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【MOONBYUL】アイドルを超越してしまったビョリ【6equence】

1月19日、MAMAMOO(ママムー/마마무)ムンビョルが、3rdミニアルバム『6equence』をリリースし、タイトル曲「LUNATIC」のMVを公開しました。

ムンビョル
(문별 / MOONBYUL)
ムン・ビョリ(문별이)
1992年12月22日(29歳)
大韓民国 🇰🇷 京畿道 富川市 中区 出身
165cm/45kg/B型
遠美高校(卒業)
ラップ/パフォーマンス
RBW
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【MOONBYUL】センス溢れるアブセンス【Absence】

3rdミニアルバム『6equence』は、2020年2月14日にリリースされた2ndミニアルバム『Dark Side of the Moon』(タイトル曲「Eclipse」)および、そのリパッケージアルバムで5月29日にリリースされた『門OON:Repackage』(タイトル曲「不在 (Absence)」)以来となるカムバックです。

『Dark Side of the Moon』からは約2年ぶりとなるソロアルバムですが、今回はミニアルバムとは思えないほど、とてつもなく豪華な内容となりました。

COMEBACK SCHEDULE

楽曲それぞれのクオリティ自体もそうですが、タイトル曲「LUNATIC」が公開される前にも2つのリードシングルが公開されました。

火蓋を切ったのは2021年12月13日で、ヒップホップサバイバル番組Mnet『SHOW ME THE MONEY』シーズン9で一躍脚光を浴びたフィメールラッパーMiraniをフィーチャリングに迎えた「G999 (Feat. 미란이)」です。ラップのみならずボーカルパートにもチャレンジしたMiraniもムンビョル同様作詞に参加し、RBW所属のパク・ヒョンギュ(VROMANCE)も作詞・作曲に携わっています。

二人が披露したのはニュートロ(NEW RETRO)コンセプトのオールドスクールで、ノスタルジックでありながらも楽しげな雰囲気は、ムンビョルのソロデビュー曲で親友のスルギ(Red Velvet)を迎えた「SELFISH」を彷彿とさせる、2つの意味で懐かしいものとなりました。Reaction@YouTube

兎にも角に、も軽快で楽しい曲で幕を開けたこのアルバム『6equence』が素晴らしいものになると予感させるものとなりました。

リードシングルの第2弾は12月30日にリリースされた「頭からつま先まで(머리에서 발끝까지/Shutdown)(Feat. 미란이)」で、TOMMOROW X TOGETHER「0X1=LOVESONG (I Know I Love You)」などにも参加したことで話題のソロシンガーSeoriをフィーチャリングに迎えました。恋人との愛が最高潮に届いた夜、Shutdownになる直前までの瞬間を描いたR&Bで、「G999 (Feat. 미란이)」とは真逆のアプローチとなりました。

Miraniもそうですが、今K-POP界で共演が望まれる二人を招いたことで、『6equence』の本気度、そして来るべきタイトル曲への期待度はいやが応にも増したことは言うまでもありません。

아이키(HOOK) 안무 참여!💪 문별(마마무) 루나틱 퍼포먼스🌙⭐ | MOONBYUL_LUNATIC | 스페셜클립 | Special Clip | Performance | 4K

タイトル曲「LUNATIC」は、両思いで始まった恋がだんだん一人で乗っているシーソーのように一方に傾いてしまう瞬間、自らコントロールできないほどに倦怠期を迎えた恋人の心情を表現したです。自身が向けた愛に気付き、気分の浮き沈みに合わせてほしいと相手を怒りながら突き放すが、また姿が見えなくなると再び執着して哀願する。そんな自分勝手な恋を、ムンビョルだけのクールな魅力で表現しました。

 

メランコリックな歌詞とは対照的に激しく軽快なダンスパフォーマンスが魅力的な「LUNATIC」ですが、大人気ダンスバラエティMnet『ストリートウーマンファイター』で準優勝を果たしたAIKI率いるダンスクルーHOOKが振り付けを担当しており、MVやステージパフォーマンスにもバックダンサーとして参加しています。

楽曲はRBWの作曲陣イ・サンホ、ソ・ヨンベ、イ・フサン、ミンキ、イム・サンヒョクなどお馴染みのメンツに加え、作曲家集団MonoTreeのInner childなどが参加しています。

タイトル曲の3つだけでも、もう十分すぎるほどのクオリティですが、イントロの「Intro:SYNOPSIS」、ラストトラック「LUNATIC(Engish.ver)」以外の2曲も、なんとパフォーマンス動画が公開されています。

[Special] 문별 (Moon Byul) – ‘너만 들었으면 좋겠다 (For Me)’ Live Clip 

“君だけ聞いてほしい”と言う意味の「너만 들었으면 좋겠다 (For Me)」は寂しさを感じるギターの音色が特徴的なミディアムテンポのR&Bで、上記のライブ・パフォーマンスでギターを弾いているのはRBW所属のボーイズバンドONEWEのギタリスト・カンヒョンです。

[Special] 문별 (Moon Byul) – ‘내가 뭘 어쩌겠니? (ddu ddu ddu)’ Live Clip 

“私は何をするの?”を意味する「내가 뭘 어쩌겠니? (ddu ddu ddu)」は、残った未練に対してこれは愛なのかと自問する気持ちを止まない雨に例えた別れの曲で、ミディアムテンポのロックバラードとムンビョルのボーカリストとしての才能を最も感じられる作品となっています。

2つのリードシングルとタイトル曲、そして2つのパフォーマンスビデオと豪華なゲストと盛りだくさんすぎる内容でアーティスト・ムンビョルのオールマイティな力量を遺憾なく発揮した『6equence』は“シーケンス(sequence)”を表しており、“連続”“順序”を意味しています。

“6”は英語ver.の被りを除くアルバム収録の6曲のことを指します。シーケンスはシーン同様、映画で多用される用語で、多彩なジャンルで織り成される6つのシーンに例え、アルバム自体を一つの映画として表現しています。冒頭にあるCOMEBACK SCHEDULEにもMovie Scheduleと記載があるのは、それを意味しています。

ムンビョルは、これまでも2つのミニアルバムをリリースし、そのどちらもグループに所属した状態のスピンオフ的なソロ作品としては素晴らしい力作でした。それは他の人気アイドルと比べても遜色ないものでしたが、『6equence』は、そのクオリティが飛び抜けています。単純なソロ・アーティストとしてもここまでのミニアルバムは滅多にお目に掻かれません。

ご存じムンビョルは『Dark Side of the Moon』『6equence』の間にデビュー7年目を迎え、所属事務所RBWと再契約の話がありました。結果としてムンビョルは再契約を果たし、MAMAMOOの活動は2023年12月までとなりました。

そして、ファッション誌「Singles」のグラビアインタビューでは「30歳をきっかけに仕事を見る目が変わった。アイドルという職業において最後を考えたことは一度もなかったけれど、今は最後を考えたりする」と答えました。

MAMAMOOというグループは終わりを迎えます。そしてムンビョルは『6equence』を通じて、アイドル以外の生き方を心に決めたんだと思います。

そして覚悟を持って、このクオリティ。

ムンビョルはソロ・アーティストとして新たな扉を開けたと言えるでしょう。

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