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【Apink】ApinkがApinkであるために【私だけ分かればいい】

4月19日、Apinkがデビュー11周年を迎えたスペシャルシングル『나만 알면 돼 (I want you to be happy/私だけ分かればいい)』をリリース、そのMVを公開しました。

Apink
(エイピンク/에이핑크)
ユン・ボミオ・ハヨンチョン・ウンジキム・ナムジュパク・チョロン
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2011年4月19日にデビューしたISTエンターテイメント所属のApinkは、2022年にデビュー11周年を迎えた超ベテランとも言えるガールズグループです。

K-POPのアイドルはファンの間では常識的に知られていますが、デビューから7年契約を結ぶため、8年目以降の動向が非常に注目されます。かなりの人気グループであってもメンバーが離脱したり、グループが解体になったりと大抵は何かしらの変化が起きます。

Apinkはそんな中、7年目を越えてもメンバーの離脱がなく継続的に活動できている非常に珍しいグループでした。7年目を越えてからは、今回のように4月19日にデビュー記念を祝うシングルと年1回のカムバックという(メンバーの個人活動が忙しいため)落ち着いた活動ペースとなっていましたが、それでもセールス記録を塗り替え続けるなど順風満帆な印象でした。

【Apink】すべてがApinkのように【Thank you】

【Apink】12年目のForever【Dilemma】

デビュー10周年(11年目)を迎えた年も、4月19日にスペシャルシングル『고마워 (Thank you)』、2022年2月にスペシャルアルバム『HORN』(タイトル曲「Dilemma」)でカムバックと例年通りの活動となりました。

しかしながら『고마워 (Thank you)』と『HORN』の間に、一つの大きな変化が訪れました。それはメンバーのビジュアルでセンターでもあったソン・ナウンのYGエンターテイメントへの移籍です。

当初はファンミーティングに参加するなど事務所が異なることの障壁を感じさせない活動を見せてくれていましたが、グループの肝となる『HORN』のカムバックに参加することができませんでした。

それでもPANDA(Apinkのファンダム)は「今回はたまたまスケジュールの調整がつかなかっただけ」「Apinkならきっと大丈夫」という思いがあったはずです。それにはデビュー7周年を大きく越えても、定期的に活動し続けてきたApinkに対する信頼のようなものがあったと思います。

しかしながら、その願いは叶わず11周年を迎える直前4月8日にソン・ナウンの脱退が発表されてしまいました。

側から見れば、事務所を移籍したことが大いなる予兆であり、既定路線のように写っているでしょうが、PANDAにとってはやはり「信じられない」というのが正直なところでしょう。Apinkのメンバーそれぞれは韓国芸能界でそれなりの地位を確立しており、はっきり言ってApinkに依存する必要がありません。それでもApinkを離れないでいたのは、グループに対する特別な想い入れがあるから、というのもその気持ちを裏付けていたと思います。

Apink11周年のスペシャルシングル『나만 알면 돼 (I want you to be happy/私だけ分かればいい)』のリリースは3月22日に発表されており、ナウン脱退の公式発表よりは前ですが、それが5人体制のApinkとしてリリースされるものとして準備されていたかは不明です。

ただ、これまでのアニバーサリーソングではあったティザーがほとんどなかったことは緊急性を感じますし、これまでのアニバーサリーソングではメンバーの誰か一人が作詞に参加していたのが、メンバー全員での共同作詞になっていることは、5人のApinkとなってしまった気持ちをPANDAに伝えなければならないという意思が感じられます。

나만 알면 돼
(I want you to be happy/私だけ分かればいい)

作詞:パク・チョロンユン・ボミチョン・ウンジ
キム・ナムジュオ・ハヨン
作曲:KZ/キム・テヨン/DINT
編曲:KZ/キム・テヨン


여리게 피어있던 잎이 봄비에 흔들려도
か弱く咲いていた葉が春風に揺れても

아프게 피워낸 잎들은 마치 기적 같은 걸
痛く咲き出した葉は まるで奇跡のよう

끝없이 달려왔던 시간이
果てしなく駆けてきた時間が

차가웠던 바람에 또 무너지고
冷たかった風にまた揺れて

한 번 더 버텨내도 내 맘처럼 쉽질 않아
もう一度耐えて 思うほど簡単じゃない

나만 알면 돼 나 홀로 흘린 눈물은
私だけ分かればいい 私一人で流した涙は

삼킨 감정은 널 만나기 전
飲み込んだ感情は あなたに出会う前

천천히 조금씩 사라져
ゆっくり少しずつ消えて

항상 네 앞에선 언제나
いつもあなたの前ではいつも

웃고 싶은 걸 난 no matter you want
笑いたいから 私は no matter you want

흔들리지 않고 피는 꽃이라는 건 없잖아
揺れないで咲く花なんてないでしょう

흐르는 시간 속에 우리 영원할 거라는 믿음
流れる時間の中で私達は永遠だという信念

무너져도 날 보며 일어나줘 Baby
崩れても私を見て起き上がってほしい Baby

내 어깨에 잠시 기대도 돼
私の肩に少し寄りかかってもいいよ

너와 난 매일 또 다른 시작인걸
あなたと私は毎日また違うスタートなんだ

끝없는 결말이 남아있을 뿐이야
果てしない結末が残っているだけだよ

나 이제 약속할게 영원히 놓지 않을게
私もう約束するよ 永遠に離さないよ

나만 알면 돼 나 홀로 흘린 눈물은
私だけ分かればいい 私一人で流した涙は

삼킨 감정은 널 만나기 전
飲み込んだ感情はあなたに出会う前

천천히 조금씩 사라져
ゆっくり少しずつ消えて

항상 네 앞에선 언제나
いつもあなたの前ではいつも

웃고 싶은 걸 난 no matter you want
笑いたいから 私は no matter you want

흔들리지 않고 피는 꽃이라는 건 없잖아
揺れないで咲く花なんてないでしょう

내가 널 기억할게 어두워진 순간
私があなたを覚えているよ 暗くなった瞬間

우리란 이름으로 있을 거야
私達という名前でいるはずだから

마음에 파도가 밀려와도
心に波が押し寄せてきても

뜨거웠던 날 분홍빛처럼
暑かった日 ピンクの光のように

멈추지 않아 너와 나 이 길
止まらないよ あなたと私 この道

언제나 함께 이 시간 속에
いつも一緒にこの時間の中で

나만 알면 돼 어둠이 내린 시간은
私だけ分かればいい 暗闇が降った時間は

삼킨 감정은 널 만나기 전
飲み込んだ感情はあなたに出会う前

천천히 조금씩 사라져
ゆっくり少しずつ消えて

항상 네 앞에선 언제나
いつもあなたの前ではいつも

웃고 싶은 걸 난 no matter you want
笑いたいから 私は

흔들리지 않고 한 번 더 일어나 볼게
揺さぶられずもう一回立ち上がってみるよ

나를 믿어줘
私を信じてほしい

변치 않을게 지금 이 자리에 있을게
変わらないよ 今この場所にいるよ

시간 만이 만들 수 있는
時間だけが作ることが出来る

너무 닮은 우리 no matter we want
とても似ている私達 no matter we want

닳고 헤진 만큼 너무도 소중한 걸 나에겐
すれ違った分 あまりにも大切なの 私には

행복해야 돼 넌
幸せにならないと あなたは


歌詞はおそらく自分で作詞した箇所を歌っているものと思われ、内容を読むにつけナウンがいなくなってしまったことの焦燥感や寂しさ、そして5人と一人が描くそれぞれの未来への希望が綴られているような印象です。

曲名でもあり、チョロンが作詞したサビの“나만 알면 돼(私だけ分かればいい)”という言葉は、ナウンの脱退に対してあれやこれや邪推や中傷をする人に対する気持ちで、Apinkの絆や関係性は、PANDAを含めメンバーである私(たち)だけがわかっていれば良いと訴えてるのでしょう。

またApinkのYouTube公式チャンネルにはレコーディングのメイキング動画がアップされており、ナウンのことについて言及しているわけではありませんが、レコーディング風景とともに、歌詞に込めた思いが語られています。

もう一つ、ナウンとApinkの名誉のために付け加えておくのなら、ナウンは自分の活躍の場である女優業を優先させるために、そのジャンルに強いYGエンターテイメントに移籍しました。ただそれは、Apinkとして活動する以外の時間を充実させるための決断で、事実移籍当初はApinkのカムバック予定期間には仕事を入れなかったそうです。

ただ、最近のK-POPスキャンダルの主流でもある“学生時代のいじめ告発”にチョロンが直面したため(現在は解決済み)、カムバック期間を延長せざるを得なくなりました。

ナウンはカムバック予定期間以外に入れていた仕事の予定とバッティングすることになり、直接的なクライアントではないISTエンターテイメントとしても調整は難しく、カムバック活動に参加できないという事態に陥りました。

他事務所に移籍するということの難しさが改めて証明されたわけではありますが、それはチョロンもしくはナウンのせいである、ということではありません。

ナウンの脱退と5人体制になることが発表された際「メンバー6人全員と両社の関係者が直接会って、グループ活動全般についてお互いの意見を交わし、熟慮を重ねた結果、このような決定を下すことになった」とし「慎重に、そして苦心の末に下した結論であるだけに、弊社はお互いを配慮する道を選んだメンバーの意見を尊重し、今後の活動を応援するつもりだ」と加えられました。

ナウンとメンバーは、今後もこういうこと(カムバック活動に参加できない)が起きるかもしれない、年に一度の活動しかないのにApinkとしてそれはどうなんだろう、PANDAにとってそれでいいのか、ということを中心に議論されたはずです。

11年という、Apinkとしてかけがえのない時間を歩んできた6人にとって、尻窄んでいくような印象を与えたり、メンバー間の不仲を想起させるような体勢、状態で活動していくことに引け目を感じたのではないでしょうか。

適当なまま、曖昧なままではいられないというのが、Apinkというグループに対するリスペクト、PANDAに対する誠意からくるメンバーの総意なのかなと私は受け取っています。メンバーが一人減ってしまったことは、デビューから変わらずに居れたApinkという存在意義を変えてしまいました。それでもここで解体という道を選ばなかったのは、Apinkとして1年に一度はカムバックを果たし、PANDAとの愛を育むという、グループとして継続していくための苦渋の決断だったと信じています。

アイドルという儚い存在を追う身として、Apinkは常に希望であり続けてくれています。その勇姿を12年目も見守り続けます。

 

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