfly Effect)」と「너는 내 세상이었어(君は僕の世界だった)」のダブルタイトル曲になっており、2曲とも同日にMVが、11月2日には「나비효과(Butterfly Effect)」のSpecial Clipが公開されています。

赤頬ちゃんはこれまでIUやCrush、少女時代のテヨンたちと並び音源強者として有名な存在で、1年もの空白期間をおいた今回もBugs!のリアルタイムチャートで1位を取っています。
これまでなら音源をリリースすればチャートを席巻する事が常でしたが、その観点で見ればやや寂しい成績とも言えます。ただ、今になるとその世間の期待自体がもしかしたら彼女にとって負担になっていた部分があるのかもしれないとも思います。

ジヨンは近況を発表した中でこんなコメントも残しています。

この間、どうやって再び前に進もうかと考えていましたが、Vanilla Acousticのバニラマンのアドバイスで2つの選択肢を得ることができました。これからの目標値のために熱心に作業するか、結果と関係なく自分がやりたい音楽を長く続けるか。どちらもいいですが、私は少し疲れていたし、今はゆっくり休みながら良い音楽を長く作った方がより価値があると思いました。結果を完全に気にしないわけではないです。自然に受け入れる自信もないですが、私のためにそうしなければと思いました。

今回のタイトルにもなっている「Butterfly Effect」とは、米国の気象学者ローレンツが1972年に行った「ブラジルでの蝶のはばたきがテキサスに竜巻を引き起こすか」という講演の演題に由来した、「力学系の状態にわずかな変化を与えると、そのわずかな変化が無かった場合とは、その後の系の状態が大きく異なってしまうという現象」の事です。

デビューから4年間絶えず走り続け、音源強者となって多くの期待を背負う中で訪れた1年という休息。その時間によって生まれた変化が、彼女が望む「自分がやりたい音楽を長く続ける」事に繋がれば、それが赤頬思春期というアーティストにとって、そしてアン・ジヨンという個人にとってより良い大きな変化となるはずです。
彼女が楽しんで音楽を続けてくれること。それが私も含めた多くの人にとって最も大切な事のように思います。

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